皆さんは「睡眠」という行為を軽視していませんか?人生の約3分の1は睡眠の時間。それだけ重要であることは間違いありません。そして、「ただ寝れるだけ寝ればいい」わけではないことも、このページで再確認を!
Why Your Body Really Doesn’t
Want You to Sleep In This Weekend
週末が近づいてくると、また朝寝坊できると楽しみにしている人も多いことでしょう。目覚ましを気にせず寝られることほど、幸せなことはありませんから…。
しかし、一方でAPSS(米国睡眠関係学会連合)年次総会の「SLEEP」で発表された予備調査を見ると、「週末もいつもと同じ時間に起きたほうがいいんだぁ~」と、反省させられるかもしれませんよ。
アリゾナ大学の研究者たちは、こうコメントしています。
「平日よりも週末に夜更かしや朝寝坊をするソーシャル・ジェットラグ(社会的時差ボケ)は、健康に害を及ぼす可能性がある」と。
この研究では1000人を超える成人を対象に、彼らの睡眠習慣・幸福感・健康履歴の調査を行いました。その結果、平日よりも週末に長く睡眠をとる人は、その追加1時間ごとに心臓疾患のリスクが最高11%まで高まるという数値を記録しています。
この調査結果により、予てから囁かれていた「睡眠時間と不眠症状は心臓疾患のリスクと関連づけられる」という研究レポートに対し、その信憑性が維持されたということになるのではないでしょうか。
睡眠時間は1時間増えるごとに、「眠気や疲労の割合を高める可能性がある」とも言われていることを確認できるかのように、今回の研究で朝寝坊をする人に問診した結果、自分の健康状態を“素晴らしい”というよりも、“まあまあ、または悪い”と答える人が多くみられたのです。
ソーシャル・ジェットラグは何らかの形でサーカディアン リズム(概日リズム)を狂わせ、その結果、体脂肪の蓄積やインスリン分泌、食物の栄養吸収に影響を及ぼすことが、2015年の別の研究結果の数値でも認識されています。さらにこれは、新陳代謝に異常をきたすリスクも高め、それが後に心臓疾患のリスクを招く可能性にも繋がるのでは…と述べています。
「週末の朝寝坊は、月曜日の目覚めをひどくだるく疲れたものにする」と、ブラウン大学の「Sleep for Science Research Laboratory (睡眠化学研究所)」のブランディ・ローン博士は述べています。これは「朝寝坊が体内時計を遅らせるため、平日の就寝時刻のリズムが崩れるから」と説明しています。
つまり週末の朝寝坊は、「長くとも平日の起床時刻より最大1時間程度に止めるよう心がけるべきだ」と、ローン博士は話しているのです。その程度の時間であれば、体内時計に影響を与えずに済むようなので…。
By Christa Sgobba on June 6, 2017
Men's Health 原文(English)
TRANSLATION BY Spring Hill, MEN'S +
※この翻訳は抄訳です。