2025年の大阪万博誘致をPR
南海電鉄が、2025年の大阪万博誘致をPRするラッピング列車の運行を開始。2018年2月26日(月)には、その一番列車の出発に合わせて出発式を行いました。
運行を開始したラッピング列車「空港特急 ラピート万博誘致号」(2018年2月26日、伊原 薫撮影)。
大阪では1970(昭和45)年以来55年ぶり、日本国内としても2005(平成17)年の愛知万博から20年ぶりの開催を目指している、2025年の大阪万博。2018年11月に開催地が決定されるのを前に、誘致活動は盛り上がりを見せています。
そんななか、誘致委員会のオフィシャルパートナーであり、関西の空の窓口・関西空港と大阪・なんばを結ぶ南海電鉄では、そのイメージリーダーカーである50000系「空港特急ラピート」にラッピングを実施することになりました。
この日の出発式には、2025日本万国博覧会誘致委員会の会長代行を務める大阪府の松井一郎知事や、南海電鉄の遠北光彦(あちきた・てるひこ)取締役社長兼CEOらが出席。松井知事は「『ラピート』のラッピングは、万博誘致に向けて官民一体で盛り上がっていることが一目で分かる。昨年、大阪を訪れた外国人観光客は1111万人を数えたが、それらの人たちに大阪府民や関西全体で盛り上がっていることを伝えていきたい」、遠北社長兼CEOは「誘致キャンペーンロゴのカラーに合わせたグラデーションで、世界各国の人とモノが集い、輝くエネルギーを表現した。関西国際空港の開港から四半世紀にわたって活躍し、根強い人気を誇る『ラピート』で、多くの人たちにPRしていきたい」と話しました。
車体の2025年万博誘致ロゴ(2018年2月26日、伊原 薫撮影)。
「空港特急 ラピート万博誘致号」出発式の様子(2018年2月26日、伊原 薫撮影)。
さらに出発式では、アイドルグループ「NMB48」の植村 梓さん、日下このみさん、谷川愛梨さんが応援に駆け付け、「海外の人に、“天下の台所”といわれるほど豊かな大阪の食を知ってもらったり、大阪弁を覚えてもらったりと、大阪の魅力を知ってほしい」と、その思いを語りました。
関係者によるテープカットの後、午前11時35分に難波駅の清井昭彦駅長とNMB48メンバーの出発合図で「空港特急 ラピート万博誘致号」は出発。隣のホームには南海電鉄の社員も駆け付け、多くの人がその様子を見守りました。「空港特急 ラピート万博誘致号」は2018年11月まで、他の「ラピート」編成と共通で使われる予定です。