区間便をつなげて江津~三次間の直通列車に
JR西日本米子支社は2017年12月15日(金)、廃止を控えた三江線で、江津~三次間の直通列車を新たに設定すると発表しました。
三江線は島根県の日本海側にある江津駅と、広島県内陸部の三次駅を結ぶ、全長108.1kmの路線です。2018年3月31日(土)の全線廃止が決定しており、その前に乗っておこうと、現在は個人や団体の乗客で混雑することもあるといいます。
2018年3月31日に廃止されるJR三江線(画像:photolibrary)。
JR西日本米子支社によると、2018年3月17日(土)のダイヤ改正で三江線の運転時刻も変更。上りの三次10時02分発・石見川本行きの普通列車に利用が集中していることから、そのあとの三次14時11分発(口羽行き)と、浜原17時08分発(江津行き)の区間便2本をつないで、三次14時11分発・江津行きの直通列車を設定します。
下りも、江津12時34分発(浜原行き)と口羽15時17分発(三次行き)の区間便2本をつないで、江津12時34分発・三次行きの直通列車を設定します。
これにより、三江線の江津~三次間を乗り通せる列車は、現在の3往復から4往復に増加(途中で乗り継ぎを要する行程を含む)。JR西日本米子支社は「江津~三次間の全線乗車できるチャンスが広がります」としています。