夢洲へ中央線を延伸
大阪メトロ(Osaka Metro)は2018年12月20日(木)、夢洲(ゆめしま)開発のコンセプトなどを発表。夢洲駅や同駅タワービルの整備イメージなどを明らかにしました。
夢洲駅の整備イメージ(画像:大阪メトロ)。
2025年国際博覧会(万博)の開催地が2018年11月、大阪に決定。大阪港に浮かぶ人工島のひとつ「夢洲(ゆめしま)」に整備された会場で、2025年の5月3日から11月3日までの185日間、開催される予定です。これを受け大阪市は、大阪メトロ中央線をコスモスクエア駅(大阪市住之江区)から夢洲まで約3km延伸し、万博開催時の開業を目指すことにしました。
中央線延伸のコンセプトは「国内外の来訪者を迎える玄関口」「新しい体験への期待を高め、ワクワク感を演出」のふたつ。多くの人が万博やIR(統合型リゾート)にスムーズにアクセスできる空間を提供するとともに、コスモスクエア~夢洲間のトンネルや夢洲駅をエンターテイメントへの入口にするといいます。
夢洲駅タワービルの整備イメージ。多様性が活力を生み出し、それが大阪中へ染み渡っていく様子を建物の外観で表現するという(画像:大阪メトロ)。
夢洲駅の位置(画像:大阪メトロ)。
夢洲への鉄道構想は、北港テクノポート線(灰色点線)に代わる3案が示されている(国土地理院の地図を加工)。
夢洲駅は、「開放的で出会いの予感に満ちた駅」(Osaka Metro)とし、「未来的な自動運転モビリティ」(同)が乗り入れるようにします。さらに駅に直結するタワービルを建設。展望台や商業施設、アーティストやスタートアップの活動拠点などの機能を計画しており、駅とともに新たな国際観光拠点を形成するとしています。
駅やビルの場所、規模などについては、土地確保や共同事業化といった開発に必要な条件があり、今後関係者と協議や調整を進めていくとしています。
【写真】現在の夢洲
万博会場とIRが整備される夢洲(2018年12月、草町義和撮影)。
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