野田線・六実~逆井間は複線化工事を継続
東武鉄道は2018年4月27日(金)、今年度における設備投資計画を発表。鉄道事業において総額360億円の設備投資を行います。
20000系電車のリニューアル後イメージ(画像:東武鉄道)。
車両は、東京メトロ日比谷線直通用の70000系電車が新たに6編成(42両)増備されます。2019年度までに計22編成(154両)の導入が計画されており、これにより現行の20000系電車はすべて70000系に置き換わります。
20000系はワンマン化工事や内外装リニューアルが行われ、新たな車両として2018年夏をめどに、日光線の南栗橋駅以北や宇都宮線でデビューする予定です。
東武アーバンパークライン(野田線)は、引き続き六実~逆井間約3.9kmの複線化工事を推進。2018年度は軌道移設工事などが計画されています。2019年度末の複線化完成後は、船橋~運河間で急行列車の運転が開始される予定です。
会員登録不要の特急券予約サイトも計画
東武スカイツリーライン(伊勢崎線)の竹ノ塚駅付近高架化は、2018年度に仮上り緩行線の切り替えと撤去工事を実施予定。2021年度の踏切除却を目指して事業が推進されます。このほか、東武スカイツリーラインのとうきょうスカイツリー~曳舟間、東武アーバンパークラインの清水公園~梅郷間でも高架化事業が推進されます。
複線化の工事が進む六実~逆井間(画像:東武鉄道)。
竹ノ塚駅付近高架化の工事状況(画像:東武鉄道)。
工事中の高柳駅(画像:東武鉄道)。
駅では、東武アーバンパークラインの高柳駅と日光線の幸手駅で、2018年度に橋上駅舎の使用を開始予定。また、日光線の東武日光駅、佐野線の佐野市駅、東上本線の下板橋駅、中板橋駅、ときわ台駅、下赤塚駅、若葉駅の駅舎がリニューアルされます。東武スカイツリーラインの北千住駅は、商業施設と一体となったリニューアル工事が引き続き進められます。
ホームドアは、2018年度は東上本線の池袋駅1~3番線、朝霞駅3・4番線の整備が完了予定。また、新たに東武スカイツリーラインの北千住駅(3階)、新越谷駅、北越谷駅で整備に着手されます。
このほか、特急券購入の利便性向上策として、2018年度は、会員登録不要でウェブサイト上からクレジットカード決済で特急券を購入できるシステムを新たに構築。日本語に加え英語にも対応し、訪日外国人のニーズに対応します。
【写真】増備が続く日比谷線直通用の70000系
2018年度は6編成(42両)が増備される70000系電車(画像:東武鉄道)。