2020年導入予定
JR東海は2018年8月30日(木)、東海道新幹線の運転士を対象に、異常時の対応力を強化することを目的として、異常時訓練シミュレータを整備すると発表しました。
異常時訓練シミュレータの、列車火災を想定した使用例(画像:JR東海)。
豪雨や強風、地震といった災害時の運転規制、列車火災など不測の事態を想定し、これらの特殊な状況下での対応力を訓練できます。
指令役・車掌役の講師が特殊な状況を随時発生させながらマンツーマンの対話形式で訓練を進めていく方法と、個々人がハンドル類やタッチパネルを操作して自習形式で訓練を進めていく方法のふたつを用意。瞬時の判断力や乗務員間の情報共有などが繰り返し行えます。取り扱いを誤った際に生じる影響も例示されます。
異常時訓練シミュレータは、2020年6月をめどに、乗務員職場(東京、名古屋、大阪)と、総合研修センター(三島)に設置される予定です。