激辛料理を食べていると、つい水に手が伸びてしまうもの。
しかし辛い物を食べた“後”に水を飲むのは、大きな間違いだったようです。
1月13日放送の「林先生が驚く 初耳学!」(TBS系)では、そんな「昔から言われていた何の根拠もない俗説」を徹底追及。
最新の医学に基づく驚きの真実を教えてくれました。
辛さを和らげようと水を飲むのは逆効果?
辛い物を食べた時に水が飲みたくなるのは、そもそも辛味が“痛覚”だから。
ほとんどの人は、ビリビリと刺激する痛みを水で和らげようと考えます。
ここで山椒や唐辛子などの辛味成分に着目してみると、実は水に溶けにくい性質を持っていることが判明。
辛い物を食べた後に水を飲んでも、洗い流すどころか口全体に辛さを広げるだけだったのです。
では、一体いつ水を飲むと良いのでしょうか。
中川駅前歯科クリニックの二宮威重先生によれば、水を飲む正しいタイミングは激辛料理を食べる“前”。
水を効果的に使うには、口の中を冷やして痛覚を鈍らせる方法が一番です。
実際にお笑い芸人「銀シャリ」の鰻和弘さんが、水を飲むタイミングでどれだけ変化があるのかを比較。
やはり激辛料理を食べる前に水を飲んだ方が辛さが和らいだようで、「全然違う!」と驚いていました。
番組を見ていた視聴者からは、「食べた後に水を飲んでも辛さを口全体に広げるだけ? 衝撃の事実なんですけど…」
「今すぐ試してみたくなるテクニックだね! 今日の晩ご飯は辛い物にします」「言われてみると水を飲んで辛さが和らぐことはなかったかもしれない(笑)」と反響の声が相次いでいます。
唐辛子の辛味成分はコーヒーが分解してくれる?
以前放送された「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)では、「辛すぎるカレーを食べた時の対処法」を教えてくれました。
はじめに番組ではホットコーヒー、牛乳、水の3つを準備。
出演者は激辛カレーを食べた後、各々が考える飲み物を飲んでいきます。
3つの中であれば、牛乳が一番効果的のように感じられますよね。
しかし牛乳は胃の刺激を和らげるだけで、辛味そのものに対する効果は薄いそう。
実はカレーの辛さは主に唐辛子によるもので、その辛味はコーヒーに含まれるポリフェノールとの相性が抜群。
そのためコーヒーを飲めば辛味成分が分解されていきます。
またポリフェノールはアイスコーヒーよりもホットコーヒーの方が多いので、辛さ対策ではホットがおススメ。
許容量を超える辛さに襲われると、さすがに食が進まなくなってしまいます。もしもの時に役立つテクニックは、身につけておくといいかもしれません。