世界的大ヒットを記録したドラマシリーズ『24 -TWENTY FOUR-』で主役を演じた、俳優のキーファー・サザーランド(49)。シリーズ終了後はあまり大きな活躍を見せていなかった彼が、今秋から新たにスタートしたドラマ『Designated Survivor(現題)』で、主役の大統領役として第一線にカムバック。
そんな彼は先日、動画ニュースサイト「People/Entertainment Weekly Network」のインタビューで、元婚約者のジュリア・ロバーツとの破局について回想。結婚式の3日前に振られるという衝撃的な破局から25年が経った今、ジュリアに対する正直な想いを語った。
1991年、第63回アカデミー賞に仲良く連れ添って参加したふたり。Photo : Getty Images
1990年に公開された映画『フラットライナーズ』のセットで出会った、キーファーとジュリア。ふたりはすぐさま意気投合するも、当時キーファーには妻が。しかしジュリアとの関係のために、離婚を決意。1990年に離婚が成立するなり、ふたりはすぐさま婚約を発表。翌年1991年6月には式を予定し、スピード結婚を果たすはずだった。しかし3日後に式を控えた日、ふたりは結婚式をキャンセル。破棄を申し出たのはジュリアで、その数日後には、キーファーの友人である俳優のジェイソン・パトリックとの交際が発覚することに…。
1991年、キーファーとの結婚破棄の原因と言われたジェイソンと、堂々と手をつないで映画『Rush』のプレミア会場へ。Photo : Getty Images
急激に燃え上がったものの、あっけなく終わってしまった、ジュリアとの恋。そんな“黒歴史”とも言える過去について尋ねられたキーファー。さぞかし後悔しているかと思いきや、彼女の決断を「ありがたい」という衝撃的な回答で、世間をアッと驚かせた。「彼女は現実的になったんだと思うし、それはいいことだったと思う」と語り出した、キーファー。間を空けたあと、「プレッシャーを表現するのは、難しいからね。僕たちはまだ若く、とても愛し合っていた。だから、結婚しようと思ったんだ」と、ふたりの当時の関係を表現した。
1990年、キーファーが出演する『ヤングガン2』のプレミアにて。Photo : Getty Images
そんななか、婚約した1990年に公開された『プリティ・ウーマン』が爆発的ヒットを記録。ジュリアは23歳という若さで大スターとなり、翌年には同作でゴールデングローブ賞を受賞。「当時の彼女は、世界でもっとも有名な女性だった。結婚式は本来、ふたりだけのためのものだった。でもそれが、大げさなものになってしまった」と、ジュリアの成功によってふたりの関係が変化したことを告白。「最終的に、(結婚は)彼女が求めるものではなかったんだ。仕事やキャリアがあるなか、“結婚できない”と言うのには、かなり勇気が必要だっただろうね」と言い、話を締めくくったキーファー。一度もジュリアを批判することなく、インタビューを締めくくった。
ふたりの交際のきっかけとなった映画『フラットライナーズ』のプレミアにて。Photo : Getty Images
そんなジュリアの過剰なほどの恋愛体質は、恋多き女性がひしめくハリウッドでもトップレベル!キーファーとの破局してまで交際したジェイソンとの関係も、長くは続かず。その後交際したカントリー歌手のライル・ラヴェットと1993年に結婚するが、1995年にスピード離婚。1998年から俳優のベンジャミン・ブラットと交際・婚約するも、2001年の映画『ザ・メキシカン』で出会ったカメラマンのダニエル・モダーと恋に落ち、またもや婚約を破棄。当時結婚していたダニエルと不倫の末に、2002年に結婚。2004年に双子、2007年に次男を出産してからは落ち着いたようで、現在は家族と仲良く暮らしているよう。
現夫のダニエル・モダーと。2012年に開催された「Bring Back The Beach」アワードにて。Photo : Getty Images
今回のインタビューで、『24 -TWENTY FOUR-』の刑事役で見せた熱血・短気ぶりを微塵も感じさせない、広い心を伺わせたキーファー。そんなキーファーの“理解ある男”な一面以上に驚かされるのが、ジュリアの魔性ぶり。度重なる浮気や別れを選択しながらも着実にキャリアを積み続け、ちゃっかり幸せな結婚まで掴むパワーは、あっぱれ! 恋愛上手になるためにも、ジュリアの出演作を見直すというのもアリかも?
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