同人音楽を舞台に作品を発表しているハイレゾ音楽制作ユニットBeagle Kick(ビーグル キック)は、9月19日より768kHz/32bit整数の超ハイレゾ音源の配信を開始した。配信サイトはOTOTOYとDLsite.comで、価格と製品概要は下記の通り。
OTOTOY
Beagle kick「SUMMER VIBE」
WAV形式のみ、単曲ごとの販売。各250円(税別)
・768kHz/32bit整数
・384kHz/32bit整数
・192kHz/24bit
DLsite.com
Beagle kick「SUMMER VIBE」
WAV形式のみ、下記音源のパッケージ販売。400円(税別)
・768kHz/32bit整数・384kHz/32bit整数・192kHz/24bit・CDマスタリング済み44.1kHz/16bit(ボーナストラック)
Beagle kickはNHKの特番やドラマ、TVアニメ作品などで劇伴を手掛ける作・編曲家の和田貴史と音響エンジニアでStereo Sound ONLINEやデジファイ等に執筆しているオーディオライターの橋爪徹による音楽ユニットだ。
今作「SUMMER VIBE」ももちろん、作曲は和田貴史が担当。7月にレコーディングが行なわれた。ミュージシャンも豪華で、大野雄二率いるモンスターバンド「Yuji Ohno & LUPINTIC 6」のギタリスト和泉聡志を筆頭に、各方面で引っ張りだこの5名がこのためだけに集まっている。
レコーディングには768kHzでの録音に対応する、RMEのオーディオインターフェース「ADI-2 Pro」を使用し、グルーヴ感もパッケージすべく「せーの」で同時演奏されたものを一発録音している。Stereo Sound ONLINEでは、同人音楽初という768kHz/32bitレコーディングに密着し、レポートをお届けしているので、ぜひご一読いただきたい。
制作された「SUMMER VIBE」は、今年夏に行なわれたコミックマーケット92(コミケ)で販売され、瞬く間に完売したそうだ。録音できる機器が非常に少なく768kHz/32bit整数の超ハイレゾ音源は希少な存在だ。Beagle kickの橋爪徹は「768kHz/32bit整数の音源が一般向けに配信販売されているのは、調べた限りでは把握していない。おそらく世界初だろう」とコメントした。