前作が大きな反響を呼び、日曜劇場では実に6年ぶり、2回目となる異例のシーズン化が実現した「99.9-刑事専門弁護士-SEASONII」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)。14日の初回スペシャルも視聴率15.1%を記録。前作に引き続き、好スタートを切った。
そんな中、1月21日(日)放送の第2話に先駆け、第3話のキャストとして、宇崎竜童の出演が発表された。
宇崎が演じるのは、自身と同じ「人気ロック歌手」の役。香川照之演じる佐田が顧問弁護士を務める大手芸能事務所の歌手だが、佐田が“依頼人の利益”を守ろうと策を講じたせいで窮地に立たされてしまい、殺人事件の容疑者となってしまう。
さらに、その事件の目撃者で犯人に襲われる石川敦子は、安達祐実が演じる。
また、今作は新たに「裁判官」の視点を加えることによって、より見応えのある日本の司法のトライアングルを表現している。そんな「裁判官」と「弁護士」の間にある“壁”が色濃く描かれ、今シーズンらしさが展開していく上で欠かせないのが第3話だ。
その「裁判官」側のキャスト陣では、既に笑福亭鶴瓶が裁判官・川上憲一郎役として登場しているが、その川上の部下であり、舞子(木村文乃)の裁判官時代の先輩である山内徹役として松尾諭、舞子の上司であった遠藤啓介役として甲本雅裕が発表された。
深山が26年前の“0.1%の事実”を追う
第2話では、深山(松本潤)が美由紀(野々すみ花)から連絡を受けて、故郷の石川・金沢へ。
美由紀は、26年前に深山の父親・大介(首藤康之)が逮捕された殺人事件の被害者・美里の妹だった。
美由紀が深山に渡したのは見覚えのない水晶の遺留品で、当時の事件現場に落ちていて、美里の遺留品として警察から母親に返されていた。
しかし、それは美里のものでもなく、大介のものでもなかった。深山は現場に第三者がいたという新たな証拠と考え、その遺留品を基に、もう一度26年前の事件に隠された“0.1%の事実”を追い求める。
そして、それは大介の事件の担当検事だった宿敵・大友検事正(奥田瑛二)との対決も意味していた。
金沢地方検察庁には、深山が担当した事件の検察官だった丸川(青木崇高)が人事異動で赴任しており、深山は丸川に調査の協力を仰ぐ。
一方、舞子は斑目法律事務所の所長・斑目(岸部一徳)から打診を受け、事件の調査に加わることになり金沢へ向かう。
そして、家族で休暇中だった佐田(香川照之)も、斑目の策略で金沢に向かうことになる。
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