京都府長岡京市の秋の一大イベント「長岡京ガラシャ祭」が11日、市内一帯で開催された。澄み切った秋空の下、玉(細川ガラシャ)と夫の細川忠興ら約千人の時代行列が沿道の見物客を魅了した。
時代行列は午後0時45分に長岡第六小を出発し、市役所、バンビオ広場公園を経て、約1時間をかけて勝竜寺城公園までを練った。赤い鮮やかな着物に身を包んだ玉役の的場あゆみさん(32)や、夫で忠興役を務めた大和さん(32)が姿を見せると大きな歓声が上がった。
菅原道真、熊谷直実、桂昌院など長岡京市にゆかりのある古墳~江戸時代の人物のほか、京都橘高吹奏楽部のマーチングバンド、手作りの甲冑(かっちゅう)をまとった子どもたちの「麒麟(きりん)隊」も行列に加わって祭りを盛り上げた。
巡行に合わせた「楽市楽座」では、勝竜寺城、中央公民館、バンビオ広場の各会場で、模擬店やフリーマーケット、長岡京なるこ踊りのステージなどが催された。
勝竜寺城会場では、ガラシャの父・明智光秀を主人公にした2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の決定にちなんで、お笑いコンビ「麒麟」の田村裕さんのトークショーもあり、多くの市民でにぎわった。
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