485系の特急「ひたち」をイメージ
JR東日本水戸支社は2018年10月19日(金)、車両の外観デザインを国鉄特急色に変更したE653系電車を2019年春ごろから運行すると発表しました。
485系特急「ひたち」の塗装イメージを施したE653系のイメージ(画像:JR東日本水戸支社)。
E653系は、1997(平成9)年10月から2013(平成25)年3月まで、常磐線の特急「フレッシュひたち」として使われていました。その後、E657系電車の導入に伴い、E653系は新潟~秋田間などを走る羽越本線の特急「いなほ」などとして営業運転をしています。
JR東日本水戸支社によると、今回、同支社管内に戻ってくるE653系の外観デザインは、かつて常磐線の特急「ひたち」などに使われていた485系電車をイメージしたとのこと。485系は国鉄時代に造られた特急形電車で、かつて外観は赤とクリームをまとっていました。同支社は、E653系の今回のデザインコンセプトについて「新しさとノスタルジーを兼ね備えた地元の方々に愛されるデザインとしました」と説明しています。
水戸支社管内に戻ってくるE653系は7両1編成で、1号車はグリーン車に改造されます。2019年春ごろには臨時列車として営業運転を開始する予定です。
【写真】「国鉄特急色」の485系電車
特急「いなほ」として走る国鉄特急色の485系電車(1982年ころ、草町義和撮影)。
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