2017年6月2日、次のような写真付きのツイートが投稿され、話題となっている。
「友達がくれた有田焼にモーレツに感動......何だこのくだらない素晴らしさは」というコメントが添えられている。このツイートには2万4000を超えるリツイートがあり、今も拡散している。
カップヌードルと有田焼、いったいどんな関係があるというのか? Jタウンネット編集部は、この「有田焼」の製造元に話を聞いてみた。
食べる前はふた、食べる時はコースターになる
実はこれ、「カップめんウエイト」という商品だ。日清食品の「カップヌードル」のふたを有田焼の色絵の手法で再現している。カップめんを作る時に載せるふたとなり、食べる時はコースターとして使える。直径は10センチ。
よく見ると、こんな文言が記されている。
品名 カップめんウエイト材質 陶磁器(有田焼)耐久期限 破損しない限り無限特徴 水・熱・湿気に強い保管方法 われもの扱い
遊び心満載だが、実用性にも富んでいる「カップめんウエイト」を作っているのは、佐賀県西松浦郡有田町にある「篠英陶磁器」という会社だ。Jタウンネット編集部は、この会社に電話して話を聞いてみることにした。
電話で答えてくれたのは、名古屋出張中の篠原照比古社長だった。
「10年ほど前、日清さんにご提案させていただいたのがきっかけで、現在も販売しています。販売場所は、日清さんの横浜のミュージアム(カップヌードルミュージアム)と大阪・池田のミュージアム(インスタントラーメン発明記念館)と聞いています」。
「九州の方、九州まで来られた方は、有田町にある有田陶磁の里プラザの私どものショップに立ち寄っていただければ手に入るはずです」と篠原社長。「お土産やプレゼント用に好評なんですよ」。値段は525円(税込)。