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昆虫食レストラン体験 タガメの内臓はラ・フランスの香り

2016年8月9日 20:00 NEWSポストセブン

 昆虫食は「美味しくて栄養価が高く、地球環境に優しい」といわれ、理想の未来食とたとえる人もいる。ただし見た目のグロさをのぞげば。そんな昆虫食の料理を集めた「昆虫食フェア」を都内のレストランで開催し、人気を集めているという。いったいどのようなものか、さっそく試食してみた。(取材・文=フリーライター・神田憲行)

 * * *
 レストランは東京・高田馬場にある「米とサーカス」という。もともと鹿肉やワニ肉などを提供するジビエ居酒屋として、食の好奇心豊かな客の胃袋にアピールしてきたお店だ。それがなぜ昆虫食なのか、フェア責任者の宮下慧さんが説明する。

「これまで当店ではダチョウやウーパールーパーなどいろんな食材に手を広げてきたところ、お客さんの間から『虫も食べてみたい』というご要望が寄せられることが多くなってきたんです。それで去年2月に期間限定でやってみたところ、非常に好評でして、その第二弾として今回開催することにしました」

 珍しい昆虫食が食べられるとあって、遠方からわざわざ1人でやってきて「こういうの食べたかったんだよねー」と舌鼓をうつお客さんもいるとか。世の中、広いものである。

「現代の日本では昆虫はそんなに馴染みのない食材ですけれど、世界では20億人が普通に食べているポピュラーな存在なんです。食材もたとえば『アリの水煮缶詰』は、都内のアジアンスーパーで普通に手に入りますよ」

 メニューは昆虫料理研究家の内山昭一氏、虫食いライターのムシモアゼルギリコ氏の協力を仰いで完成した。さっそく食べてみよう。

 まずは初心者にとってもっともハードルが低いと思われる「アリの卵ゼリー」から。赤いゼリーの見た目が美しく、「アリの卵」と聞かなければ普通に美味しい。脳内に「美味しい!でもアリの卵!でも美味しい!」という想いがリフレインする。

「ただ昆虫を食べさせる、というだけではレストランの意味がありません。昆虫で、しかも美味しいというのがポイントなんです」(宮下さん)

 お次はフェアの目玉料理、虫寿司である。使われている食材は、ミツバチ、カマキリの子ども、イナゴ、コオロギ、蜂の子、タガメだ。それぞれが原型を留めたまま、お寿司の上に鎮座している。

「虫寿司で悩んだところは、それぞれの昆虫がみんな茶色で見た目が楽しくないところですね。それで紅ショウガを添えたりしそで巻いたりして、彩りを加えました。ギリギリ和食の伝統にそって昆虫食をアレンジした、という感じですかね」

 宮下さんのトークに熱が籠もるが、卵焼きの上に乗ったタガメの存在が強烈過ぎて頭に入ってこない。これ、5センチくらいあるよな……。

「あ、タガメ気になっちゃいます?これ国内では希少なので、タイから塩煮したものをわざわざ取り寄せているんですよ」

──これ、このままいくんですか?

「いえ、付属のハサミでお腹を切り裂いて、中身を掻き出して卵焼きに載せてください。タガメと仲良くなろう!」

 仲良くって、食べるわけだし。ハサミでの処理を宮下さんにお願いすると、なんとなく手つきがおぼつかない。

──あれ? ひょっとして苦手ですか?

「いやあの、もの凄く積極的に食べたいかと聞かれると、そうでもない的な」

──自分も虫が怖いんじゃないですか!

「いえあの、この私と虫との微妙な距離感が、一般のお客様の昆虫食への目線を忘れないためにも必要ではないかと、自分では思っています」

 なんだかんだ言いながら、タガメから掻き出した中身を卵焼きに載せる。空っぽになったタガメが目に入らないように、卵焼きを口に含んでみると……なんか!ものすごく良い匂いがする!

「でしょう!タガメの内臓は洋梨のラ・フランスみたいな香りがするんですよ!」

 すごい。あんな恐ろしい形相の昆虫から、こんな香りのものが出てくるなんて、生命の神秘に触れた気がする。乾燥したコオロギも小魚みたいでビールのおつまみにいけそうな感じだ。素揚げしたカマキリの子もうまい。

「見た目と味のギャップというのが、昆虫食の醍醐味なんですよ」

 昆虫食に若干距離を取りつつも、宮下さんが将来考えている食材がある。

「海外に食用のゴキブリがいるそうなんですよ。5センチくらいで動きも遅いそうです。何年先になるかわかりませんが、トライしてみたいですね」

 その際にはまたレポートすることを読者のみなさまにお約束する。「米とサーカス」の昆虫食フェアは8月いっぱいまで。

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cat_1_issue_oa-newspostseven oa-newspostseven_0_1jyjal15laj4y_最下層女子校生 必要とされるならと知らない男に抱かれる 1jyjal15laj4y 1jyjal15laj4y 最下層女子校生 必要とされるならと知らない男に抱かれる oa-newspostseven 0

最下層女子校生 必要とされるならと知らない男に抱かれる

2016年8月9日 20:00 NEWSポストセブン

 9月1日は、1年の中で少年少女の自殺がもっとも多い日である。夏休みが終わり、新学期が始まるその日に自ら命を絶つのは、彼ら彼女らを絶望の淵に立たせる深い闇が関係している。精神的・肉体的虐待、性暴力、そして貧困や学校でのイジメなどさまざまな要素が複雑に絡み合い、10代20代の若年女子たちの心を蝕んでいるのだ。それがときに自殺などの自傷行為に走らせたり、カラダを売ることによって承認欲求を満たし、生活の糧にせざるを得ない状況がある。そんな女子たちを救おうと、これまで3000人以上の女子に寄り添って話を聞いてきたNPO法人『BONDプロジェクト』代表の橘ジュン氏が、このほど『最下層女子校生~無関心社会の罪~』(小学館新書)を上梓した。橘氏に若い女性たちが抱える「闇」について聞いた。

 * * *
──今の少女たちを取り巻く環境はそんなに厳しいものなのですか。

「相談したくても相談できない子が増えています。そういう子は、既存の制度からもこぼれ落ちてしまい、社会の統計からも消されて“透明”のような存在として、家族や学校、社会からもなかったことにされていくのです。DVなどの家庭的な事情、それに伴う精神疾患や体調不良、性被害を受けたことによる自尊心の欠如、親が貧困のため経済的に困窮状態にあるなどで、居場所を失い、孤立感に苛まれ、“生きづらさ”を抱えています」

──昔はレディス(女暴走族)などエネルギーを外で発散していたと記憶しています。

「当時から、私はそういう子たちをずっと取材し続けてきましたが、その当時の彼女らと現代に生きる女の子たちはかなり違うように感じます。仰るように当時の彼女たちは怒りや不条理なことがあると、それを外に向けて発散していました。しかし、現代に生きる女の子たちはほとんどが内向きです。常に受け身で自己肯定感が少なく、“自分なんて生まれてこなければ良かった” “自分なんてどうなってもいい”と自信を失っています。それが自傷行為やカラダを売ることで“自分は他人に必要とされている”と自分を納得させています」

──昔は援助交際というと、欲しいものを買うためにやっているというイメージがありました。

「もちろん、そういう子もいます。でも、私が話を聞いた子で多いのは、お金ももらわずに、自分が必要とされるならと、唯一そこだけが自分を肯定してもらえる場所だっていって知らない男に抱かれるんですよ。お金をもらうにしたって、せいぜい2万円です。しかも、ホテル代込みです。それどころか5000円や3000円でカラダを許しちゃう。私に言わせれば、自己肯定感が低い子が肯定されるために援助交際するのって立派な自傷行為だと思います」

──何か、信じられないような話ですね。

「一見、何も問題のないような子でも心に深い傷を負い、“死にたい”と口にする子もいます。医者の娘さんで貧困とは無縁。子どもの頃から、“医者になれ”とスパルタ教育を受けていました。とても優秀な有名私立大学附属中学に合格したんですが、父親が望んでいた第1志望の学校だけ落ちてしまった。そうしたら、親からは”バカ”呼ばわりされて、存在を無視されています。もっぱら親の愛は出来のいい弟の方に偏重して、彼女は家の中に居場所を失っています。それが“死にたい”という言葉を吐かせるんです。だけど、親も学校の先生も彼女の悩みを理解できないんですね」

──それにしても壮絶すぎる人生を送っている女子がこんなに多数いるとは驚きです。

「ある地方都市で話を聞いた女の子は、母親の命令で小学校さえ通わせてもらっていませんでした。バスも電車にも乗ったことがないから、最寄り駅やバス停がわからないんですね。徒歩圏内と自宅しか社会を知らないんです。自分の名前を漢字で書くこともできない。母親に働いてみたいと直訴しても“小学校も出てないで字も書けない奴が働けるわけがないだろう!”って。完全な虐待です。

 それで私のNPOにメールでSOSを送ってきたんですが、いざとなると一歩が踏み出せないんです。やはり、徒歩圏内と自宅のみで生きてきたから怖いんですね。それに彼女の人生をメチャメチャにしたはずの母親を恨むどころか、心配ばかりするんです。母親に認められたいという気持ちが強いんですね。話を聞いていて、切なくなってしまいました」

──イジメも社会問題化しています。

「やはり、私が話を聞いた女の子のケースですが、小学校から専門学校時代までずっとイジメられ続けていました。母親に相談しても見て見ぬふりだったそうです。中学校を卒業して、誰も行かないような高校へ進学して、ようやくイジメから逃げられるかと思ったら、女ボス的な存在の子に目を付けられて、やはりイジメのターゲットにされてしまいました。ひどいのは、高2の時、そのイジメの首謀者の罠で4人のヤンキー男たちにレイプされてしまうんです。それがきっかけで“自分は汚れてしまった”という罪の意識を未だに持ち続け、立ち直れていません。

 この他にも妊娠したものの相手の男が逃げちゃったり、実の父親の子どもを2度も堕胎させられたりといった女の子が登場しますが、氷山の一角だと思っています。悩んでいる女の子たちには、絶対に死なないでと言いたいです。辛い気持ちは私たちが聞いて寄り添って、場合によっては行政につなげることもします。生きていれば楽しい時間もいっぱいあるということを知って欲しい。だからくれぐれも早まった行動だけはしないで欲しいですね」

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安室奈美恵 CMギャラランキングで女王・吉永小百合と並ぶ

2016年8月9日 20:00 NEWSポストセブン

 タレントの人気と格付けが最もストレートに反映されるのが「CMのギャラ」だ。本誌は、大手広告代理店から内部資料を入手。スポンサーがタレントを起用する際にテレビCMに加え、新聞広告やラジオ、イベント、WEBなどへの出演を含めた「年間契約料」として必要とされる金額をランキング化した。

 最新のランキングでは、長年トップの座に君臨していた大女優・吉永小百合(71)に、安室奈美恵(38)が並んだ(ともに推定1億円~)。

「安室の女性からの支持はバツグンで、コンサートは全国ツアーのどの会場も超満員。今年はNHKのリオ五輪テーマソングを歌うことも追い風となり、相場はグングンあがっている」(広告代理店関係者)

 選抜総選挙のテレビ中継が今年も17.6%と高視聴率を叩き出したAKB48。前回より1000万円アップの9000万~1億円で3位に食い込んだ。ここ数年は前田敦子(25)、大島優子(27)といった人気メンバーの卒業が相次ぎ、今後も小嶋陽菜(28)ら主力の卒業が控えているがCMの世界では人気健在、引く手あまただ。

 相変わらずの人気ぶりといえば綾瀬はるか(31・推定6000万~7000万円)もそう。前出の広告代理店関係者がこう明かす。

「綾瀬は化粧品の『SK-II』のCMに20年以上出演している桃井かおりのお気に入り。桃井がCM関係者と食事するたびに『あの天然キャラ、好きだわ』とべた褒めするんです。その評判は業界内であっという間に広まり、彼女の好感度を押し上げた」

※週刊ポスト2016年8月19・26日号

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cat_1_issue_oa-newspostseven oa-newspostseven_0_1jidbhbo29cgz_女子アナ 夏の人事異動で明らかになった勝ち組と負け組 1jidbhbo29cgz 1jidbhbo29cgz 女子アナ 夏の人事異動で明らかになった勝ち組と負け組 oa-newspostseven 0

女子アナ 夏の人事異動で明らかになった勝ち組と負け組

2016年8月6日 20:00 NEWSポストセブン

 7月は人事異動の季節。テレビ業界でも番組改編に伴う女子アナたちの“人事”が行なわれ、“勝ち組”と“負け組”が鮮明になっている。

 フリー転身を機に大ブレイクを果たしたのは元日テレの上田まりえ(29)だ。“女子アナ嫌い”で知られるマツコ・デラックスに気に入られ、TOKYO MX『5時に夢中!』のレギュラーの他、『踊る!さんま御殿!!』や『ダウンタウンDX』など、数々の人気番組にひっぱりだこで、まさに“勝ち組”といえる。

 一報、夏の人事異動で“負け組”となってしまったのが、NHKの有働由美子アナ(47)だ。

「NHK史上初の女性理事を目指しているといわれる彼女にとって目下の目標はエグゼクティブアナウンサーへの昇進だったが、今回の人事異動では見送られた。以来、張り詰めていた気持ちが緩んだようです」(NHK関係者)

 7月15日放送の『あさイチ』で、デートの際、下痢なのにゴルフの打ちっぱなしで息み、下着を汚したという体験を告白して、視聴者からの抗議が殺到。この放言も“気の緩み”のせい?

 視聴率三冠王をひた走る絶好調の日テレでは大黒柱・水卜麻美アナ(29)が相変わらず“一人勝ち状態”。一方、葉山エレーヌアナ(34)には厳しい夏となった。

「インターネット事業部へ異動となりました。アナウンス部との兼任ですが、ナレーションか短いニュースを読む程度の仕事しかなく、事実上の“女子アナ引退勧告”です」(日テレ関係者)

『お昼のANNニュース』や『ワイド!スクランブル』(ともにテレ朝系)のニュース担当にサプライズ起用されて3か月のテレビ朝日・下平さやかアナ(43)も絶好調だ。

「すっかり“お局”となっていた下平さんの扱いに局側も困っていたが、上層部の鶴の一声でニュースへ大抜擢。局内のやっかみも少なくなかったが、蓋を開けてみたら、アナウンス技術も安定していて評判は悪くない」(テレ朝関係者)

 一方で「エース候補」と期待されていた竹内由恵アナ(30)の評判は芳しくない。

「本人は報道希望だが、30歳を超えてもアイドルアナっぽさが抜けない。『表情が作れず人形みたいだ』と酷評されている」(同前)

※週刊ポスト2016年8月12日号

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徹夜するとムダ毛が伸びる、白熊の毛は透明など「毛知識」

2016年8月6日 20:00 NEWSポストセブン

 肌の露出が増える夏は、何かと「毛」が気になる季節。そこで「毛」に関するさまざまな豆知識を紹介しよう。(監修/日本スキン・エステティック協会の清水京子さん)

◆クレオパトラも脱毛剤やかみそりを使っていた!
 脱毛の歴史は紀元前4000~3000年、古代オリエントからといわれている。古代エジプトでも、かのクレオパトラが脱毛剤を使っていたという記述があるほか、遺跡の出土品にはブロンズのかみそりなども見つかっている。

◆日本最古の脱毛は「毛抜き」
 平安貴族たちが銀製の毛抜きを使い、額の形を整えていた。江戸時代には眉の形を整えていると書かれた文献がある。

◆日本のアンダーヘア処理の起源は江戸時代の遊女だった!
 毛先がチクチクしないよう、平たい軽石を2つ使ってこすり切ったり、線香で焼いたり…。そんなアンダーヘアの処理=遊女というイメージから、日本での下半身脱毛が海外より遅れたという説もあるとか。

◆徹夜するとムダ毛が伸びる
 女性の体は女性ホルモンと男性ホルモンがバランスよく分泌されることで健康を保っているが、徹夜や過度なダイエット、ストレスなどで男性ホルモンが優位になり、ひげ、手足、背中、陰毛上部などが濃くなることが知られている。

◆「世界一長い髪」の女性は5.627m
ギネスに認定されているのは、中国人女性だが、18.9mのインド人男性が現在、申請中。

◆シロクマの体毛は白色ではなく透明だった!
 シロクマの毛は空洞になっていて、反射することで白く見える。素肌の色はなんと黒だ。

※女性セブン2016年8月11日号

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狩野恵里アナ 関係者が声を潜め語る「モヤさま」卒業理由

2016年8月6日 20:00 NEWSポストセブン

 昨今のテレビ界の一大ニュースといえば、テレビ東京の大躍進。低迷を続けるフジテレビとは対照的に、高視聴率を獲得するテレビ東京だが、つい先日起こった“大事件”が『モヤモヤさまぁ~ず2』の人事異動だ。

「39歳子持ち」とイジられるなど、まだ29歳ながらも、すでに“美熟女”の風格を漂わせる狩野恵里アナ(29)だが、7月24日、アシスタントを務める「モヤさま」からの卒業を涙ながらに発表した。同局関係者が声を潜める。

「卒業の背景には狩野とさまぁ~ず・大竹一樹との微妙な距離感があったといわれています。2人のやりとりがギクシャクしてカットするシーンが増えていた。テレ東の女子アナにとって同番組は出世への登竜門となっているだけに、後任希望が殺到している」

※週刊ポスト2016年8月12日号

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cat_1_issue_oa-newspostseven oa-newspostseven_0_s4sc3ydbics2_HIV陽性者対象調査 約3分の1が医療機関に感染申告せず s4sc3ydbics2 s4sc3ydbics2 HIV陽性者対象調査 約3分の1が医療機関に感染申告せず oa-newspostseven 0

HIV陽性者対象調査 約3分の1が医療機関に感染申告せず

2016年8月6日 20:00 NEWSポストセブン

 いま、歯科治療で最大の課題となっているのが、感染症患者への対応である。B型やC型肝炎、HIV(エイズウイルス)などは血液を介して感染するため、出血が起きやすい歯科治療での感染リスクが指摘されているのだ。

 C型肝炎を最近完治させた、元養護教諭の出田妙子さん(58)は20年間、歯科治療を受けずにいた。

「歯科医院では問診票に“肝炎ウイルスに感染していますか”という設問があります。それを申告して差別的な対応を受けた人がいましたし、子供がイジメを受ける可能性があるので、周囲に肝炎患者だと知られたくなかった。だから20年間我慢していました」

 集団予防接種の使い回しでB型肝炎ウイルスに感染した、大山美紀子さん(62)。銀歯の下で虫歯が進行したため歯科医院に通院しているがこんな扱いを受けた。

「B型肝炎患者だと告げたら、“消毒の関係で、午前中の最後か、夕方の最後に来てくれ”といわれました」

 さらに、治療中のうがいを禁じられ、毎回苦しい思いをしているというのだ。

「誰かの感染原因に絶対なってはいけない。そう思うので必ず申告しますが、その日の最後の治療を指定される理由は、感染対策が不十分だからですよね……」

 2014年、高知の歯科医がHIV陽性者の診療を拒否したことが報じられた。日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス代表理事の高久陽介さんは差別的な対応は珍しくないとする。

「問診票にHIVと記入したら、違う部屋に連れていかれたり、歯科医が防護服みたいな全身物々しい装備で現われることもあります。“何でうちに来たの?”といわれたりもする。

 仲間たちは感染源として扱われることを強烈に認識するといいますし、傷つきます。HIV陽性者に行なったアンケートでは、約3分の1が医療機関に感染を申告していませんでした」

 久留米大学が肝炎患者を対象に調査した結果、約3割が歯科治療の際に肝炎患者だと申告していなかった。

●取材・文/岩澤倫彦(ジャーナリスト)と本誌取材班

※週刊ポスト2016年8月12日号

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名古屋場所4日目 九重親方が最期に吐いた唯一の弱音

2016年8月6日 20:00 NEWSポストセブン

 7月31日に、膵臓がんのため61才で亡くなった元横綱・千代の富士の九重親方。昨年6月に膵臓がんが発覚し、同月下旬に緊急手術を受けた。同年9月に膵臓がんを公表したが、がんは外科手術では病巣を取り除ききれないほどに全身に転移。特殊は放射線治療を受けていた。

 がん発覚から1年余り。昨年は手術入院のために休場した名古屋場所(7月10日初日)に今年は姿を見せた。

「場所前に名古屋入りした頃にはもう固形物の食事はできませんでした。フルーツジュースを喉に流し込むのが精一杯。体重は現役時代から初めて100kgを割り、その姿には関係者が衝撃を受けていました」(部屋関係者)

 常人であれば、とっくに限界を超えている体調だ。場所初日の前日、九重親方は朝稽古で土俵際に腕組みをして座り、弟子たちの稽古の様子に鋭い視線を送っていた。

「このハーチャン野郎、なにやってんだ! もっと頭から当たれよ」

“ハーチャン野郎”とは、九重親方がよく使う口癖。一人前になっていない“半端者”の弟子をいつもこう呼んだ。

 3時間に及ぶ朝稽古が終わる直前の午前10時過ぎ、おもむろに立ち上がった九重親方は竹刀を握って関取の千代の国(26才)に近づき、「このへっぴり腰が…」と言いながら竹刀でまわしを突き始めた。その指導は10分以上続き、稽古場の空気は張りつめた。

「九重部屋は外国人力士や学士力士を取らず、高卒や中卒の力士をイチから厳しく育てることで知られます。千代の国は幕内に上がったものの、右肩の脱臼などの怪我で三段目まで転落し、再び幕内に返り咲いた苦労人。肩の脱臼癖に苦しんだ九重親方が自身と重ね合わせて、とくに目をかけている関取です。場所直前の稽古は軽く流すのが常識。ですが、この日の親方は、何かに焦っているかのような激しい指導ぶりでした」(相撲記者)

 稽古中、横に置いた湯飲みを何度も口に運び、30分に1回、錠剤をボトルから出してのみ込む。Tシャツと短パン姿にもかかわらず、お腹と背中に大きな使い捨てカイロが貼られていた。

「名古屋場所には監察委員として出勤していました。場所4日目(7月13日)のことです。ゆっくりした足どりで委員の控室に来ると、椅子にどっかりと座り込み、“キツイね、しんどい”と漏らし、目を閉じていました。親方が弱音を吐いたのは、後にも先にも、この一言だけだったのではないでしょうか」(相撲関係者)

 その日、東京に戻り緊急入院した。

※女性セブン2016年8月18・25日号

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相模原事件「被害者氏名非公表」に従った記者クラブの欺瞞

2016年8月6日 20:00 NEWSポストセブン

 神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で死者19人、重軽傷者26人(7月28日現在)を出した大量殺戮事件。今回の事件の報道には、これまでの殺人事件と大きく違う点がある。被害者の名前が公表されていないことだ。

 未成年が加害者の場合、少年法があるため、「被害者は実名なのに加害者が匿名」という事態が起きたが、被害者が匿名というケースは極めて異例である。

 理由について神奈川県警は、「遺族が氏名などを出したくないという意見を持っている」と説明した。そのことを新聞各紙は説明しているものの、それに疑問を呈した報道は少ない。

 奇妙ではないか。たとえば同じく7月に起きたバングラデシュでのテロ事件では、「家族の了解を得ていない」として政府が被害者の実名公表を控えるなか、新聞・テレビは次々に実名を報じた。

 朝日新聞は特集を組み、ゼネラルエディターが「人格の象徴である氏名や人となりなどを知ることで、志半ばで理不尽なテロによって命を落とした7人の無念さを社会が共有し、再発防止策、安全対策を探ることができると考えます」と主張した。

 では、なぜ今回に限って沈黙しているのか。服部孝章・立教大学名誉教授(メディア・情報法)が指摘する。

「仮に警察が実名を公表した場合でも、たしかに遺族の意向を踏まえて実名報道を差し控えた可能性が高い。

 しかし一方で、その方が亡くなったことを記録に残すのが人間の尊厳を守るということです。匿名は、その尊厳を傷つける可能性がある。そうした議論をメディアがしなければいけない」

 評論家の呉智英氏は、端的に「差別だ」という。

「かつて、出生時または幼少時からの聾唖(ろうあ)者を守るための減刑を規定していた刑法第40条が、『罰せられる権利がないのは差別だ』として削除されたことがある。今回の問題は、『障害者を守る』という名目で匿名にしている点が、同じく差別なのです。

 世の中の人たちは障害者の権利が制限され、差別されているのに気づかない。あるいは、気づいているが見て見ぬふりをしている。それが、今回の被害者の匿名報道の本質なのです」

 新聞・テレビは気づかないのか、それとも見て見ぬふりをしているのか。

※週刊ポスト2016年8月12日号

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水泳の元五輪代表・藤本隆宏 大河俳優までの苦難の道のり

2016年8月4日 20:00 NEWSポストセブン

 元五輪の水泳選手から俳優に身を移した変わり種がいる──。バルセロナ五輪の400メートル個人メドレーで日本人初の決勝進出を果たした藤本隆宏(46)はなぜ、縁もゆかりもない世界に飛び込んだのか。

「記録が伸び悩み、第2の人生について考えていた頃、ミュージカルを観に行き、挑戦したいと思ったんです」

 アトランタ五輪を目指しつつ、1995年秋に劇団四季のオーディションに合格。代表選考会に落選すると、俳優1本に絞った。

 そこから苦難の道が始まる。与えられるのは端役ばかりで、年収20万円という年もあった。台詞が一言あるかないかの日々は10年以上に及んだ。

 2008年、NHKドラマ『坂の上の雲』のオーディションに合格し、飛躍のきっかけを掴む。2012年には大河ドラマ『平清盛』に出演、そして現在は『真田丸』で真田家の家臣を演じる。偶然か必然か、4年周期で大仕事が回ってくる。

「五輪を通して、『努力すれば必ず答えが出る』と実感できました。悔しい時期を長く経験しましたから、一言の台詞も無駄にしたくありません」

(敬称略)

●撮影/鈴木正美

※週刊ポスト2016年8月12日号

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