ロマンスカー「EXE」のリニューアル継続
小田急電鉄は2017年4月28日(金)、今年度における鉄道事業の設備投資計画を発表しました。投資総額は336億円です。
2018年登場予定の新型特急ロマンスカー70000系。1両20mで7両編成(画像:岡部憲明アーキテクチャーネットワーク、小田急電鉄)。
車両は、新型の特急ロマンスカー70000形を製造。また、通勤用の3000形電車は中間車が新造されて、8両編成が10両編成化されます。また、特急ロマンスカー30000形「EXE」や通勤用の1000形電車はリニューアルが継続されます。
登戸駅は4線化が完成予定 東北沢~世田谷代田間では、2018年3月の複々線完成に向け、各駅停車が走る緩行線用のホームやレール、信号などの設置が進められます。
複々線化の工事が進む東北沢駅付近(画像:小田急電鉄)。
また、登戸駅(川崎市多摩区)では下りの1番線が完成し、今年度中に4線化が実現予定。あわせて降車専用の改札口も新設されます。代々木八幡駅(東京都渋谷区)は各駅停車の10両編成化に対応させるため、ホームの延伸工事が推進されます。
代々木八幡~梅ヶ丘間の6駅でホームドア整備 ホームドアは、2018年度の使用開始に向けて代々木八幡駅と下北沢駅(地下2階ホーム)で、2019年度に向けて代々木上原駅(1、4番線)と東北沢駅、世田谷代田駅、梅ヶ丘駅で、2020年度に向けて下北沢駅(地下3階ホーム)で、それぞれ整備が進められます。
また、新宿、小田原、藤沢、片瀬江ノ島、唐木田の5駅では、2017年度中に線路終端部のホームに転落防止用の固定柵が設置されます。
このほか、鶴巻温泉駅の改良や伊勢原~鶴巻温泉間と栗平~黒川間の法面改修、新宿駅や多摩線の高架区間、玉川学園前~町田間の橋における耐震補強工事の推進なども計画されています。
【写真】工事が進む登戸駅1番線
登戸駅1番線で進む整備工事(画像:小田急電鉄)。