海王星のリングなど様々な発見をもたらした「ボイジャー2号」
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打上げから41年、いよいよ太陽圏を離脱する「ボイジャー2号」のイメージ(画像:NASA)。
「ボイジャー2号」は木星、土星、天王星、海王星の探査任務を完遂しましたが、「宇宙へのメッセージ」も託されています。遠い将来に地球外知的生命体が見つけてくれることを願って、地球の生命や文明の存在を伝える音や当時のジミー・カーター・アメリカ大統領のメッセージほか55の言語でのあいさつ、画像が収められた「ゴールデンレコード」と呼ばれるアナログレコード盤を積み込んでいます。
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「ボイジャー2号」に搭載されたゴールデンレコード(画像:NASA)。
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「ボイジャー2号」が撮影した土星(画像:NASA)。
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「ボイジャー2号」によってその存在が確認された、海王星のリング(画像:NASA)。
「ボイジャー2号」と地球は、2030年頃まで通信は可能な見込みですが、このレコードを地球外生命体が手に再生してくれるのを現代の人類が確認できる可能性は限りなくゼロです。時間と空間を超越したロマンのある話ですが、21世紀に入った地球でもすでに、「アナログレコード」は再生できない「未知の文明」になりつつあるようです。
【画像】「ボイジャー2号」搭載レコードの再生方法
![](https://scdn.line-apps.com/stf/linenews-issue-954/item-1516967/18201dec169d25cacd8ca82896579ee600735df9.jpeg)
「ボイジャー2号」に搭載されたレコードの、カバーに刻まれた再生方法を解説したもの(画像:NASA)。