多様な運行形態を愛称とロゴに表現
東武鉄道は2016年10月27日(木)、新型特急用電車「500系」の車両愛称を「Revaty(リバティ)」に決定したと発表しました。
名称について東武鉄道は、3両固定編成の併結・分割機能を生かした多線区での運行を表す「Variety」(多様、さまざま)と、東武線内を自由自在に運行する自由度の高さを表す「Liberty」(自由)から生まれた造語であり、「多様な運行形態により様々なお客さまのニーズにお応えすることを表すとともに、この愛称名を通して、お客さまに長く愛され親しまれる特急車両になってほしいという思いが込められています」としています。
ロゴマークは、複数の三角形を組み合わせて「Revaty」の頭文字「R」をイメージすることで、「3両固定編成を併結・分割し、広域な路線をシームレスに運転する多様さを表現」したといいます。
「リバティけごん」「リバティ会津」「アーバンパークライナー」などとして運転
計画されている「Revaty」の運行区間は次のとおりです。
●中・長距離区間特急
・「リバティけごん」「リバティきぬ」
浅草〜東武日光/新藤原(浅草〜下今市間併結運転)
・「リバティけごん」「リバティ会津」
浅草〜東武日光/会津田島(浅草〜下今市間併結運転。「リバティ会津」は野岩鉄道、会津鉄道直通運転)
・「リバティけごん」「リバティりょうもう」
浅草〜東武日光/館林(浅草〜東武動物公園間併結運転)
●近距離区間特急:通勤時間帯に運転
・「スカイツリーライナー」(一部、100系「スペーシア」車両で運転)
浅草〜春日部
・「アーバンパークライナー」
浅草〜大宮/野田市(浅草〜春日部間併結運転)
大宮〜運河
500系電車は24両(3両固定×8編成)が導入される予定です。デザインと製造は川崎重工業、デザイン監修はスポーツカー「フェラーリ」や新幹線のE6系、山手線のE235系、豪華クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」などを手掛けた、工業デザイナーの奥山清行さん率いる「KEN OKUYAMA DESIGN」が担当します。
車内はWi-Fiを整備。各座席には電源コンセントが設けられるほか、AED(自動体外式除細動器)や医療支援器具、車いすスペースや多機能トイレが搭載、設置されるなど、サービス向上とバリアフリー化が図られます。