飛び込んできたショッキングなニュース。人気の韓国アイドルグループSHINeeのジョンヒョンが、27歳という若さで亡くなったとのこと…。
折しも、もうすぐ(2017年12月22日)に発売となる最新号『メンズクラブ』では、SHINeeと同じ所属事務所であり兄貴分の東方神起の2人が表紙を飾ります。
ここで謹んでジョンヒョンの死を悔やみながら…ことミュージシャンにおいて、27歳で他界することとなった偉大なるミュージシャンが実に多いことが思いおこされます。
皆さんは「27クラブ」という言葉をご存じでしょうか? それは1969年から1971年の間のこと。ブライアン・ジョーンズ、ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリスンといった将来を期待される若きミュージシャンたちが27歳という若さで次々と死亡したのでした。当時は、この年齢の一致からいくつかの噂が巻き起こりました。そして、その約四半世紀後となる1994年4月5日に、カート・コバーンが27歳で死亡。再び27歳という年齢が脚光を浴び、「27クラブ」という考え方が定着するようになったのでした。
また再び、20年以上の時がすぎ、SHINeeのジョンヒョンの訃報が…。そこで「27クラブ」を中心に、27歳で惜しくも他界してしまった偉大なミュージシャンたちを振り返りましょう。そしてもう一度、ジョンヒョンをはじめ、ここの登場する故人たちに深い追悼の意をお送りする機会としましょう。
1969年 ブライアン・ジョーンズ
世界的バンド「ローリング・ストーンズ」の元ギタリスト兼メンバー。1969年7月3日、自宅のプールの底に沈んでいるのを発見。検死結果によると、アルコールとドラッグの摂取によりプールで溺れたとされますが、他殺説も浮上。
1970年 ジミ・ヘンドリックス
日本では、「ジミヘン」の愛称で親しまれるミュージシャン。デビューからたった4年後の1970年9月18日、ロンドン滞在中にホテルで死亡。睡眠前にアルコールと睡眠薬を併用、睡眠中に嘔吐し吐瀉物が喉に詰まったことによる窒息死とされています。
2017年 ジョンヒョン
大人気K-POPグループ「SHINee(シャイニー)」のメンバー。2017年12月18日、ソウル市内の宿泊施設で倒れているのを発見されました。死因は自殺と見られており、真相究明が続けられています。19日に日本の公式サイトでは、所属事務所であるエスエム・エンタテインメントよりファンの皆さまへ宛てた声明が公開されています。
「あまりにも胸が痛み、悲痛な訃報をお伝えすることになり、申し訳ございません。12月18日、SHINeeのメンバーであるジョンヒョンが突然私たちの傍から離れていきました。故人はソウル清潭(チョンダム)の宿泊施設で倒れたまま発見され、近くの大学病院に運ばれましたが、18日の夕方に死亡判定を受けました。最愛の息子と弟を亡くした遺族の悲しみとは比較できませんが…」
SHINeeは2008年に韓国でデビュー。数々のアワードで「最優秀新人賞」を始めとした多数の賞を受賞したほどの実力派グループです。2011年に1stシングル「Replay-君は僕のeverything-」で日本デビューを果たすと、オリコンで最高位2位を獲得するなど、日本への進出も成功を収めている最中のこと…。
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つい先日には、2018年2月に『SHINee WORLD THE BEST 2018~FROM NOW ON~』の東京ドーム公演、京セラドーム大阪公演の開催決定を発表したばかりということもあって、この訃報に接し、ファンばかりでなく多くの人が悲しみにたえないことでしょう。
※このほか、稀代のグラフィティアーティストだったジャン=ミシェル・バスキア、『危険な情事』『フルハウス』で知られる俳優ジョナサン・ブランディス、『スター・トレック』シリーズなどで人気を博した俳優アントン・イェルチンなどもみな、27歳で夭折しています。そんななか数年前には、「レディー・ガガも27歳で死亡し「27クラブ」に仲間入りするのではないか?」と囁かれていましたが、このような事態になるとは誰も予想していなかったようです…。