2020年5月完成予定
小田急電鉄は2017年12月12日(火)、江ノ島線の片瀬江ノ島駅(神奈川県藤沢市)について、2018年2月から改良工事に着手すると発表しました。
片瀬江ノ島駅は1929(昭和4)年に開設。「竜宮城」をイメージした駅舎が特徴で、1999(平成11)年には「関東の駅100選」にも選定されました。今回、駅舎が老朽化していることなどから、駅全体の改良工事が始まります。
小田急江ノ島線・片瀬江ノ島駅の改良工事後イメージ(画像:小田急電鉄)。
駅舎は、現在の竜宮城の雰囲気を踏襲しつつ、「竜宮造り」という社寺の建築様式を採用し建て替え。「遊び心と同時に品格を備えた姿にデザイン」(小田急電鉄)したといいます。
ホームの屋根は、現在のスレート屋根から、自然光を採り入れられるテント膜屋根と耐久性に優れた折板屋根に。コンコースも現在より約25%広くなり、大型イベントの際の流動がスムーズになります。トイレも男女ともに個室が増え、また女性用パウダーコーナーが新たに加わるなど、全面リニューアルします。
敷地面積は1305平方メートル(394坪)、建物は地上2階建てで、延床面積は936平方メートル(283坪)です。
工事は2020年5月に完成予定。小田急電鉄は「2020年に向けて、国内外問わず多くのお客さまにお越しいただける駅を目指してまいります」としています。
【写真】「竜宮城」をイメージした現在の片瀬江ノ島駅
竜宮城をイメージした片瀬江ノ島駅の駅舎(2016年7月、乗りものニュース編集部撮影)