日本テレビ系で1月10日(水)夜10:00よりスタートする広瀬すず主演の新水曜ドラマ「anone」のポスターが完成した。
ドラマのポスターデザインは通常1パターンだが、本作の番組PRポスタービジュアルは異例の4種類で展開される。
「anone」の見どころ&広瀬すずの役柄をおさらい!
本ドラマは、脚本家・坂元裕二ら「Mother」('10年)、「Woman」('13年)のスタッフが再結集することで話題のヒューマンドラマ。
10代最後の主演連続ドラマとなる広瀬は、同じ年齢・19歳の辻沢ハリカを演じる。
ハリカは、ネットカフェに住む少女。幼少期は、天真爛漫だったが、現在は自分の世界に閉じこもりがちで、どこか挙動不審という役どころだ。
家族を失い社会からもはぐれてしまい、生きる方法さえ見失ってしまった少女・ハリカ(広瀬)が、一人の老齢の女・亜乃音(田中裕子)と出会う物語。
ニセモノの家族、ニセモノの人生、ニセモノの記憶…そして、ある事件を通して「生きることの意味」「人が生きる上で本当に大切なものは何か」を問い掛ける。
カメラマンと無言の対話…ポスター撮影に密着!
このポスター撮影は、11月下旬に都内スタジオの屋外駐車場で行われた。ザテレビジョンは撮影現場に密着。
広瀬は駐車場に現れると、早速スタッフからイメージについて説明を受ける。髪をバッサリと切った広瀬は、まだショートヘアに慣れないのか、それとも手触りがいいのか、自身の襟足をワシャワシャとかき上げる。
撮影が始まると、ハリカの特技であり移動手段でもあるスケボーを抱えてみたり、あえてカメラから視線を外してみたりとさまざまな表情を見せる。
カットを重ねるにつれ、大勢のスタッフに囲まれていたはずの空間が、広瀬とカメラマンの2人以外、誰も踏み込めないような緊迫感に包まれていく。
広瀬というより、もうそこにいるのは身寄りのない少女・ハリカだ。カメラマンとの会話はほとんどない。ハリカの日常を丁寧に切り取っていくような作業が続く。
広瀬の眼差しから感じる“欠落”“動物的”なハリカ
切なくも力強い広瀬の目。以前、次屋尚プロデューサーに「広瀬さんに期待することは?」と尋ねた時に「普通の19歳っていうのは、もう自分の生き方を見つけて社会にうまく適合していくんです。ハリカは、そこが欠落していて、動物的な部分がある。広瀬さんには、そんなハリカに10代のすべてを捧げてほしいと思います」と明かしたことを思い出す。
撮影が終わるとホッとしたのか、表情がゆるみ、ついさっきまでいたはずのハリカの気配は、もうどこにもない。切り替えの速さ、メリハリの付け方の器用さに、この日一番驚かされた。
なぜ4種類もポスターを作ったの?
今回、ポスターを制作を担当したデザイナーは、「このドラマのために、髪をバッサリ切って挑む広瀬すずさんの魅力を存分に知っていただけるよう、今回は4種類のポスターを制作しました」と異例の決断について理由を説明。
また「ドキュメンタリータッチで撮影した写真は、主人公・辻沢ハリカの印象的で、素敵な表情を切り取ることができました」と自信をのぞかせた。
広瀬すずも手応え十分「カットによってキャッチコピーの印象は変わるはずです!」
広瀬も仕上がりについて「今まで自分がやらせてもらった作品ではあまりなかった雰囲気で、主人公・ハリカのいろいろな感情を受け取ってもらえるポスターだなと感じました」と満足げ。
続けて「キャッチコピーの『私を守ってくれたのは、ニセモノだけだった。』は4種類同じですが、写真によって言葉の意味の受け取り方が違うと思うので、楽しみです!」と見どころを語った。
ポスターは放送直前、首都圏を中心に展開も!
このビジュアルは、番組公式ホームページや、2018年1月8日(月)朝から東京・新宿、渋谷など首都圏の主な駅や電車内で掲出・公開予定。