初乗りは150円から200円に改定
富山県の高岡市と射水市を走る第三セクター鉄道の万葉線は2018年7月20日(金)、国土交通省北陸信越運輸局に対し、旅客運賃の変更届出・報告を行ったと発表しました。
万葉線は高岡駅~越ノ潟間12.9kmを結んでいる(2015年4月、草町義和撮影)。
10月2日(火)から、普通旅客運賃を平均16.4%値上げします。具体的には、現在、150円、200円、250円、300円、350円の運賃を、200円、250円、300円、350円、400円に改定。ただし現行200円区間の一部は運賃を据え置きます。定期旅客運賃(通勤、通学)も平均14.7%値上げします。
値上げの理由として、沿線人口の減少や車両、施設の老朽化対策が今後も続くと予想され、さらに電気料金や運転士の欠員補充などの経費増も見込まれるためといいます。
同社の営業収支は、2017年度は過去最大の1億3099万円の赤字でしたが、今回の値上げによって、2018年度~2021年度の4年間平均で、赤字幅を年間8961万円に圧縮できるとしています。