十三駅方面の「なにわ筋連絡線」も調査・検討へ
大阪府と大阪市、JR西日本、南海電鉄、阪急電鉄の5者は2017年5月23日(火)、大阪市中心部を南北に貫く鉄道路線「なにわ筋線」の計画概要を発表しました。
JR大阪駅の北側(うめきた)に位置しJR梅田貨物線と接続する「北梅田」駅から南海本線の新今宮駅までを結び、途中には「中之島」「西本町」「南海新難波」(いずれも仮称)の3駅が設置されます。
また、「西本町」から分岐してJR関西本線のJR難波駅までを結ぶルートも計画されています。
「なにわ筋線」の計画概要(画像:大阪市)。
総事業費は概算で約3300億円。大阪府などが出資する第三セクターが建設主体となり、南海電鉄とJR西日本が線路など設備の利用料を支払う「上下分離方式」が採用されます。開業目標は2031年春です。
なお、「北梅田」以北で、阪急電鉄の十三駅方面へ分岐する「なにわ筋連絡線」についても、整備に向けて調査・検討が進められます。