[ロサンゼルス 10日 ロイター] - 米R&B歌手のR・ケリーさん(52)から性的虐待を受けていたと複数の女性が証言するドキュメンタリー番組が放送されたことを受け、歌手レディー・ガガさんはケリーさんと過去にデュエットした楽曲のネット配信を停止するとともに、今後いっさい一緒に仕事をしないと明らかにした。
ケリーさんはここ数年浮上している性的虐待疑惑を繰り返し否定している。
先週放送されたドキュメンタリー番組「Surviving R.Kelly(原題)」では、ケリーさんから性的虐待だけでなく、精神的・肉体的虐待も受けたと複数の女性が証言しており、その中には未成年だった女性も含まれている。
ガガさんはインスタグラムへの投稿で、このドキュメンタリー番組の内容にぞっとするとコメントし「私は1000%この女性たちの味方です。彼女たちを信じています。彼女たちが苦しみ、痛みを感じていることを理解しています。彼女たちの声に耳をかたむけ、真剣に受け止める必要があります」と述べた。
その上で、ケリーさんと2013年にデュエットした楽曲「Do What U Want (With My Body)(原題)」を、iTunesや他のストリーミングサービスから全て削除し、今後いっさい一緒に仕事をしないと断言。「若い時に誤った判断をしたことや、もっと早く自分の意見をはっきりと言わなかったことを後悔している」と思いを語った。