[東京 4日 ロイター] - 自民党総裁選に立候補している石破茂・元幹事長は4日記者会見し、自らの掲げる政策を8つの項目に分けて解説した動画を7日の告示までにホームページに順次アップすると発表した。各項目は政治・行政の信頼回復、経済政策、地方創生、社会保障、防災省、北朝鮮、外交安全保障、憲法で、1項目当たり5分程度。
石破氏はすでに47の都道府県に対応してそれぞれ5━10分の政策動画も公表しており、幅広い有権者にアピールする戦略だ。石破氏は動画を重視する理由について「スマートフォンが普及するなか、有権者に広く政策を訴えるためには最大限の努力が必要」「国民に直接伝える手段を持ちたい」などと説明した。
安倍晋三首相はすでに国会議員票の8割を抑えて有利とみられているが、石破氏は過去の総裁選を振り返り「最後の最後まで迷って決断したことがある」と述べ、投票先未定の議員らに訴えかけた。
総裁選出馬を断念した野田聖子総務相が安倍首相支持を表明したことについて「彼女の見識において判断した」とコメントした。