「ドライブ・アシスト・ライト」を追加
NEXCO中日本名古屋支社は2017年9月13日(水)、東名阪道上り(名古屋方面)の亀山JCT~四日市IC間で行っている渋滞対策により、昨年と比べ渋滞回数が約2割、渋滞時間が約3割それぞれ減少したと発表しました。
この区間は交通量が多く、午後の時間帯を中心に渋滞が頻発。そこで並行する新名神高速が開通するまでの暫定的な対策として、現在の道路幅は変えずに車線や路肩の幅を狭めて、車線数を2車線から3車線へ増やす取り組みが行われています。
NEXCO中日本によると、今年の7月14日(金)から8月13日(日)までの1か月は、昨年同時期と比較して、交通量は1%増の4万7900台(1日あたり平均)でしたが、渋滞回数は約2割減の82回に。渋滞時間は約3割減の224時間になったとしています。
暫定3車線の運用状況(上)と、「ドライブ・アシスト・ライト」の点灯イメージ(画像:NEXCO中日本)。
なお、さらなる渋滞緩和策として、上り鈴鹿IC前後の約4km区間において、国内では初めてとする動的な対策「ドライブ・アシスト・ライト」の運用を9月13日(水)から開始。ドライバーがLEDライトの光の流れを追うことで、クルマの流れをスムーズにさせようとするもので、光の流れる速度は混雑状況に応じて変わります。渋滞の末尾では前方への注意を促すため、点滅します。
「ドライブ・アシスト・ライト」のイメージ(画像:NEXCO中日本)。
NEXCO中日本は「車両全体が一定の速度で走行することにより、速度低下の抑制や速度の回復を促すもので、一層の渋滞緩和が見込まれます」としています。