cat_1_issue_oa-newspostseven oa-newspostseven_0_85d0329a381f_金子恵美氏 ミス日本のお陰で人生の苦境も乗り越えられた 85d0329a381f 85d0329a381f 金子恵美氏 ミス日本のお陰で人生の苦境も乗り越えられた oa-newspostseven 0

金子恵美氏 ミス日本のお陰で人生の苦境も乗り越えられた

2018年5月3日 16:00 NEWSポストセブン

 ミス日本コンテストに出場する女性たちにとって、その経験は後の人生に大きな影響を与える。衆院議員として活躍した金子恵美氏と政治家一族の娘として育った女優、松野未佳(松野頼久氏の娘)。ともに「政治」に縁のある2人が当時の思い出を華やかに語り合った。金子氏は夫・宮崎謙介氏の2016年の不倫騒動についても言及した。

金子恵美(以下、金子):松野さんが政治家を目指したいと何かの番組で仰っていたのを見ましたよ。

松野未佳(以下、松野):そう考えた時期もありましたが、今は大学院で法律を学び、弁護士を目指す道を考えています。金子さんはまた政治家として復帰したいという思いはありますか?

金子:そうですね。ただ、出産前後は衆議院議員の公務で1年ほど子育てという大事な責務を果たせていなかったので、今は母親として子供に向き合う時間を大切にしています。そんな日常の中でも女性の社会進出や少子化の問題に自らぶち当たることもあるので、問題意識は持ち続けていきたいですね。

松野:本当に女性は結婚や出産、育児などで、あらゆる変化への対応力が求められますよね。

金子:その通りです。その時々で様々な選択も迫られますし。私事だけど世間をお騒がせした夫の不倫騒動の際には、周囲の皆さんから「別れた方が頑張れという風潮になって成功する」など様々なお言葉をいただきましたが、私には「離婚」という選択肢はなかった。

松野:それは大変強いお気持ちだと思います。

金子:人間誰しも過ちはある。でも大事なのはそこでどう生まれ変わるか、その人間力だと思って政治家としての活動を続けました。その結果、落選はしましたが、後悔はないですね。私はグランプリにはなれませんでしたが、ミス日本への挑戦も同じ気持ちです。

松野:自分の人生に“これだけは”という揺るがない信念を持ち続けるのと、柔軟に対応する力、どちらもミス日本に通ずることですね!

金子:まあ持ち前の精神力の強さもあるとは思いますが、ミス日本の経験が苦境を乗り越える強い心を作る礎になったかもしれませんね(笑い)。

【プロフィール】
まつの・みか/1995年、熊本県生まれ。曾祖父(松野鶴平・元参議院議長)、祖父(松野頼三・元農林大臣)、父(松野頼久・前衆院議員)と3代にわたる政治家一家に生まれる。慶應義塾大学に通うかたわら、タレント活動も行なう。今年2月公開の映画『9~ナイン~』では女優業に初挑戦した。

かねこ・めぐみ/1978年、新潟県生まれ。父は元・新潟県月潟村村長の金子由征氏。夫は元衆議院議員の宮崎謙介氏で、現在2歳の息子を育児中。2007年に新潟市議、2010年に新潟県議、2012年に衆院議員に当選。2期を務め、2016年には総務大臣政務官を務めた。

※週刊ポスト2018年5月4・11日号

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cat_1_issue_oa-newspostseven oa-newspostseven_0_48e182a6953c_浜田翔子ほか 柔らかい人気グラドルの「5つのY字」写真 48e182a6953c 48e182a6953c 浜田翔子ほか 柔らかい人気グラドルの「5つのY字」写真 oa-newspostseven 0

浜田翔子ほか 柔らかい人気グラドルの「5つのY字」写真

2018年5月3日 16:00 NEWSポストセブン

 バレエや新体操、ダンスなどの経験を持つグラビアアイドルは少なくない。そんな彼女たちの惜しげもなく開かれた美脚で描かれた「Y字」は美しい。

 ここでは、たぐいまれな柔らかさを披露してくれた夏江美優、浜田翔子、瑞森しゅん、田邊ゆな、竹内花の5人の写真を紹介しよう。

※週刊ポスト2018年5月4・11日号

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cat_1_issue_oa-newspostseven oa-newspostseven_0_08f0920d91ca_同居在宅介護・遠距離在宅介護・施設介護の長所と短所 08f0920d91ca 08f0920d91ca 同居在宅介護・遠距離在宅介護・施設介護の長所と短所 oa-newspostseven 0

同居在宅介護・遠距離在宅介護・施設介護の長所と短所

2018年5月3日 16:00 NEWSポストセブン

 親の介護が始まるとき、多くの人が迷い悩むのが、介護をする「場所」だろう。同居をして在宅介護か、親の自宅に通う在宅介護か、介護保険サービスなどを利用して別居で在宅介護か、あるいは施設を探すか。

 物理的・経済的な条件ももちろんあるが、親はどうしたいのか、子供は自分の生活と親孝行との折り合いをどうつけるのか。そう簡単に割り切れないことも多い。長年介護現場を取材し、介護家族の思いに耳を傾けてきた介護・暮らしジャーナリストの太田差惠子さんに聞いた。

「介護といえば、多くの人が持つイメージは、車いすを押し、“入浴・排泄・食事の介助”をする姿でしょう」と、太田さん。確かにそうだ。50代の私は深くうなずいた。

「まず今の70~80代の親たち自身が、そんなイメージを強く持っています。そしてその親に育てられた今の40~50代の子世代は、時代背景が変わっても“老いた親は子供が一緒に住んで面倒を見るもの”と刷り込まれているのです。実際に親が祖父母の身体介護をする場面を見た人なら、その価値観は揺るぎないものかもしれません」

 調査によれば昭和30年頃、高齢者(65才以上)の親族(主に息子夫婦)との同居率は8割超え。老いた親はもともと子世代と同居していて、そのまま在宅介護になるのが自然の流れだったのだろう。

 それが今は要介護者の約3割が独居…。世帯の姿も大きく変わったのだ。太田さんはこう語る。

「今は夫婦共働きや、親世帯と遠く離れて暮らしている人も多いですね。親、子それぞれ別の生活があるのです。でも入浴・排泄・食事介助といった介護をするとなれば、親のそばにずっといなければならず、現実的には難しい。だからこそ、訪問介護や通所介護など、多様なサービス、支援を利用しながら、子世代の生活と介護が両立できる仕組みができているのです。

 ところが“入浴・排泄・食事介助こそが介護”という固定観念があると、他人に介護を任せることに罪悪感を持ったり、無理をしてでも在宅介護にこだわったり。親世代が施設や介護サービスの利用に抵抗感を露わにする場合もあるようです。現代の介護家族は、介護以前に、とても複雑な悩みを抱えているともいえます」

 どうやら心情に流されないよう、冷静に考える必要がありそうだ。形態別のメリット、デメリットを聞いた。

「まず『同居で在宅介護』をする場合。何といっても生活を共にできるので、お互いの安心感が違います。余計な費用や時間がかからず、フレキシブルに対応できます。その半面、24時間態勢のため、子世代のテリトリーへの影響が大きく、ストレスは想像以上。とくに子世代が親の住まいに移る場合は、仕事に少なからぬ影響があります。


 また子世代のところへ親を呼び寄せる場合は、新しい環境に対する親のストレスに要注意。都市生活と田舎暮らしの間にも、目に見えない違いがたくさんあります。長く別々に住んでいた親子は、表面に出ないさまざまな価値観の違いが生まれているもの。親子だから何とかなると安易に考えない方が賢明です」

 同居による在宅介護は、“自分しかいない”と抱え込みやすく、うつや介護離職のリスクも高いともいわれている。

「また、離れたところに住む親元に通いながら行う『遠距離在宅介護』は、距離がある分、親との関係を客観視でき、自分の生活を守れるメリットがあります。必然的にケアマネジャーなどの介護職が介入するので、相談しやすく抱え込まずにすみます。

 ただ距離にもよりますが、移動にかかる費用や、心身の疲労は侮れません。自分が通える回数や介護力をしっかり決めて割り切らないと、“足りないのではないか”“もっとできるのでは”という罪悪感に苛まれる人も多いようです。いずれにしても在宅介護は、介護家族や要介護者の限界を、いつも心に留めることが大切。

●介護家族が心身ともに疲労困憊、眠れない、虐待しそう、離職を考えるほど仕事に支障が出て来たとき

●要介護者が食べられない、トイレに行けない、火の始末ができないなど、ひとりで過ごせなくなったとき

 この場合、施設介護などを検討するタイミングです」

「施設介護」は、介護の負担の大幅減はいうまでもない。

「特別養護老人ホームや老人保健施設などの福祉目的の施設、認知症対応に特化したグループホーム、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などなど、今、施設はたくさんの種類があり、費用や入所の要件、介護・医療の手厚さなどがさまざま。さらに施設ごとに雰囲気や特色もあります。単に“在宅介護が難しいからとりあえず施設へ”という感覚で考えていると、取り返しのつかないミスマッチが。

 手厚い介護や医療的ケアが必要か、自立支援を重視するか、看取りまでお願いしたいのかなど、入所後の先々まで考え、そして何より親本人の気持ちに沿う選択を、慎重に検討しましょう」

※女性セブン2018年5月10・17日号

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cat_1_issue_oa-newspostseven oa-newspostseven_0_1e09fbd7650b_震度6強で倒壊危機 大阪の有名建築物と今後の計画・対応 1e09fbd7650b 1e09fbd7650b 震度6強で倒壊危機 大阪の有名建築物と今後の計画・対応 oa-newspostseven 0

震度6強で倒壊危機 大阪の有名建築物と今後の計画・対応

2018年5月3日 16:00 NEWSポストセブン

 今年3月に東京都が公表した大規模建築物の「耐震診断結果」は、多くの人々に衝撃を与えた。「震度6強以上で倒壊、崩壊する危険性が高い」と判断された建物に、有名な商業施設や大病院が多数含まれていたからだ。

 この「耐震診断結果」は他の自治体も公表しているが、東京都のように倒壊・崩壊の危険性がある建物を「Is」値(壁構造や柱の強度、経年変化も考慮した診断結果)など各種指標を用いて3段階に分類するような結果にはなっておらず、一般の人には「その建物がどの程度危険なのか」を判断することは困難だ。

 そこで本誌・週刊ポストは一級建築士らの協力を得て、建築物のすべて、または一部が「震度6強以上で倒壊、崩壊の危険性が高い(I)」と判断された建物(幼稚園、学校、住宅、工場等を除く)のうち、Is値が低いものをリストアップした。

 ちなみに、Is値は数値が高いほど“頑丈”とされ、「0.6以上」なら倒壊・崩壊の「危険性が低い(III)」、「0.3~0.6未満」は「危険性がある(II)」、「0.3未満」は「危険性が高い(I)」と判断される。

 値の低かった全国の建物の中から、大阪市(大阪府)の有名建物を徹底調査。今後の対応策も含めた各施設の声を紹介する。

●イズミヤ上新庄店(1974年~)

●加納総合病院(1968年~)

●大阪高等・地方・簡易裁判所(1974年)

●グラン・アーモ(1982年~)

●イオン京橋店(1971年~)

●大阪みなと中央病院(回答なし)

※( )内は竣工年。登記で竣工年が不明なものは、所有者もしくは運営者の回答を記載。

 関西の総合スーパー、イズミヤ上新庄店は築44年。Is値の調査で最も低い値の「0.00」だった。

「店舗再編計画において、耐震補強や建て替えなどの対応を順次進めています」(人事総務部)

 大阪市北区の加納総合病院を運営する社会医療法人 協和会は、

「大阪市の担当者とも以前より協議しており、今年7月に改修工事に着工、来年1月には工事完了予定です」

 と回答した。

 大阪高等・地方・簡易裁判所は、公表前から耐震改修計画が進められてきたという。

「今年度予算において耐震改修工事にかかる計画が認められ、工事を実施する予定になっている」(総務課)

 結婚式場のグラン・アーモは、立体駐車場が「危険性が高い」と診断された。

「すでに工事を依頼しており、耐震改修工事の設計図を作成している段階。図面が完成次第、着工する予定です」(総務部)

※週刊ポスト2018年5月4・11日号

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cat_1_issue_oa-newspostseven oa-newspostseven_0_26de7b986a54_フジ木10『モンテ・クリスト伯』、その目からウロコの手法 26de7b986a54 26de7b986a54 フジ木10『モンテ・クリスト伯』、その目からウロコの手法 oa-newspostseven 0

フジ木10『モンテ・クリスト伯』、その目からウロコの手法

2018年5月3日 16:00 NEWSポストセブン

 今クールのドラマのなかでも、スケールの大きさならこの作品が出色だ。ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が指摘する。

 * * *
『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-』(フジ系木曜午後10時)の第1話、2話を見て呆然。これまで目にしてきた多くの連続ドラマと何かが違う。どこかがはっきり違う。そう感じて、仕方がない。いったい何が、どう違うのか?

 一言で「映画的」と言えばいいのでしょうか。物語の世界の中へ連れ去ってくれる感。テレビの前の日常とは異質の世界へ「もっていかれる感」がすごい。

 物語の主人公は漁師・柴門暖(ディーン・フジオカ)。テロリストと関係があるという言われ無き罪によって結婚式の日に逮捕され、絶海の牢獄に幽閉されてしまう。それからなんと15年の間、拷問を受け過酷な独房生活に耐えながら脱出の機会をうかがってきた。そしてある日とうとう脱出に成功し、柴門は復讐の鬼となって行動を開始する。

 復讐の相手は、柴門に嫉妬し陥れた後輩・南条(大倉忠義)、柴門を罠にかけた主導役で先輩漁師の神楽(新井浩文)、自分の父を守るために濡れ衣を着せたエリート警察官僚の入間(高橋克典)。

 力量のある役者たちがディーン・フジオカの周りにきっちりと配置されていて、緊張感が半端ない。そして、監獄の過酷な環境に置かれ、のたうち回るディーン・フジオカは、その身体性と集中力を見せつける。捨て身の役者の迫力が滲み出ています。

 牢獄からの脱出シーンは、青のグラデーションの美しさに目を奪われました。ゆっくりと水の中を沈んでいく重たい麻袋。立ちのぼっていく銀の泡。粒立ちがまるで真珠のように輝いていて美しい。うっとり見とれてしまう。そんな「見せる画像」が、アートのように丁寧に随所に作りこまれているのも魅力です。

 海底へ沈んでいく袋の中には、「死体」に成り代わった主人公・柴門が潜んでいる。

 拷問を受け傷だらけの身体で。視聴者はその過酷を存分に見せられつつも、一瞬、うっとりしてしまうような青の風景に見とれる。汚辱にまみれた牢獄と天国のように輝く海。そうした異次元の対比、組み合わせが効いています。ロケを多用した、まるで匂いたつような映像は、お話・筋立てを進めるためだけの道具に留まりません。ワンシーンワンシーンそのものが、額縁の中の絵のように美しいのです。

 映画の楽しみとは、2時間程と短かい時間でも暗闇の中で意識を集中させて見ることで異空間にどっぷり浸ることができる点にある。見終わった時、まるでどこか遠くの国へ旅したような心地になる。まったく違う場所で別の人物になって体験をしたような、不思議な錯覚的カタルシスがある。そう、このドラマにもそうした意味での映画的カタルシスがあるのです。

 2つ目の魅力として、物語の構造が「立体的」である点が挙げられるでしょう。

 たとえば、一般的なドラマが1階建てのフラットな家だとすると、このドラマは3階建て、4階建ての複雑な立体構造をしています。主人公・柴門の「今」が1階のフロアで描かれれば、2階の部屋では柴門の過去が、3階ではまったく別天地の東京のIT系投資会社がテロリストに資金を供給している状況が、そして4階では異国の大統領がクーデターで失墜し牢獄に幽閉されている事情……といった具合に、各階でそれぞれの物語があり、時に絡み合い交錯していく。

 1階から4階、3階から2階へと自在に行き来しながら、ドラマは立体的に展開していく。

 第1話、第2話のプロローグはそうした立体構成で走り出しました。そしていよいよ第3話(5月3日)から、牢獄を脱出した柴門が、変身して「モンテ・クリスト真海」となり、復讐劇を開始する。

 ドラマのタイトルからもわかるように、原作は19世紀のフランス小説『モンテ・クリスト伯』。日本では『巌窟王』で知られる、アレクサンドル・デュマ・ペールの壮大な物語が下敷きになっています。

 幽閉-脱獄-変身-復讐という屋台骨はそのまま。骨格を維持しつつも上手に翻案し現代の日本の片田舎を舞台に、漁港、絶海の牢獄、テロリスト、クーデター、IT投資企業、公安といった社会的素材を味付けに使って大胆に現代ドラマ化しています。その手法は目からウロコ。海外の古典的大作をこのように現代ドラマ化できる、という画期的なお手本となりうる。

 試されるのは、むしろ視聴者の方でしょう。一瞬赤毛ものに思えるタイトルに、引いてスルーしてしまった人も多いかもしれません。ちょっとした違和感に足を取られ食わず嫌いぜず、壮大な冒険的フィクションに心地よく身を委ねて、異世界を楽しむことができるか。

 こんな大胆な翻案の妙を、楽しまなければもったいない。原作小説上の人物をドラマではこんな風にスライドさせたのね、という発見の楽しさもたくさんある。そう、日本がこれまで家電などの技術開発や文化において「お家芸」としてきた、輸入した土台を上手に「引用/応用」し翻案していく技法を、ドラマの中で味わうことができます。

 作品が緻密に構築されているだけに、できれば第1話のプロローグから積み重ねて見てほしい、挑戦的な秀作です。

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cat_1_issue_oa-newspostseven oa-newspostseven_0_47f60280751b_「成人年齢引き下げ」論議が象徴する“日本のIQ”の衰え 47f60280751b 47f60280751b 「成人年齢引き下げ」論議が象徴する“日本のIQ”の衰え oa-newspostseven 0

「成人年齢引き下げ」論議が象徴する“日本のIQ”の衰え

2018年5月3日 16:00 NEWSポストセブン

 先日、滋賀県彦根市で19歳の警察官が拳銃で上司を撃ち殺すという事件が起きたが、未成年だからと匿名報道が続いている。18歳選挙権がすでに実施されているのに、19歳で警察官も勤めている容疑者が、杓子定規に少年として匿名にされていることについて議論も起きている。成人年齢の考え方に潜む日本の問題について、経営コンサルタントの大前研一氏が考察する。

 * * *
 このところ日本という国の行政能力の劣化を象徴するニュースが相次いでいる。財務省の公文書改竄やセクハラ問題しかり、防衛省の自衛隊日報隠蔽問題しかり、文部科学省の前事務次官の授業内容報告要請問題しかりである。

 個々の議論はともかく、本質的な問題は政治家と官僚の総体的な能力低下にほかならない。いわば日本という国家の「集団IQ」が衰え、思考能力がなくなっているのだ。これは実にシリアスな問題である。

 さらに例を挙げれば、3.11からの復興の遅れをはじめ、全く使えないマイナンバー制度、すでに忘れ去られたプレミアムフライデー、税金の無駄遣いでしかない公務員の定年延長、21世紀に対応できない学習指導要領改訂案、失敗が目に見えているIR実施法など、枚挙に暇がない。国だけでなく東京都でも、大騒ぎした東京五輪の競技会場問題や築地市場の豊洲移転問題、人気取りの私立高校無償化など、あまりにもお粗末で失笑を禁じ得ない。

 そして、その最たるものが成人年齢の20歳から18歳への引き下げだ。それを定めた民法改正案が今国会で成立すれば、4年後の2022年4月1日に施行され、明治時代以来続く「大人」の定義を変える大改革となる。だが、なぜ今この改正をすべきなのかという本質的な議論はすっかり抜け落ちたまま、ただ成り行き任せで事が進んでいる。

 そもそもこの議論は第一次安倍晋三政権の2007年に成立した国民投票法で、選挙権年齢の20歳以上から18歳以上への引き下げを定めたことがきっかけである。すでに私は過去に選挙権年齢だけを引き下げる矛盾を批判したが、それから10年以上も経ってようやく成人年齢引き下げの議論が始まったというのは、遅きに失している。しかもこの間、「成人とは何か」という考察は全く深まっておらず、したがって「成人」の定義もなされていない。

 かてて加えて、議論の中身もお粗末極まりない。選挙権年齢が18歳以上ということは、18歳になったら選挙で投票できるだけの「大人」の判断力がある、ということだろう。ところが今回の改正案では、飲酒や喫煙は20歳以上、競馬、競輪、競艇などの公営ギャンブルで馬券、車券、舟券を購入できる年齢も20歳以上のまま据え置かれる。

 国や地方の行方を決める投票では大人の判断力があるはずなのに、飲酒や喫煙や公営ギャンブルを禁じるというのは意味不明だが、これらの領域では18~19歳は「大人」とみなされていないわけだ。

 その一方で、パチンコ・パチスロ店や麻雀荘には18歳から入ることができる。自動車の運転免許も18歳からOKで、バイクの運転免許にいたっては16歳から取得可能だ。パチンコや麻雀は公営ギャンブルよりも健全だ、バイクのほうが自動車よりも安全だとでも言うのだろうか? 全く理屈に合わない規定である。

 かと思えば、少年法の適用年齢は20歳未満のままである。要するに、成人とは何か、18~19歳は大人として社会的な責任を負うことができるのかできないのか、という基準が役所によってバラバラなのである。

 ネット上でも様々な意見が飛び交っている。たとえば、2022年に改正民法が施行されたら、成人式の対象年齢を18歳に引き下げるべきなのか? それとも完全に「大人」になる20歳のままに据え置くべきなのか? 18歳にする場合、22年は18~20歳の3年分の成人式を一気にやるのか? そうなったら晴れの日の着物が足りなくなるのではないか……。人々の混乱ぶりを象徴するような議論だが、結局これらも「成人」の定義があやふやだからなのだ。

※週刊ポスト2018年5月4・11日号

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cat_1_issue_oa-newspostseven oa-newspostseven_0_3baf9c263e1b_釜本邦茂氏 「葬式ではマツケンサンバで送ってほしい」 3baf9c263e1b 3baf9c263e1b 釜本邦茂氏 「葬式ではマツケンサンバで送ってほしい」 oa-newspostseven 0

釜本邦茂氏 「葬式ではマツケンサンバで送ってほしい」

2018年5月3日 07:00 NEWSポストセブン

「最後のお別れ」となる弔辞を読み上げるのは、自分のことを本当によくわかってくれている人であってほしい──歳を重ねると、ふとそんな思いに駆られることがある。そこで各界著名人に「自分の葬式で弔辞を読んでほしいのは誰か」と聞いてみた。メキシコ五輪得点王の“レジェンド”である日本サッカー協会元副会長の釜本邦茂氏(74)は、サッカーとは全く異なる分野で活躍する40年来の「親友」を挙げた。

 * * *
 松平健さん(64)以外考えられないね。私が最も信頼する男です。

 出会いは友達の紹介で、『暴れん坊将軍』(テレビ朝日系)がスタートしたばかりの頃でしたね。学生時代にサッカーをやっていたそうで、ポジションはGK。最初からサッカーの話で盛り上がりました。私の携帯の着信音はずっと『暴れん坊将軍』のテーマです。

 口数は多くないけど、仲間何人かで飲むとカラオケを披露してくれるサービス精神もある。それでとにかく酒が強い。我が家に泊まりに来ても、“釜本さん、先に寝てください”と私をベッドに送り出してから、リビングでゆっくり飲み直しているんです。

 誕生日には必ず花が届くし、私が主催するチャリティコンペも毎回参加してくれる。義理堅くて真面目で正義感が強くて、まさに暴れん坊将軍そのものです。そんな健さんが私をどう見ていたか、弔辞で聞いてみたいですね。

 きっと“よく一緒に飲みましたね。私のほうが10歳若かったので、そのぶん強かったと思います……”というあたりから始まるんでしょう。最後は何か私の悪事をバラされて、“成敗!”ってやられちゃうのかな(苦笑)。

 お子さんがまだ小さいので長生きするために、健康診断も欠かさず受けているそうです。間違いなく私の方が先に逝くでしょうから、安心して任せられる。

 私も健さんも明るいのが好きだから、変わった趣向がいい。さすがに吉宗の装束で登場……というわけにはいかないでしょうが、レクイエムを『マツケンサンバ』にするくらいは許されるんじゃないかな(笑い)。

※週刊ポスト2018年5月4・11日号

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cat_1_issue_oa-newspostseven oa-newspostseven_0_34b5609f79c3_新元号発表から大嘗祭まで 天皇退位と即位に関する日程 34b5609f79c3 34b5609f79c3 新元号発表から大嘗祭まで 天皇退位と即位に関する日程 oa-newspostseven 0

新元号発表から大嘗祭まで 天皇退位と即位に関する日程

2018年5月3日 07:00 NEWSポストセブン

 2019年、憲政史上初の退位による皇位継承が行なわれる。その退位と即位に関する日程(2018年4月19日現在の発表内容)を紹介する。

●2月24日以降

・新元号公表…天皇の在位30年記念式典後に発表。

●4月30日

・退位礼正殿の儀(たいいれいせいでんのぎ)…退位を国民に知らせる儀式。三権の長や国民を代表する人々が参列。

●5月1日

・剣璽等承継の儀(けんじとうしょうけいのぎ)…歴代天皇に伝わる剣や勾玉などの神器を新天皇が引き継ぐ。

・即位後朝見の儀(そくいごちょうけんのぎ)…三権の長ら国民を代表する人々と会い、新天皇が初めて声明を発表する。

●10月22日

・即位礼正殿の儀(そくいれいせいでんのぎ)…各国の元首ら代表者の前で、新天皇が即位を公に宣言する。

・祝賀御列の儀(しゅくがおんれつのぎ)…パレードで都内をまわり、広く国民に即位を披露。祝福を受ける。

●10月22日以降

・饗宴の儀(きょうえんのぎ)…国内外の要人を招いた宴会。皇居内の豊明殿で開かれる。

●10月23日

・首相夫妻主催晩餐会…招いた外国元首・祝賀使節らの来日に謝意を表わす晩餐会。

●11月14日~15日

・大嘗祭(だいじょうさい)…新天皇の即位後最初の「新嘗祭」で、天皇一代に一度だけの儀式。

・大饗の儀(だいきょうのぎ)…大嘗祭後、天皇が参列者に白酒、黒酒及び酒肴を賜り、ともに召し上がる饗宴。

・親謁の儀(しんえつのぎ)…皇位承継に関するすべての祭儀が無事に終了したことを伊勢神宮に奉告する。

※週刊ポスト2018年5月4・11日号

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cat_1_issue_oa-newspostseven oa-newspostseven_0_555420adb69f_声枯れは咽頭がんや大動脈瘤等命に関わる病気のサインかも 555420adb69f 555420adb69f 声枯れは咽頭がんや大動脈瘤等命に関わる病気のサインかも oa-newspostseven 0

声枯れは咽頭がんや大動脈瘤等命に関わる病気のサインかも

2018年5月3日 07:00 NEWSポストセブン

 声帯は喉仏の中にある左右2枚でV字型を形成している粘膜だ。呼吸の際にはV字が開いているが、声を出すときは周囲の筋肉に引っ張られて声帯が閉じる。そこに気管からの空気があたり振動が生じ、それが鼻やのどに共鳴し、声となって外に出る。左右の声帯がぴったりと閉じているときには響きのある声が出る。しかし、V字の間に隙間ができると空気が漏れてしまい、声がかすれたり、枯れたりする。

 これらの発声障害には声帯に異常がある器質性障害と、異常がない機能性障害があり、その原因は様々だ。山王病院(東京)国際医療福祉大学東京ボイスセンターの渡邊雄介センター長に話を聞いた。

「声枯れで受診する患者さんの多くは声の使い過ぎによるもので、声帯がむくんでいるために声が枯れます。ですが、中には声枯れの検査で喉頭がんが発見される方もいらっしゃいます。また大動脈瘤のうち、約3割の方に声枯れの症状があります。他にも胸部大動脈を取り囲むように反回神経が通っており、動脈瘤で神経が圧迫されて麻痺し、そのせいで声帯が動かず、声が出にくかったり、声枯れすることもあるので注意が必要です」

 声をよく使う教師や運動のコーチ、営業マンなどプロフェッショナルボイスユーザーに高頻度で声帯結節が発生する。長年の声の使用でV字型の声帯の両側の前3分の1がペンダコのように固くなり、場合によっては盛り上がってくる。これによって声帯に隙間ができ、声に障害が出る。

 声帯のトラブルでよく耳にする声帯ポリープは声帯にできた血豆である。胃や大腸のポリープは腫瘍なので、がん化するものもあるが、声帯ポリープは血豆なので、ほとんどがん化しない。声をよく使う歌手や政治家などに多いイメージだが、実は無口な高齢者がくしゃみをしただけで血豆ができることもある。

 高齢化を迎え増えているのが、声帯の委縮だ。普段からあまり口をきかないと声帯を引っ張る筋肉が衰え、声帯が委縮してしわ(医学的には溝という)ができて声が出しにくくなったり、枯れたりする。

「声枯れの診察では、まず喉頭がんなど命に関わる病気がないかを調べます。問診で年齢、性別、職業、生活習慣、食生活、病歴などをチェックすることで声枯れの原因を類推します。例えば定年後の60代男性なら、声帯の委縮も疑います。委縮が確認された場合は日ごろから声を使うように指導し、さらに声帯に直接薬剤を注射してしわを伸ばす治療を行なうこともあります」(渡邊センター長)

 問診終了後は血液検査、鼻からのファイバースコープなど機器による画像検査を行なう。喉頭がんを含めた、がんや大動脈瘤などがないかを確認し、リスクを排除する。その上で総合的な判断を下し、原因を特定して年齢や合併症などを考慮してから、治療計画を立てる。

●取材・構成/岩城レイ子

※週刊ポスト2018年5月4・11日号

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熊本朝日放送・柴田理美アナとゆくご当地駅弁とGW鉄道旅

2018年5月3日 07:00 NEWSポストセブン

 熊本駅から出発する「SL人吉」の8620形蒸気機関車は大正生まれで、現役では日本最古なんです。展望ラウンジが1号車と3号車にあり、大自然のパノラマビューを満喫できます。日本三大急流の球磨川沿い、明治41年生まれの赤い橋梁などを走行し、見どころも満載です。

 駅弁「鮎屋三代」に鎮座する鮎の甘露煮は骨まで柔らかく、私は濃厚な風味の頭からパクッといただきます。焼鮎の出汁で炊いたご飯は滋味深く、旨みが凝縮した甘露煮、ご飯……と箸が止まりません。

 熊本地震から丸2年。熊本城の“番記者”も務めており、熊本のシンボルの様子を伝え続けることで、地元復興の一助になればと思っています。皆さんもぜひ熊本に来てはいよ~(来てください)。

◆柴田理美(しばた・さとみ)/1990年生まれ、福岡県出身。熊本大学卒業。2014年、熊本朝日放送入社。出演番組は『スーパーJチャンネルくまもと』、系列局を結ぶ『スーパーJチャンネル九州沖縄』(熊本担当)など。

◆鮎屋三代 1250円

【熊本駅・新八代駅】

 鮎の甘露煮は初代から受け継ぐ秘伝の製法とタレで煮込む。球磨川産天然鮎で作る焼鮎の出汁で炊くご飯との相性も抜群。製造/頼藤商店

◆JR九州「SL人吉」

 熊本駅~人吉駅間を鹿児島本線・ 肥薩線経由で結ぶSL列車(運転期間3~11月)。愛称は「ハチロク」。運転日は土日・祝を中心に各月で異なる(1日1往復)。

※週刊ポスト2018年5月4・11日号

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