ペットとして人気のある猫と犬。よく知られている犬の行動の意味が、猫にも当てはまると思っていませんか?
しかし、猫の場合はまったく違う意味になることも!
この記事では、「勘違いしがちな猫の行動」の意味を3つ紹介します。
①しっぽを大きく振っているのは「うれしいから」?
「×」です! 猫の場合、イライラしていて攻撃したい気分なのです!
犬の場合はうれしいときや機嫌がいいときにしっぽを振りますが、猫の場合は逆。イライラと機嫌が悪く、攻撃したい気持ちが強いときに、しっぽを大きく振っているのです。
②おもちゃをくわえてもってくるのは「一緒に遊ぼうと誘っているから」?
違うことが多いです! 猫の場合、子猫に食べ物を与えているつもりなのです。
大抵は飼い主さんを子猫に見立て、食べ物を与えているつもりのよう。
ただし、いつも飼い主さんがおもちゃを投げて遊んでいる場合は、犬と同じ意味かもしれません。
③そばに来て、ゴロンと寝転がるのは「お腹を触ってほしいから」?
「×」です! 猫の場合、「かまって!」というアピールのみですね。
犬では「かまって」+「お腹なでて」のアピールのことが多いのですが、猫の場合はほぼ「かまって」のみ。うっかりお腹をなでると噛まれてしまうこともあります。
猫の行動の意味を犬と同じだと勘違いして接していると、猫にストレスを与えてしまうこともあるかも。猫の行動の意味を理解して、愛猫と仲良くしてくださいね。
出典/「ねこのきもち」2016年6月号『愛猫の行動、こんなふうに思っていませんか? 嗚呼、ありがちカンチガイ23』
文/二宮ねこむ