人の体にいいとされている食べ物・飲み物は、愛犬にとってもいいと思いがち。
愛犬についつい与えがちな普段使いの健康食材について、与えてNGかOKかをちょっとだけ解説します。
ほうれんそうは?
ほうれん草を与えるなら、注意が必要です。
赤血球のもととなる鉄分とβ‐カロテンが豊富に含まれていますが、カルシウムの吸収を阻害するシュウ酸も含まれています。
ゆでて水洗いすることで、シュウ酸を減らしてから与えましょう。
与えるなら、ゆでて水洗いし、細かく刻んだ状態で小さじ1杯まで。
朝食の定番、パンは?
パンを与えるときも、注意が必要です。
砂糖やバターなどを加えずに作るバゲットはカロリー控えめですが、表皮はかたいので除き、やわらかい白い部分のみを与えてください。
与える量は、10gまで。食パンの場合は高カロリーな耳を除きましょう。
バターロールやクロワッサンなどバターを多く使うパンはカロリーが高く、肥満のもとになるので与えないで。
こんにゃくは?
NG食材です。
こんにゃくは、腸の健康を維持するのに有効な食物繊維を多く含みます。
成分的には犬にとっても問題ありませんが、食物繊維が多すぎて消化できません。
健康を害する場合もあるので、犬に与えるのはやめましょう。
出典:「いぬのきもち」2017年3月号『ふだん使いの健康食材 犬に与えてOK?NG?』