[ソウル 17日 ロイター] - 韓国の朴槿恵大統領や友人の崔順実被告の疑惑と事件を捜査する特別検察官チームは17日、贈賄容疑などでサムスン電子副会長の李在鎔(イ・ジェヨン)容疑者を逮捕した。同氏は、サムスングループの事実上のトップ。
特別検察官は、今回の逮捕状請求にあたり、追加証拠を確保したと発表。裁判所は、追加の証拠資料などに言及し、逮捕の必要性を認めるとした。特別検察官は1月に逮捕状を請求したが、これは棄却されていた。
一方、朴商鎮(パク・サンジン)社長の逮捕状請求は棄却された。特別検察は14日、朴商鎮氏の逮捕状も請求していた。
グループの事実上のトップが逮捕されたことで、業務がすぐに滞ることはないが、長期的な投資決定に影響が出る、との指摘がある。