カツオ一本釣りを再現 紀北町「船だんじり」で大漁願う

01.13 23:09 伊勢新聞

 長島神社(三重県紀北町長島)の例大祭で、カツオ一本釣り漁船を模した山車が町内を練る「船だんじり」が13日、同町長島で開かれ、地元の漁業関係者や住民らが大漁を祈願した。

 祭りは江戸時代中期から続くとされる。地元自治会による手踊りや、地元有志でつくる「東紀州神輿団」の100人がみこしを担ぎ、祭りに花を添えた。

 長島港から神社までの約1キロを漁業にゆかりのある家系の小中学生21人と三重外湾漁協紀州支所の役員5人が乗り込み、カツオの縫いぐるみが先端についた紅白の釣りざおを持って「チョーサヤ」の掛け声とともにカツオを釣り上げる動作を繰り返した。

 山車から餌のイワシに見立てた100万個のあめがまかれ、訪れた見物客が拾い集めていた。

巨大火柱に無病息災願う 四日市「東富田どんど祭り」

01.13 22:58 伊勢新聞

 1年の海の安全と豊漁、無病息災を祈願して15基の巨大なやぐらとともにしめ飾りなどを燃やす、三重県四日市市東富田地区の伝統神事「東富田どんど祭り」が13日夜、同市東富田町の西広場であった。同地区自治会主催。

 南1番基から北15番基まで、約1キロにわたって並べたやぐらは高さ約7メートル、直径約5メートル。松の木をしんに、モウソウチク15本で円すい形に組み上げ、稲ワラ約100束をつるしている。

 午後6時を合図に祭礼委員らがお神酒で清め、中央から南北に向かって順に点火。やぐらは火の粉をまき散らして一気に燃え上がった。見物客や地域住民らが遠巻きにして見守り、針金につるした鏡餅をおき火で焼いて無病息災を願っていた。

 東富田地区連合自治会の渡辺文一会長(69)は「年々、稲ワラの調達が難しくなってきているが、伝統に培われた地域の絆を何とか守っていきたい」と話していた。

センター試験始まる 三重大など県内7会場、7452人が挑戦

01.13 22:51 伊勢新聞

 大学入試センター試験が13日、2日間の日程で始まった。三重県内では津市栗真町屋町の三重大学など7会場で実施され、前年より181人少ない7452人が志願した。

 初日は、三重大▽鈴鹿医療科学大▽鈴鹿大―の3会場で、英語のリスニングで「(音声が)聞きづらい」と試験を中断した受験生が4人いた。うち3人は再テストを希望したため、試験終了後に別室で問題の続きから試験を受けた。

 三重大では、1つの会場としては全国で1番多い4554人が志願した。構内には各学校ののぼり旗が立ち並び、高校教諭や塾講師が「いってらっしゃい」と受験生を激励。受験生らは会場の入り口で「頑張ろう」と言って分かれ、別々の教室に向かった。

 13日は地理歴史・公民、国語、外国語、英語リスニングの試験を実施。14日は理科と数学の試験がいずれも2種類ずつある。

世界で活躍、ジュニア表彰 吉田沙保里大賞に県内7選手ら

01.13 22:48 伊勢新聞

 スポーツの優秀ジュニア選手と指導者をたたえる「第4回夢追人 吉田沙保里大賞」の表彰式が13日、三重県津市北河路町の市産業・スポーツセンター「サオリ―ナ」であった。全国枠で1人選ばれたレスリング世界選手権女子48キロ級優勝の須﨑優衣選手(JOCエリートアカデミー)=安部学院高校3年=、県内枠の7選手とそれぞれの指導者が表彰された。

 同大賞は、津市出身で世界的アスリートの吉田沙保里選手に続くジュニア選手の育成を目的に、平成26年度に創設。インターネットで寄付を募るクラウドファンディングや企業協賛で運営し国際大会で優れた成績を残した小中高生と指導者を表彰する。

 県内枠では、レスリングの基山仁太郎(いなべ総合学園高3年)、カヌーの日沖悠(四日市市立西朝明中3年)ら7選手が大賞に選ばれた。また、ジュニア選手以外で、いずれも昨年のレスリング世界選手権で優勝した高橋侑希(総合警備保障)、土性沙羅(東新住建)、奥野春菜(至学館大)の県出身3選手には、実行委員会特別賞を贈った。

 表彰式では大会実行委員長の鈴木英敬知事から表彰状と松阪牛など副賞が贈られた。

 基山選手は、国体少年男子フリースタイル66キロ級で2連覇を果たし「この賞は知っていたがまさか自分がもらえると思わず大変光栄。高校の先輩は見本になる方がいっぱいいるので続いていきたい」と述べた。

 実行委名誉会長の吉田選手はビデオレターで「今後も活躍し三重から世界へ羽ばたいて」とメッセージを送った。

 須﨑選手らによる餅まきもあり約160人の来場者が大いに盛り上がった。

食べて復興支援 県庁食堂に福島産の日替わりメニュー

01.12 22:14 伊勢新聞

 福島県産の食材を使ったメニューを提供するキャンペーン「みんなで応援!ふくしまを食べよう」が12日、三重県庁の食堂で始まった。東日本大震災の被災地の復興を応援しようと、県が開催。福島県産の鶏肉や長ネギなどを使って日替わりでメニューを販売する。土日を除く17日まで。来庁者も利用できる。

 食堂では平成26年度から東北地方の食材を使ったメニューを提供するキャンペーンを毎年実施。福島県とGAP(農業生産工程管理)認証の取得で交流を始めたことから、本年度は商品を福島県産に絞った。

 期間中は福島県産の鶏肉を使った親子丼やリンゴヨーグルトなど12種類のメニューを3種類ずつ日替わりで提供する。

 初日は鈴木英敬知事が食堂でメニューを試食。GAP認証の取得に向けて福島県農業総合センター農業短期大学校と交流する三重県農業大学校の生徒と一緒に、福島県産の鶏肉を使ったオムライスなどを食べた。

 鈴木知事は「大変おいしかった。鶏肉やリンゴなど福島県産の多彩な魅力を知った」と絶賛。農大一年の森本雅宏さん(19)は「GAP認証の取得で福島県は進んでいるので手本にしたい」と語った。

 また、この日は農大が生産した農産物を定期販売する「農大マルシェ」も県庁で開催。福島県農業総合センター農業短期大学校のリンゴ「サンふじ」を農大の生産物と一緒に販売し、午後1時までに完売した。

障がい者の芸術作品一堂に 桑名でイベント、舞台発表も

01.12 21:39 伊勢新聞

 「平成29年度県障がい者芸術文化祭」が12日、三重県桑名市中央町のNTNシティホールで始まった。4歳―88歳から寄せられた絵画、写真、書道、陶芸、手芸などの作品379点が並ぶ。13日まで。

 この中から入選作29点を決めた。13日午後1時から表彰式がある。このほか、審査対象外の共同作品や特別支援学校のコーナーもあり、展示作品数は400点を超える。

 陶芸部門で最高賞の知事賞に選ばれた松阪市の「ベテスタこいしろの里」の世古卓也さん(48)は、トラの親子をかたどった陶人形5体を出展した。

 ステージ発表では、歌やダンス、楽器演奏、ファッションショーなどを繰り広げ、会場を沸かせた。

 芸術文化祭は、県主催。障害者の芸術・文化活動を活性化させることで、自立と地域社会への参画を進めるのが目的で、今回が6回目になる。

武四郎生誕200年 開幕イベントはアイヌ古式舞踊や功績劇

01.12 21:39 伊勢新聞

 松浦武四郎生誕200年記念事業実行委員会(委員長・小林壽一元松阪市教育長)は12日、三重県の松阪市役所で2月のオープニングイベントの内容を発表した。また、「武四郎生誕200年」「記念事業を応援します!」などとチラシやポスター、名刺、ホームページに入れてもらう協賛の募集を始めた。

 北海道の名付け親として知られる松阪市出身の探検家、松浦武四郎(1818―88年)は2月に生没したので同月に合わせた。記念事業を1年間繰り広げる。

 オープニングイベントは2月24日午後1時半から、同市川井町の農業屋コミュニティ文化センターで開く。静内民族文化保存会がアイヌ古式舞踊を、劇団松阪ドラマシティが武四郎の功績劇をそれぞれ披露する。アイヌ文化を伝承する宇梶静江さんと長男で俳優の剛士さんのトークセッションがある。

 同25日午前10時半からは同市小野江町の松浦武四郎記念館で第23回武四郎まつりを開催。修理していた近くの武四郎誕生地を同11時から一般公開する。

 記念事業PR隊長「たけちゃん」のイラストは無料で使用できる。「松浦武四郎の偉業を広め隊!」の文字が入った記念事業のステッカー(縦10センチ、横30センチ)を1枚1000円で同館で販売している。

 小林委員長は「武四郎さんは人を引き付ける魅力がある。知名度が上がっている。北海道と連携し、つながりが広がれば」と期待した。

 問い合わせは同実行委事務局の同館=電話0598(56)6847=へ。

「だるま市」にぎわう 熊野・一乗寺、参拝客ら開運祈願

01.12 21:39 伊勢新聞

 三重県熊野市井戸町の一乗寺で12日、だるまに1年の願い事を書き込み、祈祷(きとう)を受ける新春恒例の「だるま市」が始まり、家内安全や商売繁盛などを願う参拝客でにぎわった。13日まで。

 一乗寺では福徳や財宝などを授かるといわれる七福神の一人、毘沙門天を祭る。

 だるまは大小8種類あり、参拝客は氏名のほか「交通安全」や「開運招福」などの願い事、片目を書き入れてもらい浜田龍乗住職の祈祷を受けた。もう片方の目は家庭で願いを込めながら入れ、翌年寺で供養される。

 濱野栄子(しげこ)さん(68)=同市有馬町=は「身体健全」「家運隆昌」の文字を書き入れてもらい、「家族が健康で一年過ごせますようにと祈りました」と話していた。

「越境入学」新制度に賛否 県教委、意見公募踏まえ適用へ

01.12 21:39 伊勢新聞

 三重県外の生徒が県教委の規則に反して県内の県立高校に越境入学していた問題で、県教委は12日、保護者の転居を伴わない越境入学を認める新制度に対するパブリックコメント(意見公募)の結果を、県立高校入学者選抜制度検討会(山田康彦会長、12人)に示した。「学校や競技力の活性化につながる」などと賛成する意見や安全確保の徹底を求める意見が多くを占める一方で、「ルール違反を追認するものだ」と新制度に反対する意見もあった。検討会は意見公募の結果を踏まえ、新制度に生徒の安全確保に関する具体的な対応を追記することで合意。県教委は3月にも新制度の適用を決定し、平成31年度の入学者から適用する方針。

 意見公募は昨年11月28日から1カ月間、インターネットを通じて実施。県外からの入学や新制度への意見を求めた。57人が回答し、162件の意見が寄せられた。対象は県民に限っていないため、県外からの意見も含まれている。

 結果では「他の生徒に好影響を及ぼし、生徒の成長や学校の活性化につながる」「学校を存続させて地域を活性化するために必要」などと、新制度を歓迎する声が多かった。保護者の転居を伴わない生徒への安全を確保するよう求める声も多かった。

 ただ、「部活動の勧誘が激しくなり、何か不正が行われるのでは」「県立高校を他県の中学生に対する広告塔の役割をさせてはいけない」「住民税を払っていない人を優遇する必要はない」などと、保護者の転居を伴わない越境入学に反対する意見も相次いだ。

 県教委はこの日の検討会で、意見公募の結果を踏まえた新制度の修正案を合わせて提示。保証人と学校の連携や学校による家庭訪問など、安全確保に向けた具体的な対応を追記した。新制度の適用を検討する対象校は従来通り25校としている。

 検討会の合意を受け、県教委は近く25校に対して保護者の転居を伴わない県外の生徒を受け入れることが可能かどうかを聞き取る。3月に開かれる検討会が実施校を最終確認した上で、県教委が新制度の適用や実施校を正式に決定する見通し。

 一方、この日の検討会では意見公募で上がっていた新制度への賛否について、委員から意見は上がらなかった。県外から入学した生徒の安全確保に対する責任や、再募集にも新制度を適用するかどうかなどの議論が中心だった。

 また、県教委事務局は意見公募の結果を公表する機会を事前に設けず、この日の検討会で結果と同時に修正案を示した。県教委高校教育課は「意見公募では新制度に賛成する意見が多かった。全体像を捉えて修正案を作成した」としている。

男児ら湊家当主と杯交わす 紀北町で伝統儀式「息子ノ酒」

01.11 23:13 伊勢新聞

 水難事故に遭わないように三重県紀北町の旧家・湊家の当主と男児が杯を交わす伝統儀式「息子ノ酒」が11日、同町長島の13代目当主湊章男さん(85)宅であり、地元男児らが杯を交わした。

 江戸時代初期に湊家の初代当主湊治郎左衛門が悪さをしていたカッパを懲らしめたところ、「湊家の一族は水難事故に遭わないようにする」と約束したと伝えられる。漁業が盛んな同町長島では、男児が生まれると湊家の当主と杯を交わす儀式が続いている。

 湊さんは昭和28年に当主となり、これまで800人以上の男児と杯を交わしているという。

 大滝縁さん(34)=同町東長島=は1歳半の長男樹ちゃんと訪れ、湊さんと杯を交わし、湊家と縁がつながった証しに日の丸の扇子を受け取った。縁さんは「伝統ある行事に参加できて光栄。元気で素直な子に育ってほしい」と話した。