今や世界中で有名になったエド・シーランが、トップアーティストとしての名声やプレッシャーで自分自身を見失いかけた過去について明かした。エドはBBCのラジオ番組デザート・アイランド・ディスクスに出演し、自身が手に入れた名声について「自分が上手く対処できているとは思わない」 「今でもこの状況を不思議に感じてしまう」と話した。
「例えば、ウェンブリー・スタジアムで87000人もの観衆の前でライブをした後、楽屋に戻って座ると今度はエアコンの音しか聞こえないくらい静かなんだ。こんなギャップの激しい環境の中で、一体どうやってリラックスすれば良いのか分からなくなるよ」 「ウェンブリーでの公演には友達や家族が来てくれたからよかったけど、ツアーとなると...どうだろう、僕は少しの間、自分自身を見失っていたことは確かだよ」と語った。
また、そんな中どのようにして地に足をつけたかを明かし、私的に親しい友人ら4人をスタッフに雇うことで解決させたという。エドは「学生時代の友人たちの存在が、僕の正気を保つ糸口になってくれることに気付いたんだ」 「11歳の頃からずっと仲良くしている12人のクラスメイトがいて、彼らと一緒にいると僕は正気を保つことができるんだ。だから今、彼らの中から4人を雇って僕のツアーに一緒に取り組んでもらっているんだ」と明かした。
さらに「実は僕の従兄弟も一緒にスタッフとして働いてくれているんだけど、彼から"パーティーで悪ふざけをするのは止めろ。落ち着くつもりがないのなら俺はこの仕事を辞める"と言われたんだ。彼も僕をマトモな人間でいさせるために叱ってくれる1人だったよ」と話し、「僕が友達や身内の人間をスタッフに雇うのは決して、彼らがイエスマンだからではないんだ。むしろその逆さ。そこを強調しておきたい。彼らはこの仕事を全く恐れていないし、僕にありのままを正直に言ってくれるんだ」と話していた。
MTV NEWS