桜の名所が多い都電荒川線沿線
東京都交通局は2017年4月28日(金)、都電荒川線の愛称を「東京さくらトラム」に決定したと発表しました。
3月17日(金)から4月7日(金)までの間、路面電車を意味するトラム(tram)を入れた「東京○○トラム(Tokyo __ Tram)」の、○○に入る次の候補8つについて、特設サイトなどで意見が募集されていました。
(1) ローズ(Rose)
(2) さくら(Sakura)
(3) フラワー(Flower)
(4) ブルーム(Bloom)
(5) クラシック(Classic)
(6) レトロ(Retro)
(7) ノスタルジック(Nostalgic)
(8) レガシー(Legacy)
都電荒川線沿線で桜を観賞できる場所(画像:東京都交通局)。
このうち、最も多くの支持を得たのが「さくら(Sakura)」。東京都交通局によると、飛鳥山停留場(東京都北区)付近や荒川二丁目停留場(同・荒川区)付近など、沿線に桜の名所が多いことや、「日本と東京を象徴する花で、外国人にも親しまれている」「日本語・ひらがなで、日本らしさが感じられ、語呂も良い」などの意見を踏まえ、国内外の観光客にも親しみやすい愛称として選定したとのこと。
「今後、この愛称を積極的に使用し、都電の魅力を国内外に広くアピールするとともに、さらなる利用者の誘致や沿線地域の活性化に取り組んでまいります」としています。
なお、意見募集にあたっての投票者数は2218人(無効除く)、総投票数は3459票(1人につき2票まで)でした。「東京レトロは、東京メトロと混同し、紛らわしい」(レトロ)や、「沿線に四季折々多様な花が咲いている」(フラワー)、「歴史・伝統・格式・品格を表現している」(クラシック)といった各候補への意見や、「東京下町トラム」「TODEN」など候補以外の多くの提案もあったということです。