連続立体交差事業を5か所で推進
東武鉄道は2017年4月28日(金)、「東武グループ中期経営計画2017~2020」の概要を発表。取り組みのひとつとして、「フラッグシップ特急車両の導入」を計画していることを明らかにしました。
中期経営計画の期間は2017年から2020年までの4年。東京オリンピック・パラリンピック開催とその後を見据え、成長投資の促進と既存事業の強化を推進するとともに、インバウンド需要の取り込みと情報発信の強化を図るといいます。
1990年に営業運転を開始した特急形の100系「スペーシア」。現在の東武鉄道を代表する車両のひとつ。写真はリニューアル前(2010年9月、恵 知仁撮影)。
そのなかの「輸送サービスのレベルアップ」では、「フラッグシップ特急車両の導入」のほか、東武アーバンパークライン(野田線)・六実~逆井間の複線化と急行運転拡大による速達性の向上や、特急形の500系「リバティ」の増備、東京メトロ日比谷線直通列車の速達性向上が計画されています。
さらに、鉄道ネットワーク拡充による需要創出として、都心、空港へのアクセス性向上に向けた検討や、特急車両の地下鉄乗り入れに向けた検討、東武スカイツリーライン(伊勢崎線)と東武アーバンパークラインの相互乗り入れ強化(春日部駅のジャンクション機能強化)なども盛り込まれています。
このほか、連続立体交差事業が、竹ノ塚駅付近やとうきょうスカイツリー駅付近、清水公園~梅郷間、春日部駅付近、大山駅付近で推進される計画です。