断捨離をスタートして、心地良い住まいにしたいけれど、何を残してどれを捨てるかを決めるのは難しい問題です。これってとっておくべきもの?それとも捨てるべき?そんな風に悩んでいる方は、捨てるものを見極めるコツを学んでみませんか?
「いま」必要なものを持つ暮らし
高かったもの、大切な人からのプレゼント、思い出がたくさんつまったもの……。どれも捨てることなんてできない、と悩んでいる方は、いまの暮らしに何が必要なものなのかを考えてみましょう。
■①とりあえず買っておこう、を止めてみよう
撮影:BUTTERFLYさん
お手ごろ価格だったものや、あっ可愛い!と衝動的に買ったものがある、という方は、それが今の自分にとって愛情が湧くものなのかを考えてみましょう。BUTTERFLYさんは愛着のもてないもの、使わなくなったものは断捨離することを決意。大切なものだけを選ぶ目を持つ、大人のライフスタイルを実践されています。
■②1軍だけを厳選しよう
撮影:chiiiさん
暮らしに必要なアイテムには常に使う1軍と、いつかの出番を待つ2軍があるのかもしれません。chiiiさんは「いつか」の出番を待つものを排除し、いま使うものだけを厳選。食器類も収納もスッキリとしてとても使いやすそうな雰囲気です。ごちゃつきやすいキッチンは、広々とした解放感に満ちあふれています。
■③1年間使わなかったものは断捨離しよう
撮影:warashibeさん
ものがあふれやすいキッチンの中でも、ふと気づくと増えているのが調味料です。ひとつひとつは小さなサイズでも、たくさんあるとそれだけ大きなスペースを取るもの。warashibe さんは1年で使わなかった調味料は潔く断捨離。ゆとりのある収納が印象的な、美しい調和に満ちたキッチンが完成しています。
■④大切にしたいものを選ぼう
撮影:rainbowlotusさん
雑多になりやすいクローゼットですが、ここをスッキリしたい!と思う方に見て頂きたいのがrainbowlotusさんのクローゼットです。大事なものだけを選んで残りは断捨離し、ハンガーの種類も合わせて統一感のあるエリアに。クローゼット内部は、風がとおり抜けていくようなすがすがしい空間となりました。
収納を見直してみよう
スッキリした家を目指すのなら、どれだけの量を収納できるかを、よく分かっておくことが重要です。ここでは収納スペースや収納法を理解しているユーザーさんをご紹介します。
■⑤すべてのものを出してみよう
撮影:konatuさん
小さいと思っていても、意外にも量が入る収納スペース。手の届きにくいエリアには、もう何年も使っていないものがあるかもしれません。konatuさんはキッチンにあるものを一度すべて出して分別をされたそう。空となったカップボードを移動させ、スッキリしたキッチンには新たなスペースが生まれました。
■⑥定期的に持ちものをチェックしてみよう
撮影:niko3さん
種類が豊富な食器類は、増え続けていくアイテムのひとつ。でも実際に使うものはそこまで多くないのかもしれません。niko3さんはときどき家族で使う食器をテーブルに並べてチェックているそう。常にいま必要なものが把握できて、いつもスッキリとした収納をキープしたい方のお手本となる発想です。
■⑦お掃除するのと一緒に断捨離をしてみよう
撮影:haruharuさん
家族の分も合わせると、いつの間にかいっぱいになりやすいシューズクローゼット。haruharuさんはこの場所をお掃除をするときと一緒に断捨離を決行しています。すべての靴をぜんぶ出すので、どれを今後も使用するのか分かりやすく、同時に棚もピカピカに。さらに全体の収納バランスも見直せる優れたアイデアです。
目指す理想の空間を知っておこう
捨てるものと残すものを見極めるときに大きなポイントとなるのが、断捨離後の理想の空間です。ここでは断捨離を実行して目指すお部屋を手に入れたユーザーさんをご紹介します。
■⑧理想のキッチンを描いてみよう
撮影:miii_yさん
シンプルでスッキリとしたキッチンを目指したい、という方のお手本になるのがmiii_yさんのお宅です。リセットされたというキッチンは、ミニマルに整えられた美しく洗練された空間。その分表に出ている厳選されたキッチンツールやアイテムたちの存在感が、よりいっそう輝くディスプレイとなっています。
■⑨何が今の暮らしに必要かを知ろう
撮影:yo_homeさん
断捨離するときに最も判断が難しいのは、大型家具かもしれません。けれど以前は必要であったものでも、今の暮らしでは求めていないものはありませんか?yo_homeさんは掃除がしにくかったベッドとサイドボード、ゴミ箱と空気清浄機を撤去。ゆとりのある快適な寝室で、ぐっすりと眠りに落ちることができそうです。
■⑩代用品を利用してみよう
撮影:warashibeさん
生活に欠かせないものでも、スペースを取るアイテムはどうすべきか悩むことも多いはず。そんなときにおすすめなのが、warashibeさんの発想です。玄関エリアで場所を取る傘立ては手放して、珪藻土プレートを代わりに使用。やわらかな質感がドライフラワーで飾られたあたたかい雰囲気にぴったりと馴染んでいます。
断捨離にトライしたいけれど、捨ててしまってあとで後悔したくない……。そんな悩みを持つ方はここでご紹介したユーザーさんを参考に、残すものと捨てるものを見極めるコツを学んで、理想の空間を目指してみませんか?
執筆:keitha