cat_8_issue_oa-trafficnews oa-trafficnews_0_656acb86d21a_500系「エヴァ新幹線」5月に運行終了 京都鉄博で特別展も 656acb86d21a 0

500系「エヴァ新幹線」5月に運行終了 京都鉄博で特別展も

新大阪~博多間で運行中

 JR西日本は2018年1月19日(金)、山陽新幹線を走る500系の「500 TYPE EVA」について、5月13日(日)に運行を終了すると発表しました。

 現在は、上り博多6時40分発新大阪行き「こだま730号」と、下り新大阪11時29分発博多行き「こだま741号」の時刻で運行中。2本とも毎日走っている定期列車ですが、一部の日で「500 TYPE EVA」の編成が使われています。

山陽新幹線を走る500系「500 TYPE EVA」のイメージ(画像:JR西日本)。

「500 TYPE EVA」は山陽新幹線の全線開業40周年と、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のテレビ放送開始20周年を記念し、2015年11月から同線で運行が始まりました。

 車両デザインは、『エヴァ』のメカニックデザイナーである山下いくとさんが担当し、監督の庵野秀明さんが監修。外観はもちろん、車内も、エヴァの実物大コックピットなどが設置された1号車の「500 TYPE EVA 展示・体験ルーム」や、2号車の「特別内装車」などにより、新幹線に乗りながら『エヴァ』の世界観を楽しめます。

「500 TYPE EVA展」開催


 運行終了を控え、京都鉄道博物館(京都市下京区)では、特別展「500 TYPE EVA展」を開催。「500 TYPE EVA」プロジェクトの紹介をはじめ、海洋堂のフィギュア展示、山下いくとさんによる「500 TYPE EVA」原画の展示などが予定されています。

 期間は2月9日(金)から5月6日(日)まで。JR西日本と京都鉄道博物館は「特別展も、実際のご乗車も、どちらもお楽しみください」としています。

【写真】碇司令に見つめられる2号車「特別内装車」

2号車「特別内装車」では、碇司令が現れる日よけも(2015年10月、恵 知仁撮影)。

外部リンク

cat_8_issue_oa-trafficnews oa-trafficnews_0_6898604c585e_バイク=「単車」のナゾ 車輪ふたつなのになぜ? 6898604c585e 0

バイク=「単車」のナゾ 車輪ふたつなのになぜ?

「単車」は「バイク単体」を指す?

 バイクは「単車」と呼ばれることがあります。辞書類でも、「単車」の意味は「オートバイ・スクーターなど、原動機つきの二輪車」(三省堂『大辞林』より)などとされています。

側車(サイドカー)付きバイクのイメージ。「単車」という言葉の由来は、側車が関係しているという(画像:写真AC)。

 車輪はふたつなのに、なぜ「単車」なのでしょうか。モータージャーナリストの伊丹孝裕さんに聞きました。

――バイクはなぜ、いつごろから「単車」と呼ばれているのでしょうか?

 言葉が生まれた時期としては第二次大戦前後です。このころはサイドカー、つまり「側車」付きのバイクが一般的で、これに対しバイク単体で成立していたものを「単車」と呼んだといわれています。ただし、諸説あります。

――ほかにはどのような説があるのでしょうか?

 そのころはバイクのエンジン形式にバリエーションがなかったこともあり、単気筒エンジン(シリンダーがひとつだけのエンジン)の「単」であるとする説、また、「タンタン……」という、高回転しない当時のエンジン音に由来するという説もあります。ただ、さすがに後者は信ぴょう性が薄いとは思います。

※ ※ ※

「単車」は半世紀以上も前に生まれた言葉ではありますが、伊丹さんによると現在でも50代半ば以上の世代では一般的に使われている印象で、「古さ」はあまり感じないといいます。一方、全国でバイクのイベントを主催する日本二輪車普及安全協会(東京都豊島区)にも話を聞いたところ、「(『単車』は)久しぶりに聞きました。やはり『バイク』や『オートバイ』が一般的ではないでしょうか」とのこと。若い世代のあいだでは、あまり使われなくなっているのかもしれません。

「エンジン音に由来」説、別の言葉に

「単車」の「単」がエンジン音に由来するという説もあるようですが、そのような言葉はほかにもあります。

 ホンダ、ヤマハ、スズキという国内大手3社の発祥地であり、市の主要産業としてバイクの歴史を紹介している静岡県浜松市の産業振興課によると「当地域ではバイクが『ポンポン』と呼ばれることがあります」といいます。

「戦後まもなく、本田宗一郎さんが自転車に補助エンジンを取り付けて走らせたことが、ホンダにおけるバイク産業の始まりといえますが、このような補助エンジンの『ポンポン』という音に由来する呼称です。現在もおもに70代以上でバイクを『ポンポン』と呼ぶことがあるほか、市内では『ポンポン』の呼称を冠したバイクのイベントも開催されています」(浜松市産業振興課)

 ちなみに、本田宗一郎さんが作った補助エンジン付き自転車は、やはりそのエンジン音から『バタバタ』とも呼ばれます。このようにバイクの黎明期には「単車」を含む様々な言葉が生まれ、一部は現在も引き継がれているようです。

【写真】バイクのことを「ポンポン」とも その由来は…?

1947年発売のホンダA型(通称「バタバタ」)。こうした補助エンジン付きバイクのエンジン音に由来し、浜松ではバイクを「ポンポン」と呼ぶこともある(画像:ホンダ)。

外部リンク

cat_8_issue_oa-trafficnews oa-trafficnews_0_7ffb8a7fade6_長~い編成の列車、1位は? 私鉄は意外な「伏兵」も 7ffb8a7fade6 0

長~い編成の列車、1位は? 私鉄は意外な「伏兵」も

数のJR東日本、長さのJR東海・JR西日本

 鉄道は基本的にレールにガイドされて走るため、自動車のように自由で臨機応変な進路変更はできません。しかし車両を何両もつなげることにより、少ない乗務員で大量輸送が可能となります。日本の新幹線や通勤電車は現在、何両編成まであるのでしょうか。

 新幹線で車両がもっともたくさん連結されている列車は、東北新幹線を走る「はやぶさ」+「こまち」、「やまびこ」+「つばさ」などの17両編成です。これに東海道・山陽新幹線「のぞみ」「ひかり」や上越新幹線「Maxたにがわ」などの16両編成が続きます。

両数では「はやぶさ」+「こまち」17両編成などに次ぐ2位だが、編成長では「鼻の差」で新幹線1位となった東海道・山陽新幹線のN700系16両編成(児山 計撮影)。

 ただし、秋田新幹線「こまち」や山形新幹線「つばさ」に使われるE6系、E3系は、東海道・山陽・九州新幹線や東北・北海道・上越・北陸新幹線を走る通常の新幹線車両に比べて、全長が5mほど短いミニ新幹線の車両です。そのため、両数ではなく編成の長さで比べると、東海道・山陽新幹線の16両編成と順位が逆転します。

 たとえば「はやぶさ」用のE5系・H5系は10両で253m、「こまち」用のE6系は7両で148.65mですから、合計17両の編成長は約401.65mです。一方、東海道・山陽新幹線のN700系16両編成は中間車14両が25m、先頭車がノーズの関係で少し長く27.35mあり、合計404.7m。つまり3mほどの長さで、N700系がまさに「鼻の差」で上回ります。

 新幹線では、編成両数ではJR東日本、編成長ではJR東海・JR西日本とトップを分け合う形になりました。

JR在来線の長編成は首都圏の独壇場


 JRの在来線定期旅客列車では首都圏の編成が長く、特急列車では東京~伊豆急下田・修善寺間の「踊り子」号や、普通列車では東海道本線、東北本線(宇都宮線)、高崎線、総武本線、常磐線などの15両編成が最長です。

常磐線快速の15両編成。グリーン車が連結されていない写真の編成では、乗降扉は片側だけで60か所にもなる(児山 計撮影)。

 ただしこれは旅客列車に限っての話で、貨物列車であれば東京と大阪を結ぶM250系電車「スーパーレールカーゴ」は16両編成、機関車けん引だとコンテナ車を20両以上連結している列車もあります。

私鉄は意外なところが両数トップ

 私鉄も、やはり大きな輸送力を必要とする大都市の事業者が長編成の列車を走らせています。関東の大手私鉄では京成電鉄が最大8両ですが、ほかは京急電鉄の12両、小田急電鉄「ロマンスカー」の11両(7000形「LSE」)を筆頭に、10両編成の列車を多数運行しています。また、関西では近鉄が、関東の主流である20m級車両より少し長い21m級車両で10両編成を組んで走らせています。

 編成の長さを比べると、京急電鉄の車両は1両あたり18mで、12両編成の場合、その長さは約216m。近鉄の21m級10両の場合は約207mですので、全長、編成両数とも京急の「二冠」となりそうですが、ここで思わぬ伏兵が現れます。

 それは富山県の山中を走る黒部峡谷鉄道。元は黒部川の電源開発のために敷設された資材運搬用の鉄道ですが、現在は、シーズンともなれば観光客で大いににぎわい、ピーク時には単線にもかかわらず1時間に宇奈月発片道3本のトロッコ列車(黒部峡谷鉄道は「トロッコ電車」と案内)が運行されるほどの路線です。

 そんな背景から列車の編成も長く、けん引の機関車を除いてもなんと最大13両編成。京急電鉄を1両上回るのです。もっとも、客車の長さは1両あたり7m~7.4mと短く、13両つないでも100mほどにしかなりません。

 鉄道車両は使用目的や、ホームの長さなどインフラの制約によって、路線や事業者で大きさに違いが出てきます。したがって、たくさんつながっているからといって必ずしも全長も長いとは限らないのです。

【写真】私鉄の編成両数、もっとも多いのは…?

黒部峡谷鉄道のトロッコ列車は客車が最大13両と、編成両数は大手私鉄顔負け(児山 計撮影)。

外部リンク

cat_8_issue_oa-trafficnews oa-trafficnews_0_a8e33f7b5d09_道路上の「静かに」看板のナゾ 見かけたらどうすれば? a8e33f7b5d09 0

道路上の「静かに」看板のナゾ 見かけたらどうすれば?

設置箇所にはある特徴が

 一般道や高速道路上で、「静かに」と書かれた看板を見かけることがあります。

道路上に設置された「静かに」の看板。写真はイメージ(画像:pixta)。

 たとえば首都高では3号渋谷線やC2中央環状線の一部区間などに設置されていますが、走行中にこれを見かけた場合、何をどうすればよいのでしょうか。首都高速道路に設置の意図を聞きました。

――「静かに」の看板を見たら、どのようにすればよいのでしょうか?

 急発進や急減速、警笛を不要に鳴らすことなどを控えていただき、赤ちゃんも安心できる道路環境づくりにご協力をお願いします。

――どのような場所に設置されているのでしょうか?

 医療施設や学校が集中するなどし、騒音に関するご意見が過去に多く寄せられた箇所です。騒音に関する環境基準は満たしていますが、ドライバーの皆様に静かな走行をお願いするために設置しています。

そもそも道路標識なの?

 首都高の「静かに」看板は、眠っている子どもと、月や星などの絵が描かれていますが、ほかの道路では場所によって図柄が微妙に異なり、様式は一定ではないようです。そもそもこれは「道路標識」なのでしょうか。国土交通省道路局に聞きました。

――「静かに」はそもそも道路標識なのでしょうか?

 道路標識について定めた標識令(道路標識、区画線及び道路標示に関する命令)には記載がなく、法定の道路標識ではありません。ただし、この法令の前身である1960(昭和35)年以前の旧「道路標識令」には、「指導標識」のひとつとして「静かに」がありました。

 旧道路標識令では道路標識の分類が「案内」「警戒」「禁止」「指示」「指導」の5つとされていましたが、現行法令の施行にあたり、これが「案内」「警戒」「規制」「指示」の4分類に組み替えられました。旧「指導」標識はその多くが規制標識、一部は指示標識に変更されています。しかし、このとき「静かに」は、「車馬通行区分」などとともに、ほかへ組み替えられることなく廃止されています。

――現在「静かに」はどのような場所に設置されているのでしょうか?

 道路管理者が必要に応じて設置しているもので、これといったルールはありません。暴走族対策のひとつとしているケースもあるようです。

※ ※ ※

 廃止された「静かに」の道路標識が、そもそもどのような場面を想定していたのかは、国土交通省道路局によると、いまとなっては同局にも警察にも資料が残っておらず不明だそうです。

 ちなみに、旧道路標識令の指導標識には、たとえば「速度制限」や「重量制限」、「警笛鳴らせ」などがありました。これらは現在、規制標識に分類されています。デザインも現在のものと異なり、白地を基調とした四角い縦長の長方形に、青で文字や図柄が描かれたものでした。道路標識の多くが現行のデザインに改められたのは、1963(昭和38)年のことです。

【画像】旧「静かに」のイメージ

旧「指導標識」のひとつだった「静かに」標識のイメージ(乗りものニュース編集部作成)。

外部リンク

cat_8_issue_oa-trafficnews oa-trafficnews_0_0838a033a81b_青い"けいきゅんxマハエ号"運行 沖縄のイラスト掲出 京急 0838a033a81b 0

青い"けいきゅんxマハエ号"運行 沖縄のイラスト掲出 京急

車内一面に沖縄情報が書かれたポスター掲載

 京急電鉄や沖縄県、沖縄観光コンベンションビューローが2018年1月22日(月)から2月28日(水)まで、「京急×沖縄フェア2018」を開催します。今年で6回目。フェア期間中は「京急×沖縄フェア2018」特別仕様にラッピングを施した「けいきゅん×マハエ号」が運行されます。詳細は次のとおりです。

特別仕様にラッピングを施した「けいきゅん×マハエ号」のイメージ(画像:京急電鉄)。

・「けいきゅん×マハエ号」は、羽田空港の空をイメージした青い車体の600形電車で、外装には沖縄の方言や沖縄ならではのイラストを掲出。運行期間は2月25日(日)まで。

・沖縄観光親善使節の「花笠マハエ」ちゃんと「マハ朗」くん、沖縄仕様の京急電鉄マスコットキャラクター「けいきゅん」が旅行者をお出迎え。

・車内一面に食や文化、自然、観光地など、沖縄の情報を紹介したポスターを掲載。

・フェア期間中は、京急百貨店や羽田空港国内線ターミナル、ウィング上大岡でさまざまなイベントを開催。

・アンケートに答えると、沖縄旅行や沖縄関連賞品が抽選で44人に当たる「京急に乗って沖縄へGO!プレゼントキャンペーン」を実施。

 京急電鉄は「都心と羽田空港をつなぐ京急電鉄が、お客さまと沖縄をつなぎ、更なる沖縄への誘客を図り、京急グループ全体で沖縄を盛り上げます」としています。

【画像】「京急×沖縄フェア2018」のキャラクターたち

「京急×沖縄フェア2018」のキャラクターたち(画像:京急電鉄)。

外部リンク

cat_8_issue_oa-trafficnews oa-trafficnews_0_60831b66f031_AIRDO、新千歳空港のカウンターを一新 混雑緩和とUD追求 60831b66f031 0

AIRDO、新千歳空港のカウンターを一新 混雑緩和とUD追求

カウンターの幅を3倍以上に拡大

 新千歳空港のAIRDOカウンターが2018年1月17日(水)、リニューアルオープンしました。詳細は次のとおりです。

自動チェックイン機も増設した新千歳空港カウンターのイメージ(画像:AIRDO)。

・イレギュラー時の混雑を緩和するため、カウンターの幅を3.6mから13mに、窓口を4ブースから8ブースに拡大。自動チェックイン機も増設。そのほかに、モニターの増設、翻訳機能などを備えたiPadを設置。

・子どもや子連れの利用者が落ち着いて利用できるよう、高さの低いカウンターを新たに設置。サービス介助士や北海道観光マスター、北海道フードマイスターといった資格を持つ空港係員らがサービスを提供。

・すべての利用者にとって分かりやすい空港カウンターを目指すため、ピクトグラム(視覚記号)を使って、ユニバーサルデザインを実現。

【画像】ピクトグラムを使ったカウンター

ピクトグラムを使った新千歳空港カウンターのイメージ(画像:AIRDO)。

外部リンク

cat_8_issue_oa-trafficnews oa-trafficnews_0_dbb2c96cb3bf_"N-BOX SLASH"マイナーモデルチェンジ カラー充実 ホンダ dbb2c96cb3bf 0

"N-BOX SLASH"マイナーモデルチェンジ カラー充実 ホンダ

インテリアカラーパッケージ、ボディカラーに新色

 ホンダは2018年1月18日(木)、軽乗用車「N-BOX SLASH(エヌボックス スラッシュ)」をマイナーモデルチェンジし、19日(金)に発売すると発表しました。

 インテリアカラーパッケージに、新色の「ダーク スタイル(ブラック)」を追加。従来の「ダイナー スタイル(レッド)」「トレッキング スタイル(グリーン)」「グライド スタイル(ホワイト)」「セッション スタイル(ブラウン)」と合わせて5種類から選択できます。また、ベースグレード「ブライトロッド スタイル」は、シート色などがモカに変更されています。

マイナーモデルチェンジした「N-BOX SLASH」のイメージ(画像:ホンダ)。

 また、ボディカラーは、新色として「プラチナホワイト・パール」「プレミアムアガットブラウン・パール」「サンセットオレンジII」、既存色の新たな組み合わせとして2トーン「クリスタルブラック・パール&レッド」を追加するなどして、モノトーン全7色、2トーン全10色に拡充されています。

 エンジンは「660cc DOHC」または「660cc DOHCターボ」、トランスミッションはCVT(ターボモデルは+パドルシフト)、駆動方式はFFまたは4WDです。消費税込みメーカー希望小売価格は135万9720円から。国内、月間の販売計画台数は500台です。

外部リンク

cat_8_issue_oa-trafficnews oa-trafficnews_0_b1496c97c4fb_ホノルル、バンコク線増便 国内線に新機材 JAL18年度計画 b1496c97c4fb 0

ホノルル、バンコク線増便 国内線に新機材 JAL18年度計画

徳之島~沖永良部~那覇線を開設

 2018年1月18日(木)、JAL(日本航空)グループが2018年度の路線便数計画を発表しました。

 国際線は、関西~ホノルル線と成田~バンコク線の増便を2019年3月まで延長し、旺盛な需要に対応します。また、日露間のビザ発給要件緩和に伴う需要の増加に対応して、昨年度と同様、成田~モスクワ線を増便。2018年7月~10月には毎日運航します。

 羽田~バンコク線は8月以降、「JAL SKY SUITE」仕様のボーイング777-200ER型機に統一し、機内の快適性向上を図ります。成田~ホノルル線も夏の高需要期に「JAL SKY SUITE」仕様の777-300ER型機を投入し、ファーストクラスサービスを設定します。

JALグループが2018年度の路線便数計画を発表。写真はイメージ(2017年2月、恵 知仁撮影)。

 国内線は、羽田~新千歳線で一部期間に増便。また、伊丹発着路線を中心に、「クラスJ」や無料ビデオプログラムサービスを提供するエンブラエル190型機の運航路線・便数が拡大します。昨年度から導入されている新機材ATR42-600型機の運航路線を鹿児島発着路線中心に拡大し、那覇発着路線にはボーイング737-800型機の投入を順次進め「JAL SKY NEXT」サービスを拡充します。さらに、新規路線として徳之島~沖永良部~那覇線を7月に開設し、奄美群島5島と那覇を結びます。

 一方、伊丹~福岡線、伊丹~出雲線、中部~新千歳線は減便。奄美大島~沖永良部線と沖永良部~与論線は休止です。

外部リンク

cat_8_issue_oa-trafficnews oa-trafficnews_0_f90aa64b52ce_2017年訪日クルーズ旅客数が253.3万人に 過去最高 f90aa64b52ce 0

2017年訪日クルーズ旅客数が253.3万人に 過去最高

寄港回数3年連続2位は長崎港

 国土交通省は2018年1月16日(火)、訪日クルーズ旅客数(2017年1月~12月)の調査結果を発表しました。

国土交通省は「2020年に訪日クルーズ旅客数500万人」などの実現を目指す(画像:photolibrary)。

 訪日クルーズ旅客数は前年比27.2%増の253.3万人、クルーズ船の寄港回数は前年比37.1%増の2765回(外国船社2014回、日本船社751回)で、いずれも過去最高を記録しました。

 クルーズ船は、寄港地を中心に一度に多くの観光客が訪れ、グルメ、ショッピングなど地域での消費が生まれることから、地方創生に寄与するとされています。

 クルーズ船の寄港回数を港湾別に見ると、第1位が博多港326回、第2位が長崎港267回、第3位が那覇港224回で、博多港と長崎港は3年連続でそれぞれ1位、2位でした。

 国土交通省は「『訪日クルーズ旅客を2020年に500万人』の実現に向け、今後も引き続きクルーズ振興に取り組んでまいります」としています。

外部リンク

cat_8_issue_oa-trafficnews oa-trafficnews_0_6b845ca67a6a_トヨタ「e-パレット」、社会通念揺るがすポテンシャルとは 6b845ca67a6a 0

トヨタ「e-パレット」、社会通念揺るがすポテンシャルとは

大風呂敷にあらず、トヨタが新型EVのコンセプトを発表

 新年早々、1月7日(月)から12日(金)にかけて、アメリカのラスベガスで「CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)2018」が開催されました。いわゆる家電の展示会ですが、最近は自動運転技術関係なども最先端のエレクトロニクス技術を扱うということで、自動車メーカーやサプライヤーも競うように数多く参加するようになっています。

「CES2018」のプレスカンファレンスにて。登壇したトヨタの豊田章男社長と、次世代EV「e-パレット・コンセプト」(2018年1月、鈴木ケンイチ撮影)。

 そんな「CES2018」の最大の話題は停電でしょう。砂漠の街であるラスベガスに2日間も大雨が降ったため、雨漏りするホテルや展示会場が多数発生。さらに電気施設が雨にやられて、展示会場のホールが停電に。私(鈴木ケンイチ:モータージャーナリスト)もプレスルームに荷物を置いて、なにげなく様子を見に外へ出たら、ホールがロックアウトされて戻れなくなるというトラブルに見舞われました。ちなみに停電もロックアウトも2時間ほどで解消されましたが、最先端の家電ショーで停電とは、まさに珍事でした。

 一方、自動車関連で最も注目すべきものはトヨタの「e-パレット・コンセプト」。これは簡単に言ってしまえば、自動運転機能を備えた箱型のEV(電気自動車)です。

用途に応じ、さまざまな仕様にカスタマイズが可能な点もセールスポイントのひとつ(2018年1月、鈴木ケンイチ撮影)。

 何がすごいかといえば、まず、そのコンセプトです。ただのガソリン自動車の代替品としてのEVではありません。「MaaS」と呼ばれる新しい考えのクルマです。「MaaS」は、「Mobility-as-a-Service」の略で、「サービスとしてのモビリティ」や「モビリティのサービス化」を意味します。乗り物を売るのではなく、移動をサービスとして売る。所有するのではなく利用するのです。

夢物語ではない、「e-パレット」が描くモビリティ社会の姿

 具体的に「e-パレット・コンセプト」は、タクシーのように人を送迎するだけでなく、無人での配達や、移動店舗、移動オフィス、移動ホテルのように、さまざまな用途に使うことができ、基本的には個人向けではなく商用がメインとなります。低床・箱型で、全長4mから7mの、3サイズのモデルをラインアップ。「CES2018」で公開されたのは、全長4800×全幅2000×全高2250mmのものでした。

 純粋なEVですが、マツダのロータリー・エンジンを発電機に使ったレンジエクステンダー仕様も存在するとか。レンジエクステンダー付きであれば、航続距離も相当に伸ばすことができます。また、マツダのロータリー・エンジンは、ガソリンではなく水素を燃料にして回すこともできますので、燃料を水素にすれば、さらにクリーンなモビリティとすることも可能です。

自動運転の実際のところは、車両制御情報などを開示することで、開発会社において各自が開発可能としている(画像:トヨタ)。

 そして、もうひとつ驚くべきは、すでに「e-パレット・コンセプト」を利用するパートナーが決まっていることです。パートナーは、アマゾン、ピザハット、ウーバ(Uber)、ディディチューシン(Didi Chuxing)、それにマツダです。アマゾンとピザハットであれば、デリバリーでの利用でしょう。また、ウーバとディディチューシンは、世界的なライドシェアの会社ですから、こちらで利用するなら人の送迎となります。

「e-パレット・コンセプト」を活用したビジネスの仕組み(画:トヨタ)。

 コンセプトだけであれば、いくらでも大きな夢を語ることができますが、「e-パレット・コンセプト」は、すでにパートナーも確定済み。現実化を前提にした、ニュービジネスの発表だったのです。

売りものは「クルマ」から「移動」へ?

 思い返してみればトヨタは、昨年秋の「東京モーターショー2017」で「すべての人に移動の自由を」と、ライドシェアなどに積極的な姿勢を見せました。昨年9月にはデンソーおよびマツダと組んで電気自動車を開発する会社を設立。12月にはパナソニックと車載用電池事業の協業の検討を発表。同じ12月には、新たなモビリティサービスの創造提供を行うトヨタモビリティサービス株式会社も設立。矢継ぎ早の動きの最後のピースとして登場したのが、「e-パレット・コンセプト」というわけです。

用途にあわせた3サイズの「e-パレット」が街中を縦横無尽に走るイメージ。一部機能は2020年に実用化するという(画像:トヨタ)。

 トヨタは、こうしたサービスを2020年代前半にアメリカをはじめ、さまざまな地域でスタートさせたいといいます。また、2020年の東京オリンピックには、一部機能を搭載した車両も登場させるとアナウンスしています。

移動・輸送手段としてはもちろん、飲食店舗やホテルなど、様々な用途を見込む(画像:トヨタ)。

 世界各地で無人EVによる、新サービスがスタートすれば、世の中のクルマに対する見方にも変化が生まれることでしょう。呼べば自動で自分のもとに走ってきて、目的地まで送ってくれる。この新サービスが、便利で簡単で低コストであれば、当然、多くの人が利用するようになります。また、ライバルもトヨタの独占を許すわけもありませんから、競合するサービスが登場するはず。競争があれば、進化も進み、さらに便利に低コストになります。そうなれば、クルマは「所有するもの」ではなく、「利用するもの」という考えが広まる可能性は大きいでしょう。そしてその先では、自動車メーカーは「クルマを売る会社」ではなく、「移動を売る会社」となるかもしれません。

 世の中を変え、自動車メーカーの存在意義さえも変化させる。そんなポテンシャルを持った発表が「e-パレット・コンセプト」だったのです。

外部リンク