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「ゲーム依存」=識者に聞く 教育評論家 尾木直樹氏 学力が急激に低下

2019年1月9日 09:00 四国新聞

 「成績がストンと落ちる」「脳に甚大な影響を与える」-。日常生活や健康に深刻な支障が出る「ゲーム依存症(ゲーム障害)」について、「尾木ママ」の愛称で知られる教育評論家の尾木直樹氏(72)は、こう警鐘を鳴らす。世界保健機関(WHO)がゲーム障害を病気に認定したことには「依存の子どもたちの立ち直りにつながる」と期待感を表した。

-ゲーム障害が新たな疾患に認定されたことについての感想を

 尾木 日本だけでなく、世界的な課題になっていた。アルコールやギャンブル依存と同様、脳の灰白質に甚大な影響を及ぼし、脱出が難しくなる。認定は治療対象にもなるということで「大英断」と言える。また、社会に対する「警告」の意味も大きい。学校や地域でも認識が変わり、依存で困っている子どもたちの立ち直りを全力で支援していけるようになるはずだ。

-ゲームの問題点とは

 尾木 最近主流になっているオンラインゲームは対戦相手がいるので「眠いからやめる」「一抜けた」がしにくい。韓国ではオンラインゲームにはまってエコノミークラス症候群となり、複数の死者まで出ている。また、学力が急激に下がるという調査結果もある。学年上位にいた中学生が、あっという間に最下位あたりまで落ちたというような例は珍しくない。「やめなくてはいけないと分かっていても、やめられない」―。これが依存症の怖さだ。

-「ゲームをしないと仲間外れになる」と子どもに言われると、親が強く注意できないとの話も聞く

 尾木 私の経験ではこの10年来「ゲームをやっていないせいで友達がいない」という子は1人も見てこなかった。むしろ、ゲームに頼らない子は自立できているとも言える。

-どういう子どもがゲーム依存になりやすい

 尾木 「家庭に居場所がない」「家庭が楽しくない」など、端的に言えば親子関係が良くないケースだ。親がゲーム機を没収したとしても、根本的な解決にはならない。ゲームがなくても「楽しい」と思える家庭環境や友達関係をつくることが、依存の未然防止には重要だ。

-家庭で守るべきことは

 尾木 あるアメリカの家庭で、母親が13歳の子どもにスマートフォンを与える際「18の約束事」を作成したのが日本でも話題になった。その中では第一に「スマホの所有権は親にある」ということを明確にしている。また、使用時間などについて話し合い、違反した時のペナルティーも決めている。このように家庭でルールを作ってほしい。内容は全て紙に書いて、家の中に貼り出しておくといい。

-ゲームから離れるためのアドバイスを

 尾木 やっぱり体を動かすことかな。それとゲーム以外の楽しさを見つけること。日常の中で、バーチャルではない楽しさ、奥深さ、予測不可能な“どきどき感”を体験してほしい。そのためには、学校や自治体、国などがリードして注意喚起やガイドラインを作成し、個人や家庭を支援することが望まれる。

-コンピューターゲームの腕前を競う「eスポーツ」についてどう思うか

 尾木 あれはスポーツとは言えない。大人が楽しむのはいいが、子どもたちにとってはデメリットばかり。オリンピックの競技に入れるというのは論外だ。

-ゲーム以外に気を付けることは

 尾木 SNS(会員制交流サイト)の使いすぎに注意を。思春期になると子どもたちは仲間と群れて行動したり、おしゃべりを楽しんだりする。一方で、一人になり自分と向き合う時間は絶対に必要。自分を客観的に見つめ、葛藤することができるのは一人のときだけだから。24時間SNSでつながってしまうと精神的な自立ができない。10年後、自立できていない若者ばかりの日本になることを危惧している。


尾木 直樹(おぎ・なおき)
教育評論家、法政大特任教授、臨床教育研究所「虹」所長。1947年滋賀県生まれ。高松一高、早稲田大卒。私立高校や公立中学校教諭、大学教員などとして計44年間教壇に立つ。やさしい語り口と笑顔から「尾木ママ」の愛称で親しまれ、メディア出演や講演、執筆なども多数。

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cat_18_issue_oa-shikokunews oa-shikokunews_0_02f9c5ed2dc4_8日間で4人死亡/県内で火災相次ぐ/就寝前の火元に注意 02f9c5ed2dc4 02f9c5ed2dc4 8日間で4人死亡/県内で火災相次ぐ/就寝前の火元に注意 oa-shikokunews 0

8日間で4人死亡/県内で火災相次ぐ/就寝前の火元に注意

2019年1月9日 09:00 四国新聞

 県内で年始から民家火災が相次ぎ、うち3件で4人が亡くなった。県危機管理課は「1月は例年、火災での死者が最も多いが、わずか8日間でこの数は異常」とし、火の取り扱いへの注意を呼び掛けている。

 同課によると、2007年からの10年間に発生した火災の死者数を月別でみると、1月が平均2・9人で最多。死者が出やすいのは就寝中の深夜から早朝までで、今年の3件もこの時間帯の発生だった。

 同課は「火災の発生を防ぐには、『火の近くを離れない。離れるときは必ず消火』を徹底して」と強調。深夜や未明は寝たばこも原因になりやすいとして▽灰皿に水を入れる▽消えたかどうかの確認をしっかり行う-などを挙げる。就寝中は火が広がってから気付き、逃げ遅れるケースが目立つため「火災警報器の設置も効果が大きい」とする。

 また、火災に遭った場合の備えとして「素早く通報できる上、懐中電灯の代わりにも使える」として、枕元に携帯電話やスマートフォンを置くよう推奨。合わせてスリッパも近くに置いておけば、避難時に割れたガラスで足をけがする危険性を軽減できるという。

 冬場に火災が多い原因の一つに、風が強く、空気が乾燥しやすいことがある。ただ、高松地方気象台によると、県内は8日夕まで、乾燥や強風の注意報は出ていない。県危機管理課は「乾燥注意報などが発表されれば火災の危険性は高まり、さらに冷え込めば火を使う機会が増える。2月も火災による死者が多く、火の管理には十分注意してほしい」としている。

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cat_18_issue_oa-shikokunews oa-shikokunews_0_2f8f19a05c15_「お猿の国」も亥年? イノシシ出没、餌横取り 土庄 2f8f19a05c15 2f8f19a05c15 「お猿の国」も亥年? イノシシ出没、餌横取り 土庄 oa-shikokunews 0

「お猿の国」も亥年? イノシシ出没、餌横取り 土庄

2019年1月9日 09:00 四国新聞

 野生のニホンザル約500匹を餌付けしている土庄町肥土山の銚子渓自然動物園「お猿の国」にイノシシが出没。亥(い)年を待っていたかのように山を下り、サルの餌を“横取り”する光景が繰り広げられている。

 8日夕、サルの餌場となっている園中央の管理事務所近くでイノシシ5頭が確認された。家族連れとみられ、3頭は体長約100~130センチで、もう2頭は約70センチ。同園によると数年前から時々見かけるようになり、午後4時ごろのサルへの餌やり時間によく姿を現すという。

 突然のイノシシの出現に驚く観光客も。一帯は鳥獣保護区で狩猟が禁じられている。イノシシによる人への被害は出ていないが、同園は「イノシシが繁殖すると周辺に迷惑が掛かる」と対策を思案中。

 県みどり保全課は「現在はサルとイノシシですみ分けができているのだろう」とみる。ただ、匂いのする食べ物に興味を持つと人を襲う可能性もあるとし、「イノシシに不用意に近寄ったり、餌付けしたりしないでほしい」としている。

cat_18_issue_oa-shikokunews oa-shikokunews_0_d4fcfb2ab829_【かがわ受験最前線】高松商、商業系屈指の進学率 d4fcfb2ab829 d4fcfb2ab829 【かがわ受験最前線】高松商、商業系屈指の進学率 oa-shikokunews 0

【かがわ受験最前線】高松商、商業系屈指の進学率

2019年1月8日 09:00 四国新聞

【かがわ受験最前線】の第9弾は高松商、観音寺総合、津田の3校。商業高校の雄、進学をけん引する総合学科、1年次からの取り組みなどを探る。

【高松商高】
 高松商高は、進学校に匹敵する学力の「英語実務科」が国公立大を目指し、「商業科」は推薦入試を活用して有名私大に進学する。8割に達する進学率は商業高校としては全国屈指という。その進学先もレベルが高い。

【観音寺総合高】
 観音寺中央高と三豊工高が統合して2017年度に誕生した観音寺総合高。進学の中心になるのは総合学科で、2割程度の生徒が大学に進む。推薦入試も活用しながら、国公立大や私大の関関同立に合格する生徒もいる。

【津田高】
 東讃で三本松高とともに普通科の単科高校として知られる津田高。大学進学に向けては、1年次から進学クラスを設け、小規模校ならではのきめ細かな進路指導を行う。卒業後は半数近くが大学に進学している。

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cat_18_issue_oa-shikokunews oa-shikokunews_0_b404decb9546_長尾寺、180キロの大鏡餅運び 力自慢が熱戦披露  b404decb9546 b404decb9546 長尾寺、180キロの大鏡餅運び 力自慢が熱戦披露  oa-shikokunews 0

長尾寺、180キロの大鏡餅運び 力自慢が熱戦披露 

2019年1月8日 09:00 四国新聞

 さあ、もう一歩、もう一歩―。さぬき市長尾西の四国霊場87番札所・長尾寺で7日、新春恒例の大会陽が営まれた。メイン行事の大鏡力餅運搬競技では、力自慢たちが熱戦を披露。徳島県鳴門市の会社員、段洋司さん(42)が180キロの大鏡餅(三宝を含む)を56・3メートル運び、2位に23・2メートル差をつけて9年連続10度目の優勝を飾った。

 大鏡力餅運搬競技は、長尾寺で100年以上続く恒例行事。当時の住職が若者の軟弱さを憂い、力試しを勧めたことが始まりとされる。

 今年は県内外から10人が出場した。日差しに恵まれ温かく、例年より多い見物客が見守る中、さらしを巻いた腹部に上段36キロ、下段56キロの大鏡餅と、それを支える土台の三宝(88キロ)を乗せ、境内に設けられた25メートルの特設コースを往復し、歩いた距離を競った。

 出場者はそれぞれ2回ずつ挑戦。トップバッターで登場した段さんは1回目で55・8メートルを歩き、2回目でさらに記録を伸ばした。段さんは「新年早々縁起がいい。今年の餅は形がいびつで持ちにくかったが根性で押さえ込めた。来年は10連覇を目指す」と爽やかな笑顔を浮かべた。

 競技の合間には、45キロの砂袋を抱えて歩く「子ども力餅運搬競技」が繰り広げられ、地元の小学生たちが家族や友人の声援を受けながら奮闘。競技前には小餅などが本堂から投げ込まれる福奪(ふくばい)もあり、福を求めて訪れた大勢の参拝客の人垣が揺れた。

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「ゲーム依存」=識者に聞く 精神科医 和田秀樹氏 「接触頻度高く危険」

2019年1月8日 09:00 四国新聞

 「日本人は依存症に対する認識が甘い上、みんながやっていることをやっていないと仲間外れになるような土壌がある」。受験アドバイザーで精神科医でもある和田秀樹氏(58)は、依存症問題を分析した上で、リスク回避へ、真の友人をつくること、治療施設の充実や専門医の養成が重要とアドバイスした。

-依存症の怖さとは

 和田氏 依存症は進行性があり、自然治癒がない。早い段階で治療しないと、最後は“社会的廃人”になったり、引きこもったりして、社会生活が送れなくなる。自殺してしまう人も少なくない。依存症は意志の力で治ると思われるが、意志が壊れるのが依存症。脳のソフトが書き換えられてしまう病気で、依存症の人はそのことしか考えられなくなる。重症化すると自分が依存してしまったことばかり考えてしまい、他のことができなくなる。

-やめたくてもやめられない、と

 和田 スマートフォン依存の人は仕事中でもスマホがやめられない。職場で当たり前のようにスマホをデスクに置いている。歩きスマホは明らかに危ない。危ないのを分かっていてやめられないのが依存だ。

-なぜ、依存症になるのか

 和田 依存症を招くには二つのポイントがある。一つ目はその物質自身がすごく依存性が強い。麻薬・覚醒剤やギャンブルがそう。もうひとつは接触頻度。ギャンブルは多くの国で禁止され、ラスベガスのような例外地域を設けている。そこに行かないとできなくすることで予防している。競馬、競輪は開催日を限定し、予防している。

-ゲーム依存はどうか

 和田 とりわけスマホゲームを考えると、スマホは24時間肌身離さず持っている。これほど接触頻度が高いものはない。ゲームの開発者は「はまる」ゲーム、つまり依存させるゲームを作ろうとする。あえて依存の状態にし、はまらせて、たくさん課金させるのが、いいプログラマー。ゲームの派手な動きの刺激が、依存につながる。ゲームが改良されれば依存性も強くなり、将来にわたってリスキーとなる。子どものうちにゲーム依存になれば、将来、仕事に就けなくなる危険がある。 

-スマホをやめられない子どもが多いのは

 和田 日本特有の依存症を生みやすい土壌がある。みんながやっていることをやっていないと仲間外れになる。LINEに返信しないといじめの対象になるという文化だから、やらないことには勇気がいる。

-香川では小中学生は午後9時以降、スマホを使わないルールを作ったが、家庭での実現は難しいようだ

 和田 そうした動きを社会運動にしなければならない。保護者の依存症に対する認識が甘い。一度なると悲惨。ちょっと想像してみてほしい。自分の子どもが40歳を過ぎて仕事もせずにゲームにはまり、それを取り上げたら暴れる―。本当に怖い病気だ。

-ゲーム依存になりやすい人の特徴はあるか

 和田 孤立気味の人。人に依存できないので、物に依存する。腹を割って話せる親友がいれば依存症になりにくい。子どもにはみんなと仲良くするだけでなく、「腹を割って話せる友達をつくろう」と教えるべき。トレンドが「みんなと」になるから、仲間外れを恐れ、全員がLINEでつながり、「いいね」を言わないといけなくなる。

-治療施設はないのか

 和田 国内は極めて少ない。日本では依存症が怖い病気、治療が必要な病気と認識されていない。これは世界の精神医学のトレンドと大きく違う。韓国や中国は早くから国を挙げて対策を打ち、多くの治療施設がある。精神科医が診る病院だけでなく、自助グループや相談所も多い。

-世界保健機構(WHO)がゲーム依存を病気と位置付けた。今後、社会に変化はあるか

 和田 あると思う。日本の不幸は治療施設の不足。「ゲーム依存は病気」と認識されれば、治療施設の必要性も叫ばれるだろう。国内には専門医も少ない。治療者の養成を全国レベルでやるべきだ。


和田 秀樹(わだ・ひでき)
1960年大阪市生まれ。精神科医。東京大医学部医学科卒。東大医学部付属病院などを経て、現在は国際医療福祉大心理学科教授。和田秀樹こころと体のクリニック院長。受験アドバイザーとしても知られ、教育問題に精通する。「『依存症』社会」(祥伝社)、「スマホが起こす『自分病』って何?」(新講社)、「受験は要領」(PHP文庫)など著書多数。

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cat_18_issue_oa-shikokunews oa-shikokunews_0_a3b3fd56af37_「ゲーム依存」識者インタビュー 久里浜医療センター・樋口進院長(64)「薬物より治療困難」 a3b3fd56af37 a3b3fd56af37 「ゲーム依存」識者インタビュー 久里浜医療センター・樋口進院長(64)「薬物より治療困難」 oa-shikokunews 0

「ゲーム依存」識者インタビュー 久里浜医療センター・樋口進院長(64)「薬物より治療困難」

2019年1月7日 09:00 四国新聞

 スマートフォンのオンラインゲームなどに過度に依存する「ゲーム障害」が、世界保健機構(WHO)に新たな疾病として今年5月正式に認定される。寝食を忘れて没頭し、家族などに暴力を振るう例も報告されており、日本など世界各国で社会問題化していることが背景にある。ゲーム依存の実態と問題点、今後の取り組みの必要性などについて久里浜医療センター・樋口進院長(64)に聞いた。

 「ゲーム依存は薬物やアルコール依存などよりも治療が難しい」。国内初のインターネット依存治療専門外来を設立した第一人者で、久里浜医療センター(神奈川県横須賀市)の樋口進院長(64)はゲーム障害の恐ろしさをこう指摘する。WHOに新疾病認定を働き掛けてきただけに、認定の意義を喜ぶ一方、依存の未然防止、脱却への課題はまだまだ多いとの見解を示した。

-インターネットに依存する若者が増えている。

 樋口院長 厚生労働省が昨年8月に「インターネット依存の疑いがある」という中高生の人数を全国推計で93万人と発表した。数字はここ5年間で倍増している。この中で、恐ろしいのが「ゲーム依存症」だ。久里浜に来る患者の多くはゲーム依存症で男性が圧倒的に多く、平均年齢は19歳。中高生が半分を占め、未成年者で7割程度となっている。

-ゲーム依存の症状で具体的に多いものは。

 樋口 昼夜逆転などの生活の乱れから成績が大幅に低下する。親が注意すると逆上し、ゲームやスマホを取り上げるなどすれば暴力に訴えることも少なくない。当院に来る家族、親が骨折する事例はたくさんある。

-勉強への影響は。

 樋口 中・高一貫校の生徒が高校に上がれないケースもかなりある。期待する大学に行けず、モチベーションが上がらないため能力を生かせない。放置しておくと、若者の将来が駄目になってしまうことが一番の問題だ。

-この病院ではどう対応しているのか。

 樋口 まずは入院してもらう。ゲーム以外のことを全く考えられなくなっているからで、その状態では治療できない。一定期間ゲームのできる環境から離してやることで精神状態を落ち着かせ、その段階になってから医師による面談などを進めていく。

-依存症になるのは何歳くらいからか。

 樋口 小学生でも依存症になる。当院では9歳の男児が入院したこともある。年齢が低いほど依存になりやすく、治療は難しい。予防は早ければ早いほど良い。

-治療はやはり難しいのか。

 樋口 薬物やアルコール、ギャンブルなど依存症にはさまざまなものがあるが、一番治療が難しいのがゲーム。オンラインゲームはおもしろいようにつくられているし、終わりがない。やめようと思ってもゲームの向こうには相手がいる。また、脳の中で理性をつかさどる前頭葉の部分は成人するまでは働きが弱いことに加え、ゲームに依存している子どもは、前頭葉の一部が萎縮するというデータも出ている。

-家庭での対応は。

 樋口 依存にならないようゲームを始める段階で親がルールをつくり、守れなかったときは「ゲームを取り上げる」などの罰則をきちんと励行することが第一だ。ただし、依存症になった時は家庭だけで対応するのは絶対に無理。ただでさえ、中高生は反抗期。医療機関や学校の先生、スクールカウンセラー、友達の力も借りて本人に“異常”を自覚させることが必要になる。国など行政が動く時が来ている。

-ゲーム依存から脱却するために必要なことは。

 樋口 長い時間をゲームにかけてきたのだから、そこから離れるには本人にとってかなりの勇気が必要。周囲の協力や医師との相談を重ねることで「アカウント」を消すことができればあきらめもつき、ゲームから離れられる。

-参考になる海外の例はあるか。

 樋口 まずは治療に当たる医師の絶対数を増やすこと。韓国では夜中にネットを遮断する法律をつくっている。日本でも、学校や地域でも子どもたちを見守っていけるよう行政が主導して条例などを設け、社会全体でゲームへのアクセスを制限する環境づくりが欠かせない。


樋口 進(ひぐち・すすむ)
1979年東北大医学部卒。米国国立保健研究所、国立久里浜病院臨床研究部長などを経て、現職。専門は臨床精神医学、アルコール関連問題、インターネット依存など。WHO専門家諮問委員(薬物依存・アルコール問題担当)などを務める。神奈川県藤沢市。64歳。

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部分日食、見えた! 県内、雲間からチラリ

2019年1月7日 09:00 四国新聞

 月が太陽の手前を横切って太陽の一部が欠けて見える「部分日食」が6日午前、全国各地で観測された。県内でも雲間から欠けた太陽が姿を見せ、天文ショーを繰り広げた。国内での部分日食は2016年3月以来ほぼ3年ぶり。

 この日の高松市上空は、早朝こそ厚い雲に覆われたが、徐々に天気が回復。午前9時半すぎには雲の切れ間から3割近く欠けた太陽が顔をのぞかせ、同11時15分ごろに元の太陽に戻った。全国でも仙台市天文台や東京スカイツリーで観察会が行われ、子どもらの歓声が上がった。

 今年は12月26日にも国内で部分日食が楽しめる。同じ年に2度、観測できるのは珍しいという。

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新年の平穏祈り巡礼 小豆島霊場で「寒参り」

2019年1月7日 09:00 四国新聞

 6日は二十四節気の一つ「小寒」。遍路文化が息づく小豆島では、小寒から大寒(20日)の間に小豆島八十八カ所霊場を巡礼する「寒参り」が始まった。半世紀以上前から続けているという中讃地域の遍路団体も島入りし、3泊4日の巡拝の旅をスタート。一行は各寺で熱心に般若心経を唱え、新年の平穏無事などを願った。

 寒参りは、寒さが厳しい時季に霊場を巡ると御利益が一段とあるとされる。積雪で農作業ができない日本海側の遍路団体が始めたと伝えられ、1980年代には約20団体が小豆島を訪れていたが、次第に減少して近年は数団体になっているという。

 丸亀市や綾川町の住民でつくる「讃岐敬真講」(土屋徳幸会長)は、今年も6~9日の4日間で全霊場を巡る予定。白衣(はくえ)に輪袈裟(わげさ)をまとった70~80代の男女12人は島入りすると早速、小豆島霊場総本院(土庄町)を訪れ、遍路行の心得を授かる「授戒」の儀式の後、一年の無病息災や家内安全などを熱心に祈った。

 その後、一行はマイクロバスに乗り込み、57番札所・浄源坊や53番札所・本覚寺、65番札所・光明庵(以上土庄町渕崎)、66番札所・等空庵(土庄町伊喜末)など島西部の霊場を参拝して回った。

 小豆島霊場の遍路シーズンは、初大師の21日に営まれる「島開き法要」で本格的に幕を開ける。

cat_18_issue_oa-shikokunews oa-shikokunews_0_7a6c684a29db_【かがわ大学受験最前線】三本松、東讃トップの実績 7a6c684a29db 7a6c684a29db 【かがわ大学受験最前線】三本松、東讃トップの実績 oa-shikokunews 0

【かがわ大学受験最前線】三本松、東讃トップの実績

2019年1月6日 09:00 四国新聞

【かがわ受験最前線】の第8弾は三本松、小豆島中央、飯山の3校。東讃トップの進学実績、小豆島唯一で進路に幅があること、総合学科ならではの推薦入試などについて紹介する。

【三本松高】
 東讃屈指の進学校として知られる三本松高。東讃では成績上位者が高松高などに流れるケースが増え、三本松高は大学進学でも苦戦。それでも30人が国公立大に合格する進学実績は東讃では他校を圧倒する。

【小豆島中央高】
 小豆島高と土庄高が統合して2017年度に開校した小豆島中央高。初年度は46%が大学に進学した。小豆島唯一の高校で生徒の学力の幅は広く、旧帝大や国立大医学部から短大・専門学校、就職と多様な進路に対応する。

【飯山高】
 総合学科と看護科がある飯山高。看護科は5年間の一貫教育で、大学進学は総合学科が担う。大学に進むのは1割。近畿や中四国の私大に進むケースが多い。推薦入試で合格する生徒が半数を占める。

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