cat_8_issue_oa-trafficnews oa-trafficnews_0_19cac425689a_ドリームリフター、スーパーグッピー…異形飛行機なぜ誕生 19cac425689a 19cac425689a ドリームリフター、スーパーグッピー…異形飛行機なぜ誕生 oa-trafficnews 0

ドリームリフター、スーパーグッピー…異形飛行機なぜ誕生

巨大パーツを運ぶ特別な輸送機

 ロケットや飛行機の部品など、普通の輸送機では運べない巨大なパーツ輸送のために作られた飛行機があります。大きな収納スペースを設けたその異形な輸送機は、現在の航空産業においてなくてはならない物になっています。

B-377SG「スーパーグッピー」。巨大輸送機「プレグナントグッピー」のレシプロエンジンをターボプロップエンジンに換装したもの(画像:NASA)。

アポロ計画の輸送用に作られた輸送機


 1961(昭和36)年から1972(昭和47)年にかけ、NASA(アメリカ航空宇宙局)が推進していた、月への有人宇宙飛行をめざすアポロ計画。この計画のために巨大なロケットの部品を輸送する航空機が必要になり、ボーイングの輸送機C97「ストラトフレイター」をベースに作られた巨大輸送機「プレグナントグッピー」(妊娠したグッピーの意)が使用されていました。

爆撃機B-29を原型としているC97「ストラトフレイター」、それをベースに作られた巨大輸送機「プレグナントグッピー」(画像:NASA)。

 ところが、この機体だけでは輸送が追いつかず計画が遅延するということで、エンジンをレシプロからターボプロップに換装した「スーパーグッピー」(B-377SG)を開発します。

エアバスは「白イルカ」

「スーパーグッピー」はNASAの輸送だけではなく、ヨーロッパでエアバスの航空機パーツ輸送でも活躍します。1971(昭和46)年から使用されていましたが、エアバスはそののち自社で専用の輸送機を開発します。それが「エアバス・ベルーガ」です。

「ベルーガ」のベースとなったA300-600R。写真は輸送機型の600F(石津祐介撮影)。

白イルカの愛称を持つA300-600ST「エアバス・ベルーガ」(画像:santirf/123RF)。

 A300-600Rをベースに開発され、正式名称はA300-600ST(Super Transporter)。その外見から「白イルカ」を意味する「ベルーガ」という愛称で呼ばれました。

「ベルーガ」はA320や330など航空機のパーツ輸送に活躍していますが、巨大な旅客機であるA380のパーツはこれに収まらないため、船や鉄道で輸送します。

ボーイング787専用の輸送機、「ドリームリフター」


 ボーイングの最新鋭機である787を製造するために、日本やイタリア、そしてアメリカの各地からワシントン州にあるボーイングのエバレット工場へとパーツを輸送する専用の大型航空機があります。ボーイング747-400型を改造したLCF(Large Cargo Freighter)型で「ドリームリフター」という愛称で呼ばれています。

中部国際空港へ着陸する「ドリームリフター」(石津祐介撮影)。

貨物の積載容積は747-400Fの3倍もあり、垂直尾翼は延長されている(石津祐介撮影)。

787の主翼部分が積み込まれ、ワシントン州のエバレット工場へと運ばれる(石津祐介撮影)。

 日本では、愛知県から787の主翼部分が輸送されており、中部国際空港でその姿を見ることができます。

旧ソ連の巨大特殊輸送機

 アメリカやヨーロッパと同じように、旧ソ連にも特殊な専用輸送機が存在します。

 VM-T「アトラント」は、ソ連版スペースシャトル「ブラン」を輸送するために爆撃機を改修して開発されました。「グッピー」のように収納スペースを機体と一体化させるのではなく、巨大な収納スペースを背中に乗せて飛行するというシンプルなスタイルでした。VM-Tは1982(昭和57)年に運用が開始されましたが、その後1989(平成元)年には、積載量と操縦性に優れたAn-225「ムリヤ」が登場し、「ブラン」の輸送が引継がれることになります。

 そのAn-225ですが、初飛行からわずか数年でソ連が崩壊し、運用予算も打ち切られたため、その後はウクライナで長年スクラップ状態になっていました。2000(平成12)年、超大型輸送機のビジネス需要にともない現役復帰を果たし、現在もなお世界最大の輸送機としてその特徴を活かし運用されています。

最大離陸重量など240のギネス記録を持つAn-255「ムリヤ」(画像:icholakov/123RF)。

An-225のベースとなった輸送機An-124「ルスラーン」(石津祐介撮影)。

 様々な特殊輸送のために作られた異形の輸送機ですが、その類を見ない輸送能力から多方面で活躍することとなりました。今後は、新たなプロジェクトや新しい航空機の開発にともなって、想像もつかない輸送機が登場するかもしれません。

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cat_8_issue_oa-trafficnews oa-trafficnews_0_8eedf86137f7_JAL釜山線が就航50周年 パーティーに社長と歴代CA制服登場 8eedf86137f7 8eedf86137f7 JAL釜山線が就航50周年 パーティーに社長と歴代CA制服登場 oa-trafficnews 0

JAL釜山線が就航50周年 パーティーに社長と歴代CA制服登場

釜山線の半世紀と、それを彩るCAの制服

 JAL(日本航空)は2017年9月1日(金)、同社釜山線の就航50周年を記念して、韓国・釜山市内のホテルにて在釜山日本総領館や釜山日本人会、業務委託先などの関係者約85名を招待し祝賀パーティーを開催しました。

祝賀パーティーで檀上に立った、JALの植木義晴社長と歴代CA制服に身を包んだスタッフ(2017年9月1日、石津祐介撮影)。

 パーティーではJALの植木義晴代表取締役社長が登壇し、「成田から釜山へ1日2便の運航しているのは唯一JALのみ。韓国路線は近年LCCとの競争が激化しているが、安全性と定時性はもちろんのこと、サービス品質を世界最高レベルに磨き上げフルサービスキャリアとして差別化を図りたい」と述べ、「JALの釜山空港所はサービスにおいて、利用者からのアンケート(デイリー・バリュー・スコア)で常に高評価を得ており、韓国の利用者にも満足いただけると思っています。韓国と日本の架け橋として、最高のサービスができるよう努力したい」と話しました。

1967年9月2日、JALの福岡〜釜山線が開設された(2017年9月1日、石津祐介撮影)。

パーティーにて歴代CA制服のファッションショーを実施(2017年9月1日、石津祐介撮影)。

会場に展示された歴代の客室乗務員の制服が掲載されたパネル(2017年9月1日、石津祐介撮影)。

 続いて釜山線にゆかりのある歴代CA(客室乗務員)の制服が紹介され、JALのスタッフによるファッションショーが行われました。

『スチュワーデス物語』のあの制服も

 JALのCA制服は2017年9月現在、10代目が使用されています。釜山線ゆかりの制服は4代目から。その4代目から6代目までは、ファッションデザイナーの森英恵さんがデザインを手掛けています。

4代目制服(1967年3月〜1970年6月)

世界一周路線開設を記念して一新された制服。色はスカイブルー(2017年9月1日、石津祐介撮影)。

当時、この真珠で縁取られたブローチが話題に(2017年9月1日、石津祐介撮影)。

 1967(昭和42)年9月2日、JALの福岡〜釜山線が開設された当初、同路線はプロペラ機(レシプロ機)のDC-6B型機で運航されました。その当時に着用されていたJALの歴代4代目にあたる制服は、1967年3月から1970(昭和45)年6月まで使用され、色はスカイブルー。、着物のように前を打ち合わせた上着で、ふたつボタンが特徴です。ポケットはフラップ付きで、右胸に真珠で縁取られた鶴丸のブローチ。ブラウスは丸首でスカートは後ろスリット。帽子はお椀形で正面に鶴丸の帽章があしらわれていました。

5代目制服(1970年7月〜1977年9月)

当時、大人気だったミニスカートのワンピースが採用され話題に(2017年9月1日、石津祐介撮影)。

 1971(昭和46)年4月には大阪〜釜山線が開設され、同路線はジェット機のB727型機で運航されました。このころに着用されていた5代目の制服は1970(昭和45)年7月から1977(昭和52)年9月まで使用され、紺のミニスカートワンピースに幅広の赤いベルトが特徴です。左胸外ポケットにJALの刺繍が入り、前ボタンタイプから後ろのジッパータイプとなり、また初めてスカーフが導入されました。

6代目制服(1977年10月〜1987年12月)

縞のボディーシャツが印象的な6代目の制服(2017年9月1日、石津祐介撮影)。

 1979(昭和54)年7月には、東京(成田)〜釜山線が開設。大型ジェット機DC-8-62型機によって運航されました。その頃に着用された6代目の制服は、1977(昭和52)年10月から1987(昭和62)年年12月まで使用され、紺のワンピースに6個の金ボタン、バックル付きの赤いベルトが特徴。左胸外ポケットのフラップにはJALの刺繍が施され、帽子はあご紐とつばのあるもので、長袖のボディーシャツは3種類(赤と白の縞、紺と白の縞、紺無地)ありました。

 この6代目の制服はTVドラマ『スチュワーデス物語』にて、主演の堀ちえみさんが着ていた制服です。

バブル期のゴージャスな雰囲気も

 7代目の制服が採用された頃、日本はバブル景気に沸いていた時代。女性の着るスーツも、肩パットが入った肩幅広めのウエストを絞ったゴージャスな雰囲気のものが人気で、体のラインを強調した「ボディコン」が流行ったのもこの頃でした。

7代目制服(1988年1月〜1996年9月)

7代目のデザインは本井重信さん。一般公募から選ばれた(2017年9月1日、石津祐介撮影)。

 1991(平成3)年には名古屋〜釜山線が開設。ボーイング767型機で運航が開始されました。また1994(平成6)年には、JALでMD-11型機「J-Bird」が国際線に就航し、その初便が成田発釜山行きの便で使用されました。その頃に着用された7代目の制服は1988(昭和63)年1月〜1996(平成8)年9月まで使用され、色は紺色、胸章付きの上着はミリタリー調ダブルスーツでウエストが絞られていました。スカートはタイトスカート、ストライプ入りブラウスにリボンタイプのスカーフ。帽子は幅広の縁ありお椀形で鶴丸がはばたくデザインの帽章つきです。デザインは一般公募で選ばれました。

9代目制服(2004年4月〜2013年5月)

日本航空と日本エアシステムの統合によって登場した9代目の制服(2017年9月1日、石津祐介撮影)。

 9代目制服は2004(平成16)年4月から2013(平成25)年5月まで使用されました。上着はシングルスーツに3個の金ボタンで襟がありました。スカーフは3種(ピンク、ブルー、グリーン)あり、先任客室乗務員のスカーフは2種(紺地に白、白地に紺)となっていました。

 2006(平成18)年に放映されたTVドラマ『アテンションプリーズ』で、主演の上戸彩さんが着ていたのが、この9代目の制服になります。

JALの植木社長(2017年9月1日、石津祐介撮影)。

 パーティー終了後、植木義晴社長が取材に応じました。自身、パイロット時代にDC-10を操縦し、何度も釜山を訪れていたそうで、「当時、DC-10では国際線と国内線を半々で飛んでいました。月に2〜3回は釜山かソウルへ飛び、大阪便が多かったです」と述べ、「釜山の空港は世界でも有数の着陸が難しい空港。北風の時は海側から着陸できましたが、南風が強い時には山側に回り込むので難しい空港でした。パイロット泣かせでもあるし、パイロット冥利に尽きる。腕の見せ所だった」と当時を回顧しました。

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cat_8_issue_oa-trafficnews oa-trafficnews_0_570bb5af4bc1_ANA受領 最新鋭機A321neoの全貌とは "フルサービス"の意味 570bb5af4bc1 570bb5af4bc1 ANA受領 最新鋭機A321neoの全貌とは "フルサービス"の意味 oa-trafficnews 0

ANA受領 最新鋭機A321neoの全貌とは "フルサービス"の意味

最新鋭旅客機A321neo、羽田に到着

 ANA(全日空)が新たに導入するエアバスの最新鋭旅客機A321neoがドイツのハンブルグを出発し、2017年9月8日(金)、羽田空港に到着しました。

ドイツ、ハンブルグよりロシアのノヴォシビルスクを経由して羽田に到着したANAのA321neo(2017年9月8日、石津祐介撮影)。

 A321neoを日本の航空会社が受領するのは、これが初めて。同機は新型のエンジンを搭載しており、ANAの国内線では初となる全席タッチパネル式シートモニターを備えています。

クルーと写真に収まるA321neo(2017年9月8日、石津祐介撮影)。

A321neoのコックピット(2017年9月8日、石津祐介撮影)。

A320のストレッチ型となるA321シリーズ(2017年9月8日、石津祐介撮影)。

「neo」とはnew engine optionの略で、A321neoにはIHIや三菱重工業、川崎重工業が開発に参画しているプラット&ホイットニー社の新型エンジンPW1130G-JMが搭載されています。すでに昨年からANAが導入しているA321ceoに比べて燃費が約15%向上しており、また騒音の改善もなされています。

ANAが2016年10月に導入したA321ceo(石津祐介撮影)。

A321neoに搭載された新型エンジンPW1130G-JM(2017年9月8日、石津祐介撮影)。

同じ機構のエンジンPW1200Gを搭載したMRJ(石津祐介撮影)。

 PW1130G-JMは、エンジンのシャフトにギアを取り付け、ギアを介してファンの回転を制御する機構(ギアード・ターボファン・エンジン)の新型エンジンで、MRJにも同じシリーズのエンジンPW1200Gが採用されています。

LCCに差をつける充実のシート設備

 シートは、プレミアムクラスが8席、普通席186席の国内線仕様。プレミアムクラスには電動リクライニングシートを採用しています。

 また前述のようにANAの国内線仕様機体としては初となる、全席にタッチパネル式モニターが装備されています。約60タイトルのビデオコンテンツをはじめとした機内エンターテインメントが楽しめるようになっています。

プレミアムクラス8席、普通席186席の国内線仕様(2017年9月8日、石津祐介撮影)。

プレミアムクラスに使用されるRECARO社製の電動リクライニングシート(2017年9月8日、石津祐介撮影)。

普通席は186席で、30-31インチのシートピッチ(2017年9月8日、石津祐介撮影)。

 加えて機内インターネットサービス「ANA Wi-Fiサービス」をはじめ、PC電源とUSB充電ポートも完備しており、ビジネスユースにも対応しています。

 この座席総数194席という数字は、ANAとJALが共に保有する機体、737-800(166席)と767-300(270席)の中間に位置し、国内でこのクラスを保有するのはANAのみとなっています。

 A321neoは、9月中旬から羽田発着路線の定期便で運航を開始する予定です。

ANAの国内線仕様としては初となる全席タッチパネル式モニター(2017年9月8日、石津祐介撮影)。

充実した機内エンターテインメントが楽しめるパーソナルモニター(2017年9月8日、石津祐介撮影)。

シンプルで洗練されたデザインのコントローラー(2017年9月8日、石津祐介撮影)。

 LCCの台頭で航空運賃の価格競争が何かと話題ですが、国内線での全席タッチパネル式モニター装備や電動プレミアムシートなど、フルサービスキャリアとしてLCCとの価格差に見合うだけの充実した装備となった新しい機体だけに、今後のサービス展開にも注目したいところです。

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cat_8_issue_oa-trafficnews oa-trafficnews_0_4e269b08c944_JR東日本、レール輸送用の新型ディーゼルカーを東北に導入 4e269b08c944 4e269b08c944 JR東日本、レール輸送用の新型ディーゼルカーを東北に導入 oa-trafficnews 0

JR東日本、レール輸送用の新型ディーゼルカーを東北に導入

JR東海のキヤ97系をカスタマイズ

 JR東日本は2017年9月5日(火)、レール輸送用の新型車両であるキヤE195系ディーゼルカーを東北地区に導入すると発表しました。

 これまでJR東日本は、国鉄時代に製造された機関車と専用の貨車で交換用のレールを輸送していましたが、車両の老朽化が進んでいることから、新造のディーゼルカーに置き換えるとしています。

キヤE195系ディーゼルカーのロングレール輸送用(上)と定尺レール輸送用(下)のイメージ。最高運転速度は95km/h(画像:JR東日本)。

 キヤE195系は、JR東海が開発し、2008(平成20)年に導入したレール輸送用のキヤ97系をベースに、耐雪・耐寒仕様などにカスタマイズした車両です。

 ディーゼルカーとすることで、電化・非電化区間を問わずに走行が可能。また編成の両端に運転台があるため、進行方向に合わせて機関車を付け替える必要もなくなります。ディーゼルカー方式を採用することで、機関車、貨車特有のメンテナンス方法や運転操縦も不要になり、効率的なメンテナンスと要員配置も可能になります。

 量産先行車として、ロングレール(150m)輸送用に11両編成1本と、定尺レール(25m)輸送用に2両編成1本が製造されます。2017年冬以降、性能試験後に仙台を中心とした東北地区で運用が始まる予定です。

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cat_8_issue_oa-trafficnews oa-trafficnews_0_8d51099e48b4_トヨタ「スープラ」(国内初代)、その目覚ましい進化とは 8d51099e48b4 8d51099e48b4 トヨタ「スープラ」(国内初代)、その目覚ましい進化とは oa-trafficnews 0

トヨタ「スープラ」(国内初代)、その目覚ましい進化とは

初代(国内)「スープラ」、誕生の背景

 復活が噂される、トヨタを代表するスポーツカーの「スープラ」。その歴史は、モデルを重ねるごとに、まるで出世魚のように飛躍的な進化を遂げてきました。その中でも「スープラ」の歴史を大きく変えたのが70型(1986〈昭和61〉年発売、国内初代)でした。

初代(国内)にあたる「スープラ」。1986年デビュー時の3.0GTターボ(画像:トヨタ)。

「スープラ」の歴史は、1978(昭和53)年まで遡ります。「セリカ」の上級スペシャルティカーの「セリカXX」として誕生、「セリカ」にはない6気筒エンジンと2代目「セリカ リフトバック」をベースとした専用ボディが与えられていました。北米で大成功を収めた初代「フェアレディZ」をターゲットとしたもので、より高いポテンシャルを秘めた新型車であることを示すべく、未知数を示すアルファベットのXを二つ重ね、「セリカXX」と命名。その輸出名が「スープラ」でした。

 1981(昭和56)年には2代目「セリカXX」に進化。上級スペシャルティカーの立ち位置は変わらないものの、高級GTである「ソアラ」の誕生をきっかけにキャラクターを変更。スポーツカーとしての色合いが強められました。

 ベースは、従来通りの手法を踏襲し、3代目「セリカ リフトバック」とするも、「セリカ」とは異なるリトラクタブルヘッドライトを持つフロントマスクやボディのワイド化などのカスタマイズを実施。「ソアラ」に近い車格を示すべく、最上級グレードには、「ソアラ」のトップグレードと同じ最新の2.8L直列6気筒DOHCエンジンを搭載。これによりトヨタを代表する高級スペシャルティカーの2枚看板が完成したのでした。とはいえ、専用設計車である「ソアラ」と格下の「セリカ」をベースとした「XX」では、走行性能を含め、埋められない素性の差があったのも事実でした。

 そこで次世代モデルは、名実ともに「ソアラ」に並ぶモデルへと成長させるべく、高性能スポーツカーとして開発。エンジンだけでなく、メカニズムやプラットフォームも「ソアラ」と共通化。車名も「セリカXX」から輸出名の「スープラ」に改め、1986(昭和61)年にデビューしました。

伝説の名車「2000GT」の精神と魂を

 国内初代(海外3代目)となる「スープラ」は、ボディ形状こそ、先代「セリカXX」同様のリトラクタブルヘッドライトを持つ3ドアハッチバックでしたが、クーペライクに仕上げることで、「ソアラ」と並べても見劣りしない優雅で精悍なスタイルを実現。専用設計のインテリアもスポーツカーらしさを重視したドライバー中心のデザインとし、ワイドサイズのデジタルメーターや電動スポーツシートなど特徴的な機能が備わっていました。

1986年デビュー時の3.0GTターボのインパネまわり。最上級グレードには、パノラミックデジタルメーターが標準装備だった(画像:トヨタ)。

1986年デビュー時の3.0GTターボインテリア。細やかな調整が可能な電動スポーツシートは本革仕様も選択可能(画像:トヨタ)。

初代(国内)「スープラ」に搭載された最高出力230psを誇る3.0L直列6気筒DOHCターボエンジン(画像:トヨタ)。

 メカニズムは、前記したようにトヨタの最新技術を満載した2代目「ソアラ」とほとんどを共有するもショートホイールベースに改めるなどボディにも専用の改良を実施。もちろん、当時、最強となる230psを発揮する3.0L直列6気筒DOHCターボエンジンを「ソアラ」同様にトップグレードに搭載していました。

 新型開発の志の高さは、カタログにも表れており、伝説の名車「2000GT」を引き合いに出し、「トヨタ『2000GT』の精神と魂を蘇らせた」という趣旨の解説がされていたほど。メカニズムでは、「2000GT」以来となる新開発の四輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションが採用されていることも強調されていました。

 モデルライフの中で、数々のアップデートが加えられた初代(国内)「スープラ」ですが、そのなかで忘れてならないのがエアロトップとワイドボディの存在でしょう。

 世の中は、バブル真っただ中。より豪華さを演出するアイテムは大変人気を集めました。ルーフ全体を着脱できるエアロトップは、ノーマルボディよりもボディ剛性は低くなるため、スポーツカーとしては不利なアイテムにも関わらず、サンルーフとは比べ物にならない開放感が支持されました。

デビュー直後に追加されたエアロトップ。ルーフそっくり着脱可能。外したルーフはラゲッジルームに収納できた(画像:トヨタ)。

 またワイドボディも当初は輸出車専用でしたが、日本にも導入。これは税制の改正により、自動車税が排気量によって細部化され、3ナンバーとなっただけで税金が高額となることがなくなったため。とはいえ、世間は3ナンバーといえばリッチの象徴。「2.0GTツインターボ」のワイドボディ仕様なら、税金は2000CCクラスそのままで3ナンバーとなるため大人気となり、結果的には標準ボディの方が珍しい存在になってしまうほどでした。

最後のマイナーチェンジは次代への布石、道は本格スポーツへ

 1990(平成2)年には、前記した税制の改正のより、排気量アップでの負担が減ったことから上級エンジンも3.0Lから自動車馬力規制いっぱいとなる国内最強の280psを発揮する新世代の2.5L直列6気筒ツインターボエンジンに換装。この際、最も走りに振ったグレードである「2.5GTツインターボR」を追加。ビルシュタイン製サスペンション、レカロシート、MOMOステアリングなど、欧州製の走りのアイテムを採用し、硬派なイメージのモデルに仕上げられていました。

マイナーチェンジで、新たなトップエンジンとなった2.5L直列6気筒ツインターボエンジン。当時、国内最強クラスとなる最高出力280psを発揮(画像:トヨタ)。

 それまで歴代モデルを通して北米市場を意識し、どこかアメリカンな雰囲気を醸し出していた「スープラ」のなかでは、欧州テイストを強く意識させる「2.5GTツインターボR」は独特の雰囲気を放っていました。しかし、このモデルこそが、本格スポーツカーへと進化を遂げる2代目(国内)「スープラ」の挑戦を市場に示す布石だったのかもしれません。

「セリカ」の兄貴分的なスペシャルティカーとして生まれ、最終的には「ソアラ」に並ぶスポーツカーへと出世を遂げた「スープラ」。それは、まさに驚異の経済成長を遂げ、世界に存在感を示した日本の歩みとも重なる、まさに時代を象徴する一台だったのではないでしょうか。

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cat_8_issue_oa-trafficnews oa-trafficnews_0_575b4137b6bf_クルマの長ーいアンテナどこへ コネクテッド時代どうなる? 575b4137b6bf 575b4137b6bf クルマの長ーいアンテナどこへ コネクテッド時代どうなる? oa-trafficnews 0

クルマの長ーいアンテナどこへ コネクテッド時代どうなる?

長さ90cm前後だったワケ FMの波長が関係?

 かつてのクルマには、バンパーやトランク、ルーフなどに伸縮式のアンテナが見られましたが、いま道路を見渡しても、あまり見られません。

1970年代に販売されたマツダ「サバンナ」。運転席側のピラーに長いアンテナがついている(画像:マツダ)。

 代わりに、ルーフから角が生えた感じの短いものや、あるいはサメのひれのような突起が見られます。アンテナは短くてもよかったのでしょうか。マツダのアンテナ開発担当者に話を聞きました。

——昔のアンテナはなぜ長かったのでしょうか?

 AMラジオの電波をキャッチするには、アンテナが長いほど有利ですが、FMの場合は最適な長さというものがあります。車体に設置するアンテナの場合、長さを「1/4波長」程度にすると最も効率がよく、たとえば80メガヘルツであれば1波長は3.75m、その「1/4波長」は約0.94mです。そのため、昔は90cm前後まで伸びる「ロッドアンテナ」が主流でした。

——短くなったのはどのような理由があるのでしょうか?

 外観上の問題、風切り音の発生、折れ曲がりや収納の手間、コスト、加えて自動伸縮アンテナなどの場合は故障の問題があり、最近は長いロッドアンテナはほとんど見られなくなりました。

「コネクテッド」時代は「埋め込み」に?

——現在はどのような方式が主流なのでしょうか?

 AM/FMラジオ用としては、車体の形に応じて(太く短いタイプの)短縮ポールアンテナ、サメのひれのようなシャークフィンアンテナ(ドルフィンアンテナとも)、ガラスと一体化したガラスアンテナが採用されています。

——ラジオ以外ではどのようなアンテナがあるのでしょうか?

 ポールアンテナやシャークフィンアンテナなどは主にラジオ用ですが、地デジや(主に海外で利用されている)衛星ラジオといった新しいメディア、さらにGPS、ETCなど、多くの種類のアンテナがクルマに搭載されています。そのため、個々のアンテナの小型化はもちろん、複数種のアンテナをまとめた複合アンテナや、ガラス上に多くのアンテナをまとめる技術が必要になっています。

マツダ「デミオ」。ポールアンテナが採用されている(画像:マツダ)。

トヨタが2016年に発表した衛生通信のための「車載用平面アンテナ」(画像:トヨタ)。

トヨタが2016年に発表した衛生通信のための「車載用平面アンテナ」(画像:トヨタ)。

※ ※ ※

 昨今はクルマそのものに通信機能を持たせる「コネクテッド」技術や、自動運転技術の開発も活発化しています。マツダはこれら技術の進展により、「クルマは周囲の交通状況をセンシング(感知)し、各種インフラやほかのクルマと通信し情報を交換しながら走行するようになります」といいます。また、それらの機能を確保するためにも「確実な通信が要求されます」と話します。

 こうした時代を見据え、トヨタは2016年の「デトロイトオートショー」で、ルーフ部分に突起のない「車載用平面アンテナ」が埋め込まれた燃料電池車「MIRAI」の実験車を出展しています。このクルマは衛星と通信し、大量のデータをやりとりできるというものです。

 トヨタによると、「現在の車載機の通信量ではカバーしきれなくなると予想されることから、大容量の衛星通信に着目した」とのこと。「車載用平面アンテナ」は、「米国の企業と共同で、パラボラアンテナのような構造物ではなく平面化、小型化し、車載に適したアンテナを試作したもの」だそうです。衛星通信には、国や地域を越えたカバーエリアの広さや、自然災害などの緊急時でも安定した通信を確保できるといったメリットもあるといいます。

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cat_8_issue_oa-trafficnews oa-trafficnews_0_b7fb0b16b8c8_都バスに"フルフラットバス"導入へ 車内通路の段差を解消 b7fb0b16b8c8 b7fb0b16b8c8 都バスに"フルフラットバス"導入へ 車内通路の段差を解消 oa-trafficnews 0

都バスに"フルフラットバス"導入へ 車内通路の段差を解消

車内前方の混雑緩和に寄与

 東京都交通局は2017年9月7日(木)、車内後方への通路の段差を解消した「フルフラットバス」を、路線バス(都営バス)に日本で初めて導入すると発表しました。

 現在、都営バスのすべての車両は、乗降口に段差のない「ノンステップバス」ですが、車内後方の通路には段差があります。この段差があることで乗客が車両の前方にとどまりやすくなり、混雑や、乗り降りに時間がかかる原因になっていました。また、高齢者をはじめとする乗客が、段差で転ぶリスクも抱えていました。

「フルフラットバス」の車内イメージ(画像:東京都交通局)。

「フルフラットバス」はこれらの課題を解決し、車内後方までの移動をしやすくした路線バス車両です。通路の段差解消に加え、傾斜を、バリアフリー法や関連条例で定める建築物の傾斜路の基準1/20(約2.9度)以下に抑えています。

 東京都交通局の担当者によると、「これまで通路後方の下にあった装置や機構の配置を見直し、エンジンは縦置きから横置きに、アクスルはドロップアクスルにして左側にずらすなどして、段差解消につなげた」とのこと。ヨーロッパでは現在、この段差のない車両が主流になっていることから、入札に参加する車両メーカーは「国内外になるのでは」といいます。

 なお、車内通路の段差がないバス車両は、過去にも国内メーカーにより製造されたことがありますが、「通路の一部で傾斜が6~8度近くあった」(東京都交通局の担当者)ことから、今回、傾斜を約2.9度以下に抑えた設計を行ったということです。

 東京都交通局は「前方での混雑が緩和され、快適通勤にも寄与することが期待される」としています。運行開始は2018年内の予定です。

 このほか都営バスは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据え、初めて利用する人でも迷わないよう、鉄道駅からバス車内まで連続した案内を多言語で提供する取り組みも進めていくとしています。

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cat_8_issue_oa-trafficnews oa-trafficnews_0_f958617b678d_相性最悪、地下鉄と冷房 東京メトロに聞く排熱問題の歴史 f958617b678d f958617b678d 相性最悪、地下鉄と冷房 東京メトロに聞く排熱問題の歴史 oa-trafficnews 0

相性最悪、地下鉄と冷房 東京メトロに聞く排熱問題の歴史

トンネル内はやっぱり熱い!

 冷房に排熱はつきものです。エアコンの室外機の前を通れば熱風にさらされ、不快な思いをすることでしょう。鉄道やバスなどの車両における冷房も基本的には同じで、車内を冷やす代わりに、熱を排出しています。

1964年、朝ラッシュの日比谷線北千住駅。当時は駅も車両も冷房されていなかった(画像:東京メトロ)。

 地下鉄ではどうしているのでしょうか。冷房によって熱をトンネル内に排出すれば、すぐに“灼熱地獄”が完成することは想像に難くないでしょう。しかし夏場に地下鉄を利用しても、列車が熱風とともに駅へ滑り込んでくる、などということはありません。車内冷房による排熱の影響はないのでしょうか。東京メトロに話を聞きました。

――列車からの冷房の排熱で、駅やトンネルが暑くなることはないのでしょうか?

 影響はあります。車内や駅は冷房されているので、お客様はそれほど暑いと感じることはないかもしれませんが、駅間のトンネル内は高温です。そもそもこの排熱などの問題から、車両冷房の導入はほかの(主に地上を走る)鉄道と比べて遅く、1988(昭和63)年から1996(平成8)年にかけて全車両に導入していきました。

車両冷房以前は「トンネル内冷房」

――車両冷房が始まる以前はどうしていたのでしょうか?

 駅のほか、トンネル内を冷房していました。ただトンネル内冷房については車両冷房が急速に進んだことから、2006(平成18)年を最後に全区間で廃止しました。

――車両冷房はなぜ可能になったのでしょうか?

 電車の冷房装置が進化し、排熱の少ないものが登場したことのほか、電車の「省エネ化」も背景にあります。車両冷房の導入には使用電力の大きさが課題になっていましたが、走行にかかる電力が少なくなったことで、冷房が使えるようになったのです。

日本橋駅に設置された冷房装置。1971年(画像:東京メトロ)。

※ ※ ※

 東京メトロによると、昭和のはじめに地下鉄が開通した当時は「『冬は暖かく、夏は涼しい』がウリだった」そうです。「都市化の進展や人口増とともに路線が延び、運転本数や両数も増えていくと、相対的に地下鉄内の熱量が増加していった」と話します。

 このため、1964(昭和39)年に営団地下鉄(当時)第3の路線である日比谷線が全通したころから高温対策が叫ばれるようになり、1971(昭和46)年から駅およびトンネル内冷房を開始。車両冷房の導入は、それから17年後のことでした。

 その後、車両冷房の進展とともに、トンネル内冷房を併用する必要がないと判断し、これを廃止したそうです。現在は駅と車内のみを冷房しているといいます。

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JR東日本「かぼちゃ電車」をハロウィーンで活用へ

115系電車の車内を装飾

 JR東日本高崎支社は2017年9月6日(水)、おもに普通列車に使用している115系電車の車内をハロウィーン風に装飾して運行すると発表しました。

 群馬県や一部栃木県の路線で運行されている「湘南色」の115系は、JR東日本高崎支社によると、オレンジと緑の塗色から「かぼちゃ電車」の愛称で親しまれているといいます。

高崎駅に停車している115系電車(2008年3月、恵 知仁撮影)。

 今回ハロウィーンにあわせ、その1編成(3両)の車内ドア部分や側面部分などに、おばけのイラストなどがデザインされ、10月の初旬から下旬にかけて運行される予定です。

 また、高崎支社のウェブサイトでは115系ハロウィーン帽などの図面を掲載。10月中旬以降には、高崎駅(群馬県高崎市)の構内でハロウィーンの飾り付けやイベントも行われる予定です。

 JR東日本高崎支社は「ぜひ、この機会にご家族で群馬にお越しいただき、ハロウィーンをお楽しみください」としています。

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子供のSuicaの改札通過を通知 JR東日本「まもレール」開始

まず山手線と中央線の57駅から

 JR東日本とセントラル警備保障が2017年9月7日(木)、交通系ICカード「Suica」「PASMO」を使った子ども見守りサービス「まもレール」を開始すると発表しました。

子ども見守りサービス「まもレール」のロゴマーク(画像:JR東日本)。

 JR東日本グループが推進する、子育て支援を通じた地域活性化事業「HAPPY CHILD PROJECT」の一環。子どもが「Suica」「PASMO」で対象駅の自動改札を通過すると、保護者のスマートフォンなどの携帯端末に「利用駅」「通過時刻」「チャージ残高」が通知される仕組みです。電子メールのほか、「JR東日本アプリ」で通知させることもできます。「まもレール」という名前は、「守れる」と、線路を意味する「レール」を掛け合わせた造語で、「安心して見守れる」という思いを込めたとのこと。

 サービス開始は、2017年10月1日(日)から。当初の対象駅は、山手線(全29駅)と中央線(32駅)の計57駅です(重複4駅)。

●山手線
東京、神田、秋葉原、御徒町、上野、鶯谷、日暮里、西日暮里、田端、駒込、巣鴨、大塚、池袋、目白、高田馬場、新大久保、新宿、代々木、原宿、渋谷、恵比寿、目黒、五反田、大崎、品川、田町、浜松町、新橋、有楽町

●中央線
東京、神田、御茶ノ水、水道橋、飯田橋、市ケ谷、四ツ谷、信濃町、千駄ケ谷、代々木、新宿、大久保、東中野、中野、高円寺、阿佐ケ谷、荻窪、西荻窪、吉祥寺、三鷹、武蔵境、東小金井、武蔵小金井、国分寺、西国分寺、国立、立川、日野、豊田、八王子、西八王子、高尾

2018年春までに首都圏244駅へサービス拡大

 この「まもレール」は2018年春までに首都圏244駅へサービスが拡大される計画で、対象は以下の通りです。

●2018年春までにサービス開始
・京浜東北・根岸線(大船~大宮)
・東海道線(東京~平塚)
・横須賀線(東京~逗子)
・青梅線(立川~拝島)
・埼京線・川越線(大崎~川越)
・宇都宮線(東京~上野~蓮田)
・常磐線(品川~上野~取手/各駅停車を含むが、綾瀬駅は除く)
・総武線(東京・秋葉原~千葉/各駅停車を含む)
・内房・外房線(千葉~蘇我)
・京葉線(東京~蘇我)
・南武線(川崎~立川)
・横浜線(東神奈川~八王子)
・武蔵野線(府中本町~西船橋)

 利用料金は、子ども1人と保護者1人(通知先)という組み合わせで月額500円(税抜)。子ども1人につき通知先は2件まで登録できますが、100円が追加されます。入会金や事務手数料などの初期費用は不要。サービスの対象者(子ども)は小学生、中学生、高校生です。

 申し込みの受付は9月13日(水)9時から、「まもレール」のウェブサイトで開始されます。登録時には子どもが使用するICカードのほか、申込みする保護者と子どもの同居が確認できる本人・住所確認書類(発行6ヶ月以内の住民票、健康保険証)などが必要です。

「まもレール」は有効と話す尾木ママ(2017年9月7日、乗りものニュース編集部撮影)。

 サービスを開発したセントラル警備保障によると、「まもレール」は子どもの見守りサービスであるものの、保護者から子どもへの過干渉を防ぎ、親子間にほどよい距離感を保ってもらいたいというコンセプトがあるそうです。

 9月7日(木)の「まもレール」発表会に出席した教育評論家の「尾木ママ」こと尾木直樹さんも、「保護者の過干渉は、子どもの精神的な自立をシャットアウトします。かといって放任もダメ。子どもには、保護者から見守って欲しいという複雑な心理があります」と話し、そのような観点からも、「まもレール」は有効なサービスであると話しました。

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