最も大きな家具のひとつ、ベッドをどこに置くかで寝室の使い心地や雰囲気が決まります。そのため寝室のレイアウトは頭を悩ませることもありますよね。居心地の良い寝室にするためには、どの配置が一番良い?そんな疑問を持つ方に、今回はユーザーさんが実践している寝室のおすすめレイアウトをご紹介します。
ベッドを端に寄せるレイアウト
寝室をもっと有効活用したい!と思う方におすすめなのが、ベッドを端に寄せて置くレイアウト。空いているスペースにドレッサーやキャビネットを置いたり、お部屋のサイズによってはソファを置くことも可能です。ここではベッドを壁に沿って配置しているユーザーさんをご紹介します。
■お部屋を広々とした印象に
撮影:roomxxmstさん
roomxxmstさんのお部屋は、爽やかな風がとおり抜けていくような広々とした雰囲気です。ベッドを壁に寄せて置いたレイアウトは、ソファとテーブルを置いてもまだゆとりのある印象に。ロータイプの家具を使いこなし、ファブリックのカラーを合わせるなど、広く見せるテクニックがいっぱい詰まったお部屋です。
■フレームなしのベッドが活きる
撮影:ineko_kさん
エアコンの風が当たらないよう、ベッドのレイアウトを変えたというineko_k さん。壁に沿った配置法とフレームなしのベッドのデザインは、眠るとき以外にはソファ代わりになってくれそう。余白を持たせたスタイリングで室内は解放感にあふれ、心地良い時間を過ごせそうな雰囲気に満ちています。
■カラーとテイストを合わせて
撮影:maubeyaさん
maubeya さんは家具の高さを視線より低めに保ち、室内はとてもスッキリとした印象です。ベッドサイドにある空間をさらに活かすようにチョイスされたのは、淡いトーンの色彩とナチュラルな素材のアイテム。お部屋に優しくそそぎ込む日差しと風がよく似合う、おだやかな印象に仕上げています。
ベッドをお部屋の奥に配置する
入り口の対面の壁にベッドを置くレイアウトは、ドアからベッドまでの空間を自由に使える利点があります。空いているスペースの両サイドに家具を置いたり、入り口からベッドへのスッキリとした眺めを活かせば、広く見せる効果も抜群。ここではベッドをお部屋の奥に配置したユーザーさんをご紹介します。
■レイアウトが映えるカラーリングで
撮影:sowさん
お部屋の奥にベッドを配置しているsowさん。ベッドの足元の空間にはPCデスクを置き、空いたスペースをしっかり活用しているレイアウトです。生活に必要な家具を配置しながらも、淡いカラーをメインに選び、濃い色彩はポイント使いにしていることで、スッキリとした印象のコーディネートとなっています。
■お部屋に生まれた余白を活かして
撮影:KMNNさん
ベッドを窓と平行に置いたレイアウトで、その他の空間を存分に活かしているのがKMNN さんです。低めのベッドをチョイスしたことで生まれる解放感、そしてメリハリのあるモノトーンのカラーリング。フォトフレームのディスプレイや、エレガントな照明の使い方など、室内のスペースを見事に活かしたスタイリングです。
■ゆとりある寝室に似合うレイアウト
撮影:miomioさん
miomioさんは、広い寝室をいっそう快適に過ごせるレイアウトにしています。柔らかな陽が差し込む窓と平行にシングルベッドをふたつ置き、ソファを置いてリラックスムード満点の雰囲気に。背の高い家具は置かず、全体を落ち着きのあるウッディトーンでまとめ、ゆったりとくつろげる寝室にしています。
ベッドの両サイドを空けるレイアウト
ホテルでよく使われているのが、ベッドの両サイドに空間を持たせる配置法です。ベッドのどちらからでも降りることができ、ベッドカバーを両側に落とせる利点もあり、ゆとりを感じさせる視覚効果も。ちょっぴりハードルが高く感じられるこのレイアウト、ご紹介するユーザーさんからそのコツを教えてもらいましょう♪
■大きめベッドフレームでゆとりある寝室に
撮影:aco_1206さん
aco_1206さんは、マットレスよりフレームが大きなステージタイプを利用されています。エレガントでスッキリとしたデザインのベッドを活かし、両サイドは整然とシンプルにコーディネート。上質の木の素材感ただよう寝室は、こだわりのあるアイテムが飾られた、大人のための空間が完成しています。
■ベッドサイドにグリーンを取り入れて
撮影:SHINPEIさん
ベッドを中央に置き、その周囲にグリーンをふんだんに取り入れているSHINPEIさん。両サイドのスペースを存分に活用し、みずみずしい植物たちと、味わい深いアイテムが美しく共存しています。アートな感性が反映されたディスプレイを楽しみながら、緑のシャワーの中ですがすがしい朝を迎えられそうです。
■シンメトリーコーデで洗練された空間に
撮影:Fumiyoshijmiさん
Fumiyoshijmiさんの寝室は凛とした静寂さを味わえる空間です。畳にペルシャ絨毯を合わせ、ヘッドボードの周囲はシンメトリーにコーディネート。和が持つシンプルな美しさと、洋が持つエレガントさがとけ合い、心が安らぐ寝室に。クラシカルな魅力にあふれた室内で、流れていく時間を感じることができそうです。
■ゆったりとしたカバーで暖かみをプラス
撮影:sayumamaさん
ベッドを壁に沿わせたレイアウトでは難しい、ベッドカバーの全面を使えるのがベッドを中央に置く配置法の魅力のひとつです。sayumama さんの寝室ではこのレイアウトを活かし、ゆったりとかけられたカバーが印象的な空間に。アフリカンバスケットを用いた、こだわりのディスプレイが楽しめる寝室となっています。
ゆっくりとくつろぎたい寝室なのに、何だか居心地が良くないみたい……。そんな風に感じたら、ベッドの配置を見直す良いチャンスかもしれません。ご紹介したユーザーさんを参考に、自宅の寝室にぴったりなレイアウトを見つけてくださいね。
執筆:keitha