新春を前に、京都府八幡市八幡の石清水八幡宮で24日、竹を使った高さ約8メートルの「ジャンボ御神矢(ごしんや)」が本殿前に設置された。厄よけ開運や必勝祈願の御利益がある象徴として、参拝者を迎える。
御神矢は、鎌倉時代の元寇(げんこう)の際、白羽の鏑矢(かぶらや)が同宮から飛び、敵軍がその音を台風と勘違いして退散したとの伝説にちなむ。
神職らは境内に生える直径約20センチのモウソウチクを切り出して、白羽に見立てた板を取り付け、楼門前に2本、御神矢を授与する神楽殿前に1本を立てた。来年2月3日の節分まで飾られる。
同宮は「今年は災害の多い一年でしたが、来年は安寧にお過ごしいただきたい」としている。
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