犬に果物をあげようと思ったとき、飼い主さんは「その果物は犬が食べても大丈夫かどうか」という知識を事前に持っていたいですよね。この記事では、犬にも与えてOKな果物を8つ紹介します。それぞれに含まれている栄養素と、うれしい効果も解説しますね。
①バナナ→整腸作用ですっきり エネルギー補給にも!
カリウム、マグネシウムが豊富なバナナ。カリウムは細胞を活性化させ、筋肉の収縮や腸の運動を助けます。愛犬が疲れ気味のときや、便秘気味のときに与えてみてはどうでしょう?
<与える量>
生で20g程度。皮をむき、表面の筋を取り除きましょう。
②いちご→ビタミンC豊富な低カロリーおやつ
いちごはストレスを軽減するビタミンCがとても豊富で、同量あたりではレモン果汁を上回るほど。カロリーが低いので、おやつとしてもぴったり!
<与える量>
生で20g(小さないちご1粒程度)。ヘタは取り除いて。表面の種は食べさせても大丈夫です。
③りんご→腸内環境を整える! 歯ごたえも◎
りんごに多く含まれるペクチンは、腸内環境を整え便通をサポート。低エネルギーなので、減量中のおやつにも。有機りんご以外は皮をむいてあげてくださいね。
<与える量>
生で20g程度。皮をむき、芯、種を取り除いて小さくカットして与えましょう。
④柿→抗酸化作用のあるβ-カロテンが豊富
柿は、細胞の酸化を防ぐはたらきのあるβ-カロテンやビタミンCを豊富に含みます。食物繊維が多く含まれるので皮はむいて、種の誤飲がないよう気をつけましょう。
<与える量>
生で15g程度。皮や種は取り除き、小さくカットして。かたいものは与えないでください。渋柿はNG!
⑤栗→ビタミンを含みエネルギー補給にぴったり
栗はでんぷんやビタミンを含み、秋のエネルギー補給に適した食材。加熱し、渋皮を取り除いたものを与えてください。
<与える量>
加熱して1個程度。渋皮を取り除き、細かくしてあげましょう。
⑥すいか→おやつに食べて夏バテ回復!
すいかは、その90%が水分。低カロリーなので、ほかの果物に比べ多めに与えても大丈夫です。カリウムが豊富で利尿作用もあるため、夏バテ解消にも効果的!
<与える量>
生で30g程度。皮や種は丁寧に取り除いて。
⑦梨→のどの渇きを癒し、熱を冷ます作用が
梨は、成分の90%が水分。適度な甘さがあるため、空気が乾燥する秋に適したおやつです。ただし、体を冷やすので食べ過ぎると軟便に。少しずつ与えて便の様子を見てあげましょう。
<与える量>
生で20g程度。小さくカットして与えましょう。
⑧メロン→β-カロテンを含む 赤肉メロンがおすすめ!
メロンは水分が多く、また吸収されるのが速い糖分を含むため、食欲がないときにおすすめです。とくに赤肉メロンが多く含むβ-カロテンは、体の抵抗力をサポートします。
<与える量>
生で20g程度。皮はむきましょう。
![](https://scdn.line-apps.com/stf/linenews-issue-1211/item-756895/73edbf7c9ec358cc94be37c274ab7a4b51fb83b2.png)
与えてよい果物だからといって、あげすぎはよくありません。必ず適切な量を守って、食べさせてあげてくださいね!
出典/「いぬのきもち」2016年3月号『ふなっしーが○×判定!犬に与えてOK? NG?食べ物図鑑』
文/Honoka