バリアフリー化も推進
JR東海は2018年4月19日(木)、東海道新幹線全17駅の新幹線改札内トイレ(一部改札外もあり)を対象に、和式トイレをすべて洋式化し、温水洗浄機能付き便座に変更すると発表しました。
東海道新幹線の岐阜羽島駅。ここの新幹線改札内トイレの和式トイレも洋式化される(2010年2月、恵 知仁撮影)。
外国人や高齢者、身体障害者を含む駅の利用者に、より快適に新幹線を利用してもらうため、このたび駅トイレの設備が改良されます。
和式トイレの洋式化は、すでに11駅で完了。残りの小田原、静岡、掛川、浜松、豊橋、岐阜羽島の6駅で改良に着手します。また全17駅で、温水洗浄機能付き便座、ハンドドライヤー、便座クリーナーの設置を進めます。
また、バリアフリー化も推進。温水オストメイト用洗浄設備を、未整備の新横浜、小田原、熱海、新富士、静岡、掛川、豊橋の各駅新幹線改札内多機能トイレに設置。このほか、多機能トイレへの荷物用フック設置、一般トイレへのベビーチェア設置、床面段差解消などを全17駅を対象に進めます。
各整備は9月ごろから順次着手し、2020年6月ごろまでに完了する計画です。なおJR東海は、在来線駅(新幹線併設駅含む)でもトイレ設備改良について整備計画を検討しているとしています。
【画像】トイレの快適化に向けた整備計画
東海道新幹線全17駅の新幹線改札内トイレを対象とした設備改良計画の概要(画像:JR東海)。