来たるお花見シーズンに向けて、SNSで発信する食卓の風景が素敵な4人のお料理上手さんたちが、それぞれのテーマに合わせた花見ごはんとテーブルコーディネートをご提案。
「今年は何を作ろう? どんな風におもてなししよう?」と悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみて。
第2回目は、自身のブランド「Abel(アベル)」のブランドディレクターであり、2歳児のママでもある原田沙奈子さんが、ファミリーで楽しめるお花見ホームパーティーをお届け!
Profile 原田沙奈子
自身のアパレルブランド「Abel」のディレクター兼プレスを務める1児のママ。子育てと仕事を両立しながらファッションも自分らしく楽しむライフスタイルが、同世代の女性から支持を得ている。
お花見ホームパーティーのメニューは?
前菜は、トリュフが香るゆで卵サラダと、キッズが苦手な野菜を食べやすくアレンジしたかきあげの2品。メインには、みんなが大好きな唐揚げと、カラフルなトッピングで見た目にも美味しい手まり寿司を。そしてデザートには、手間いらずで出せるフルーツ盛りを用意。
<前菜1>ゆで卵サラダ
半分にカットしたゆで卵から黄身を取り出して、黄身を紫玉ねぎ、マヨネーズ、塩、胡椒と和える。それを白身の上に戻し、仕上げにトリュフオイルをかけたら完成。彩りにはベビーリーフやプチトマトをトッピング。使う素材や作り方はとってもシンプルなのに、トリュフオイルのおかげでリッチ感のある大人の味わいに。
<前菜2>エビのかきあげ
エビ、青大豆、玉ねぎ、インゲンを混ぜたかき揚げ。揚げることで野菜が甘くなり食べやすくなるので、野菜嫌いなキッズにもオススメ◎。
<メイン1>鶏の味噌からあげ
原田さんがからあげの下味に使う調味料は、味噌とミリンのみ。味噌とミリンを1:1の割合で混ぜたタレに、ブツ切りにした鶏もも肉を20~30分浸けたら、あとは片栗粉をまぶして揚げるだけ。簡単な下ごしらえで、味噌のコクと香りが効いた、しっかり味のからあげが出来上がり! 添える野菜は素揚げをして色鮮やかに仕上げて。食用菊をトッピングすれば、地味色な料理がより華やかに。
<メイン2>手まり寿司
青大豆、コーン、ゴマの3種の手まり寿司。具材と塩を白米に混ぜて、まん丸の形に握る。仕上げは、海苔やエビ、いくら、食用菊、生ハムなど、好みの具材でトッピングを。
<デザート>いちご & キウイのフルーツ盛り
カットしたフルーツにミントを添えるだけのお手軽デザート。ほぼ手間いらずなので、忙しいママには大助かり! フルーツは何でもOKなので、子どもが大好きなフルーツや、旬のフルーツでアレンジを加えて。
テーブルコーディネートHOW TO
POINT1
手まり寿司が入った四角い木箱など、他のお皿と形が異なる器は、真ん中に置くとGOODバランスに。
POINT2
茶色い料理(かきあげ、からあげ)と、カラフルな料理(ゆで卵サラダ、いちご & キウイのフルーツ盛り)を、対角線上に置いて色の強弱をつける。
POINT3
原田さんが屋久島に旅行した際に、屋久杉で作ったというオリジナルの菜箸など、世界にひとつのカトラリーを使ってテーブル上に個性を演出。一点物のアイテムがあると、会話の話題にも◎。
キッズのためのテーブルアイテム
小さい子どもが参加するホームパーティーでは、ちょっとしたハプニングが起こることも……。そんなときににあると便利なアイテムを、原田さんがママならではの視点でご紹介。
<アイテム1>
手やテーブルの上を汚しやすいキッズのために、濡れたナプキン(布製がベター)はマスト!
<アイテム2>
<アイテム3.4>
子ども用の取り皿は、プラスチック製など、落としても割れにくい素材でできたお皿があると安心。口に入れるスプーンやフォークは、口当たりのいい木製をチョイス。
彩りをカラフルにしたり、野菜を食べやすくアレンジしたり。キッズが喜ぶ工夫を盛り込みつつも、大人も満足できる味付けや食べ応えも意識した原田さんのお花見料理。そんな老若男女が喜ぶレシピで、あなたもおもてなし上手の仲間入り!