田村淳、慶應に入学。青学不合格後、「諦められず」出願

この冬、青山学院大学を受験した田村さん。AbemaTVの番組で受験勉強に励む姿やTwitterのつぶやきが話題になったが、結果は全学部で不合格。


それでも、田村さんはあきらめなかった。なぜそこまで、学びを求めるのか? ハフポスト日本版が単独インタビューした。


不合格の「その後」


今年中に、なんとか大学生になれないだろうかと思って情報を集めていました。僕の年齢(44歳)を考えると、とにかく時間がない。1年でも早く入学したい。少しでも可能性があるなら、この春にやれるだけのことは全部やりたかった。そんなとき、慶應大法学部の通信教育課程を知りました。


青学大の最後の「不合格」の結果を受け取った翌日、慶應大の資料を請求しました。


通信教育課程は書類選考で合否が決まります。その中に小論文があって、自分が、法律と向き合いたい理由を数百字にまとめました。古谷経衡さんの『日本を蝕む「極論」の正体』という本を引用し、極論にふれやすい社会の中で、ルールをどう作るべきなのかという自分の問題意識を盛り込みました。人生初の論文でもありました。


正直、心のどこかで「落ちるだろう」と思っていました。それまで全部落ち続けていたので。


僕みたいに中学高校で勉強しなかった人間が、大人になって学びたいと思っても、知識を問うタイプの入試は乗り越えられない。青学の受験で、そう痛感しました。進学校に通っていたような人が、「こんなことも学びたい」と思って学び直しするのとは、ワケが違う。


結果が届いたのは、3月末でした。


仕事中に、妻から「(合否判定の手紙が)来てるよ」と電話がきました。「いいよ、あけて」と言ってまもなく、電話の向こうから妻が「ぎゃー」と叫ぶ声が聞こえて、僕も合格を知りました。


嬉しいはずなんですけど、どこか「入れたんだー」とフワフワした気持ちだったのを覚えています。受験勉強の間は子どもの世話も、お風呂に入れるくらいしかできなかった。妻がとにかく喜んでいて、その姿に「苦労をかけていたんだ」と、改めて気づきました。


4月末の入学式は、妻と娘も一緒に出て、「入学式」と書いてある看板の前で自撮りしました。会場では僕が青学を受けたと知っていた人から、「通信にされたんですね」と声をかけられました。






学びの「壁」


合格が決まってほどなく、教科書の詰まった箱がドーンと送られてきて、勉強する態勢は整ったのですが、すぐに仕事との両立の壁に直面しました。


通信教育課程はレポート提出やテストに加え、夏休み中のスクーリングで単位を取っていきます。


ただ僕の場合、仕事の日程が確定するのが直前なので、テストが受けられない可能性もある。現時点で日程的にテストを受けられると確実に分かっている科目は、1科目だけです。


学びたいという気持ちはもちろんあります。だけど、テストを受けられないかもしれない段階で、レポートを書こうという気持ちが続くだろうか。時間はかかっても単位を取るにはどうしたらいいのか。


めちゃくちゃハードルが高くて、受験勉強でもがいていた時とは違う葛藤があります。いざ受かったら、僕の働き方にはなかなかフィットしていない。


最長で12年まで在籍できるんですが、今のままだとそれでも間に合うか...。仕事を辞めるわけにもいかないので、学び続けられる仕組みを自分で作らないと、と思っています。大学にこだわらなくてもいいかもしれないですけど、とにかく学びたいという気持ちはあるので。




家族との対話で「気づき」を得る


大学で学びたいものはいろいろありますが、そのひとつが「尊厳死」「安楽死」についての考え方です。


2年ほど前、実家の山口県下関市に住んでいる母ちゃんが「私には延命治療はしないで」と突然言い出しました。「元気なうちに意思を伝えとかないと、延命に行きがちだから」と言うんです。


里帰りの時や電話で、家族で何度も話し合いを重ねるうち、みんな少しずつ違う考えを持っていたことが分かった。今は、両親は2人とも延命治療はしない考えです。僕もしない、臓器は提供する。弟はまだ決めきれていない、という状況です。


母ちゃんの意思を自分は尊重できるか。直面しないと正直わかりません。でも、元気な時の母ちゃんの言葉を思い出して、願いを叶えたい。今はそう思って母ちゃんが上京する7月に、本人の意思をビデオに撮る予定です。


この体験から、人の死に方についてどう考えたらいいのだろうか、と思うようになりました。例えば安楽死は日本では法的に認められていません。けれども、安楽死を選びたいという人もいるでしょう。そうしたときに、いまのルールのままでいいのか、議論してもいいだろうと思うのです。




ルールを疑ってルールを作る


僕はルールで規制されていたり、認められたりしていることが、「本当にそれで正しいのか」と疑ったとき、企画の中で表現しようとします。


ちょうどいま、番組で、19歳と20歳の人だけ集めた場で、人は見た目だけで未成年かどうかを見分けられるのかを試す企画を立てています。僕が「20歳だ」に判断した子たちと乾杯して、その中に未成年がいたら土下座する、という内容です。


きっかけは、NEWSの小山慶一郎さんが未成年の女性と飲酒していたという報道でした。小山さんは女性から成人だと聞かされていたそうですが、実際は19歳だった。それに対して、世間は小山さんをバッシングしましたが、僕は違和感がありました。


もし自分が小山さんだったら、この時「本当に20歳以上?」って確認できるでしょうか。未成年が1人もいないことを確約するのが非現実的だと思ったら、今のルールを見直すための議論をするべきじゃないですか。僕は「店が確認する方法をとってほしい」と思っています。


こんな企画をしたら面白がってどんどん真似する人が増えるかもしれない。問いから企画が生まれ、勝手に広がりだしていくのなら、解決策を求めずに単なる不祥事で終わらせるよりずっといいと思っています。





振り返れば、子どもの頃からこんな性格でした。


小学校の児童会長に立候補した時、「廊下は走るな、から時々走ってもいい、とルールを変える」という公約を掲げました。先生たちが「廊下は走るな」という割には、雨の日の部活では廊下を走るというダブルスタンダードに、疑問を覚えていたから。


先生の揚げ足取りのつもりだったんですが、当選しました。校長先生も、全校集会で「廊下は時々走ってもいい」と宣言しましたよ(笑)




適切な問いかけができれば、ルールや人を変えられることもある。こういう経験から何となく感じていたんだと思います。


「白黒はっきり」から「白なの?黒なの?」


僕が世に知られるきっかけになったのは、「ガサ入れ」という企画でした。浮気を疑う男性の依頼を受け、恋人の家に侵入調査し、浮気しているのかしてないのか、白黒をつける企画でした。


でも今は、白黒はっきりさせず、「白だと思う?黒だと思う?それはなぜ?」と問う番組を作りたい。白か黒か、自分はどう思うのかを考えてもらうきっかけを作りたい。


先日、哲学者の萱野稔人・津田塾大教授とラジオ番組で話をしたとき、こんな質問をされました。


今年4月から、性同一性障害の人が、性転換手術をするのに保険が適用されるようになりました。それを受けての質問です。この世の中には、例えば小指とか右手とか、自分の身体が自分のものとは感じらない「身体完全同一性障害」に悩む人がいます。この人が、自分の右手を切断する手術をするのは現在の法律では保険適用外ですが、今後、保険は適用されるべきですか?


僕は答えが出せませんでした。だけど思ったんです。こういう問いは、「正解」を出すのが目的の問いではなく、考え始めるための問いなんだと。


僕はこうした「問いかけ」をできるようになりたいと思いました。勉強し尽くしても議論しても、簡単に答えが出ない問いに出会いたい。


学ぶって、知識を得ることだけではなくて、問いを深めていくことでもあるんだと思います。学べば自分が変わるし、自分が変われば、新たな問いを立てられる。問いを通して僕は、また新しい道を歩くことができる。


昨日までは「A」だったけど、色んなことを吸収して、今日「B」になる。


そんな態度を「一貫性がない」という人もいると思うけど、僕にとっては、これこそが学びの本質であり成長するということだと思っています。


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フジロックは、なぜYouTubeでの世界同時配信を決めたのか

7月27日から3日間にわたって開催される「FUJI ROCK FESTIVAL'18」のステージが、YouTubeで世界に向けて生配信される。1997年に始まって以来、初となる試みだ。

同フェスを運営するSMASHによると、フジロックの存在や出演するアーティスト、特に邦楽アーティストを「世界に知ってもらえること」が、YouTubeでのライブ配信に踏み切る決め手になったという。

4ステージの一部アーティストのステージを生配信

フジロックは、新潟・苗場スキー場で開催される国内最大級の野外ロック・フェスティバル。

2018年はノーベル文学賞受賞者のボブ・ディラン、ピュリツァー賞音楽部門を受賞したケンドリック・ラマー、N.E.R.Dがヘッドライナーを務める。

豪華なラインナップに注目が集まっているが、主要ステージのGREEN STAGE、WHITE STAGE、RED MARQUEE、FIELD OF HEAVENでのライブの一部や、出演アーティストのインタビュー動画などを公開するという。

ライブ配信によってフジロック自体を知ってもらったり、邦楽アーティストと出会ったりする機会を作ることが狙いだ。SMASHの担当者はハフポスト日本版の取材に対し、以下のように展望を語った。

「フジロックフェスティバル自体そして、出演いただくアーティスト、特に邦楽アーティストをYouTubeによる全世界配信で世界に知ってもらえることが、ライブ配信を決めた一番の理由です」

「今までフジロックの名前は知っていたが、サイトを見たり、出演アーティストを知ろうとしていなかった方にも気軽に見ていただき、興味をもっていただける機会になればと思います」

ライブ配信の対象となるアーティストはこれから順次発表されるが、邦楽アーティストからはサカナクションやエレファントカシマシ、マキシマム ザ ホルモン、The Birthday、Suchmosなど、日本の音楽シーンを牽引するアーティストたちが出演予定だ。

全世界での発信をきっかけに、邦楽アーティストの認知が広がり、世界進出のチャンスが生まれる可能性もある。日本の音楽界にとって画期的な取り組みと言える。

出典: YouTube

「もちろん初の試みですので、若干の懸念はありますが...」

スマホや動画配信サービスの普及により、ライブをネット上で生中継する国内のアーティストも徐々に増えつつある。

海外では、アメリカ最大の野外フェス・コーチェラ(Coachella)などがYouTubeでのライブ配信を行なっており、2018年はビヨンセによる圧巻のパフォーマンスを生配信。

日本のTwitterでもトレンド入りするほどの反響を呼んだ。

YouTubeのライブ配信は「無料」で楽しめる、というのもポイントだ。

「仕事で行けない」などの理由で"フジロック参戦"を断念する人や、興味を持っている人が、気軽にフジロックを楽しめるようになる。

一方で、ライブ配信によって「来場者が減るかもしれない」などの懸念はないか。この問いに対し、担当者は以下のように話す。

「もちろん初の試みですので、若干の懸念はありますが、それよりもライブ配信を観て、くやしい想いをされた方が翌年来場いただけるのではと期待しております」

その場にいる臨場感、アーティストと観客の間で生まれる一体感。

これは現地にいるからこそ味わる、フェスの醍醐味だ。

YouTubeでのライブ配信をきっかけに、世界にいる音楽ファンがフジロックの魅力を知り、アーティストを発掘する機会が増えることに期待したい。

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大乱闘の末…試合が3人対5人に。バスケW杯予選

バスケットボールの国際試合で、稀に見る大乱闘が起きた。乱闘に関わったとして13人の選手が退場処分となり、コート上でプレーする選手が足りなくなる事態となった。

乱闘が起きたのは、7月2日にフィリピン・マニラであったFIBAワールドカップ2019アジア1次予選、オーストラリア対フィリピン戦。3ピリオド残り4分ごろ、ドリブルで突破しようとしたフィリピンの選手とそれを止めようとしたオーストラリアの選手との間で、激しい接触プレーが起きた。

その直後、フィリピンの選手が相手のオーストラリアの選手に肩からぶつかった。オーストラリアの選手は思い切りふっ飛ばされ、コート上に倒れこんだ。

そこから、コートは修羅場と化した。

審判の笛が鳴り響いたと同時に、別のオーストラリアの選手が、味方を突き飛ばしたフィリピンの選手を殴り倒したのだ。






両チームの選手は加熱し、関係者も入り乱れての押し合い・殴り合いが始まった。相手に飛びかかる選手やイスを投げつける人もおり、混乱状態に陥った会場は、しばらく収拾がつかなかった。

ベンチにいたメンバーも含め、ほぼ全ての選手がコート上に上がったフィリピンに対して、オーストラリア側はコートに入ろうと興奮気味の選手をスタッフ陣が制止していた。試合はしばらく中断となった。

FIBAによると、この乱闘で、両チーム合わせて13人が退場処分となった。9人を欠いたフィリピンは、残り時間を3人で戦わなければならなくなったが、その時点で48-79と大きくリードされ、勝ち目はなかった。

AAPによると、残ったフィリピンの選手2人がわざとファウルをして退場すると、コート上に立てるプレーヤーが1人になり、FIBAのルールに基づいて試合が終了。その時点のスコア89-53で、オーストラリアが勝利した。

FIBAは、近日中に両チームに対する処罰を発表する。

オーストラリア・バスケットボール協会のアンソニー・モーレ氏は、騒動を受けて次のような声明を出した。

「オーストラリアは、今夜マニラで行われた対フィリピン戦で起きた騒動を深く後悔している。そこで起こったことやオーストラリア代表が取った行動に深く失望している」


同じグループの日本は...


この試合は、FIBAワールドカップ2019アジア1次予選、グループB首位オーストラリア(世界ランキング10位)と2位フィリピン(30位)の最終戦だった。

日本(48位)も同じグループBに所属し、同じ日に行われた台湾(55位)戦で108対68で勝利し、3位で2次予選進出を決めた。

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ウガンダでSNS税導入 「 Twitterにログインできない」

アフリカ内陸部のウガンダで、恐るべき税金が国民に課税されることになった。

それは「SNS税」だ。7月1日から新法が施行された結果、TwitterやFacebook、Instagramなどのソーシャルメディアのサービスを利用するためには、プロバイダー利用料とは別に税金を払わなければいけない。CNNなどが報じた。

首都カンパラからレポートしたBBCの記者は「政府を批判するためにSNSがよく使われるので、今回の税金は政治的な観点で有効だろうという意見が現地では多い」と伝えている。



大統領が発案 「ゴシップを拡散している」




SNSを利用する国民は、1日につき200ウガンダ・シリング(約5.7円)を払う必要がある。年間で2100円ほどで、これは1人当たりの国民所得630ドル(約7万円)の3%近くになる計算だ。携帯電話事業者がSIMカードに対して課税。1週間単位や年間単位で支払うオプションも用意されている。

発案したのは「ゴシップを拡散している」と、SNSを以前から批判していたムセベニ大統領だ。

BBCによると、3月に財務大臣にあてた手紙の中で「ソーシャルメディア税は政府の収入を増やし、借金や補助金を減らすことができる」と効果を強調。その上で、教育・研究などに使うのに影響を及ぼすためにインターネットの利用そのものには課税しなかったとした。

現地紙「デイリー・モニター」は、「目が覚めたらTwitterにログインできなかった」と、7月1日の異変に戸惑う数々の国民の声を紹介している。


選挙当日にSNSへのアクセス遮断をした過去も


ウガンダは、1970年代のアミン大統領の統治時代は、アフリカ最貧国のひとつとして取り残されていた。1986年以降続くムセベニ政権下で外国支援を受けて経済成長を始めたが、2007年時点で貧困率は31%と依然高い状況だ。

LUSH公式サイトのレポート記事によると、2016年2月に行われたウガンダの大統領選挙では、投票日当日にSNSへのアクセスが遮断された。

電気通信会社「MTNウガンダ」はTwitterで「ウガンダ通信委員会(UCC)より、社会的秩序と安全への脅威に備えて、すべてのソーシャルメディア、電子マネーサービスへのアクセスを遮断するよう指示を受けました」と通知。

その後、ムセベニ大統領は、ユーザーが「嘘を言わないようにするため」にSNSをブロックしたと記者団に伝えていたという。

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育児はお母さんだけのもの?アカチャンホンポが包装を変更

1人の女性の疑問から始まった署名運動が、わずか1カ月で企業を動かすことになった。

「全国のお母さんを応援します」。

現在、ゼロ歳の長女を育てている大阪市の早川菜津美さんは、ベビー用品などを扱う専門店「アカチャンホンポ」のオリジナル商品「水99%Super」シリーズのおしりふきを愛用している。累計で3億パック近く(2018年1月時点)を売り上げた、人気商品だ。

側面には、「全国のお母さんを応援します」というメッセージが書かれている。


オムツ替えのたび、一日何度も手にする商品。そのたびに、早川さんの中で違和感が少しずつ膨らんできた。

「赤ちゃんの世話をするのは、お母さんだけなの?」


早川さんが気になっていたのは、この商品だけではなかった。

書店で手にした育児本、タイトルには「ママのための◯◯」などと書かれている。自治体の育児学級では「お母さんがしっかり気をつけてください」と説明されたこともあった。

「私は自分の子を育てている。でも、社会から『子育ては母親の、女性の役割』と押し付けられるようで、ストレスを感じます。「応援」は、決して悪いことではない。でも、『子育ては母親だけがするもの』という固定観念を刷り込んでしまう危険性があると思いました」

「自分の存在が認められていない、脇役のようでつらい」

また、早川さんの周囲で、疑問を持っていたのは女性だけではなかった。

友人の夫は、育児グッズで「『お母さんを応援』と言われると、自分の存在が認められていない、脇役とみなされているようでつらい」と話していた。

「育児を『お母さん』の責任にするようなメッセージばかりが世の中に溢れていては、男性の育児参加も増えず、参加しようとする人の意欲も逆に削がれてしまうのではないでしょうか」。

日本の男性の家事・育児参加時間は44分、女性は3時間28分(2016年社会生活基本調査)。5年前の調査を比べて男性の参加時間は2分増えたが、依然として差は大きく、先進国の中で最低となっている。


わずか1カ月後、赤ちゃん本舗はパッケージ変更


そこで、5月17日、早川さんは親しい友達らと署名サイトchange.orgで運動を開始した。内容は、運営会社「赤ちゃん本舗」に対し、パッケージのメッセージを変更してほしいと要望するもの。この呼びかけに対し、5000筆を超える共感の声が集まった。

署名とともに寄せられたコメントには、「母親だけを、子育ての当事者にしない社会にしたい」「まだまだ父親の育児が広がっていない。その社会の改善のためにも、パッケージ変更を」などの声があった。

また、叔母の立場で育児をしているという当事者からのコメントや、子育てをしている同性カップルについて言及する人もいた。

署名を提出してわずか1カ月後の6月末、同社はパッケージ変更を決めた。同社によると、現在の商品在庫がなくなり次第、順次、新しいパッケージに切り替えていくという。

同社CSR推進・広報部の担当者はハフポスト日本版の取材に対して、「時代の流れを加味し、ご意見を真摯に受け止めて見直しの決断に至りました。当社は元々「スマイルな育児を」というコーポレートメッセージを掲げ、子育てをする皆を応援したいと思っています」と話した。

署名の成功を受けて、早川さんは「同性カップルなども想定していましたが、署名を始めてから、さらに色々な形態の家族があると知りました。今回の投げかけが、多様性を認める社会の役に立てばうれしいです」と話している。

「保護者」「子供の養育者」のかわいい言葉ってないの?


取材の中で、早川さんはこうも話していた。

「育児商品を作る企業に、ジェンダーバイアス(性別による役割についての固定的な観念)はあっても、悪気があるわけではないと思うんです。キャッチコピーとして『ママ』『お母さん』という表現がかわいいから、つい便利に使ってしまう気持ちもわかる気がする。だから、『保護者』に変わる新しい言葉を探したい」。

早川さんらは署名運動を機に、グループbaby stepを結成して、今後も活動を続ける予定。「新しい言葉」のアイデアも募集したいと話している。

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道路がこんにゃくに?中国の衝撃的な瞬間、カメラは捉えた

中国四川省の広安市で7月1日、暴風雨の影響で、道路が崩壊した。BBCなどが報じた。

CCTVの動画が、その衝撃的な瞬間を捉えていた。

約50メートルに渡って、道路がゆっくりと沈み、土砂が崩れるのを防ぐ擁壁が崩壊している。

道路がまるで、こんにゃくのようだ......。


出典: YouTube



CNNによると、広安市では猛烈な雨が続いていたが、1日夕方に散発的な揺れが生じたという。この崩壊後、当局はすみやかに、その区域を迂回するように人々を誘導した。

技術者は2日、土砂崩れの現場調査を開始。復旧計画の策定に着手している。

中国南部で雨季が迎えており、広西省と広東省でも地滑りが報告されている。

この夏は湖南省の村落でも地滑りによって、7軒の家屋が倒壊し、12人が巻き込まれ、1人が亡くなったという。

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ハワイ州、日焼け止め規制法案に知事が署名 サンゴ礁保護

アメリカ・ハワイ州のデイビッド・イージー知事は7月3日、サンゴ礁に有害な成分を含む日焼け止め剤を禁止する法案をアメリカで初めて署名した。CNNなどが報じた。サンゴ礁への悪影響を防ぐのが狙い。2021年1月1日に施行される。

規制の対象になるのは、オキシベンゾンとオクチノキサートという2つの化学物質を含む市販の日焼け止め剤で、販売や配布が禁止される 。

これらの化学物質は紫外線から肌を守るのに役立つ効果がある一方、論文などでサンゴ礁の死滅につながる影響が指摘され、環境団体などが規制を求めていた。だが、企業や同州の商工会議所、皮膚科学会などからは皮膚がんへの影響への懸念などから規制反対の声も上がっていたという。

日焼け止め「コパトーン」を販売している製薬大手のバイエルは、デンバーポストの取材に対し「これらの化学物質の制限は、太陽の有害な光線から守るためには効果的ではない。安全で効果的と考えられている日焼け止め成分の使用を除外することは、消費者の選択を制限するだけでなく、皮膚がん予防の努力にも反している」と述べた。

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ミスユニバース、トランスジェンダーが代表に。大会史上初

美を競う世界的なミス・コンテスト「ミス・ユニバース」の2018年度スペイン代表に、トランスジェンダーの女性が選ばれた。トランスジェンダーが世界大会への出場権を得たのは、1952年からの開催史上初となる。

アンジェラ・ポンセさん(26)は6月30日、23人が参加したスペイン大会で見事優勝し、世界大会への出場権を獲得した。

大会前、彼女は自身のInstagramで「私の目標はLGBTQコミュニティーだけでなく、すべての人を代表し、包容力と多様性と相互尊重の重要性を伝えることです」と綴っていた。


出典: Instagram


出典: Instagram


出典: Instagram



ロイター通信によると、ミス・ユニバースはかつてトランスジェンダーの大会参加に反対しており、2012年のカナダ大会では参加者のジェナ・タラコヴァを「トランスジェンダー」という理由で一時失格させ、激しい批判を浴びた。その後同機構の代表を務めるドナルド・トランプ氏の意向で、失格を撤回し参加資格を認める決定を下したという。

ミス・ユニバース世界大会は今年12月、フィリピン・マニラで開催予定だという。

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小便小僧も「赤い悪魔」 ベルギー代表ユニフォームに変身

サッカー・ワールドカップロシア大会の決勝トーナメント1回戦で日本を破ったベルギー代表。彼らを応援するため、首都ブリュッセルの観光名所になっている「小便小僧」の像も試合があるたび、赤いユニフォームを「着る」ことになっている。




小便小僧は、高さ約55センチ、重さ約17キロ。裸の男の子が小便をしている姿をかたどった像だ。小便小僧の公式サイトによると、前回ブラジル大会でもユニフォームをまとい、観光客らが集まって写真を撮るなどしていた。

日本戦があった7月3日(日本時間)でも「赤い悪魔」(ベルギー代表の異名)姿を披露した。

小便小僧は祝い事などがある場合に「コスプレ」することになっており、過去にはピエロやモンゴルの民族衣装、南アフリカの大統領を務めた故ネルソン・マンデラ氏の衣装などを着せられたことがあるという。

ベルギー代表は7月7日(同)、準々決勝でブラジルと対戦する。

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79歳で現役デザイナー、菊地武夫氏に学ぶ感性の育て方

(文・山田敏夫)

W杯でサッカー日本代表がコロンビアに勝利した6月19日。私はファクトリエのメンバーやお客様と一緒にバーで観戦したのですが、その直前にお会いしていた菊池武夫さんも応援も加わっていただきました。
菊池武夫ではなく、「TAKEO KIKUCHI」と表記した方が馴染み深いかもしれません。日本のメンズファッション界の第一人者である菊地さんは、今年で79歳になります。私の倍近い年齢なのですが、とてもそうは思えないくらいの若さとエネルギーがあり、サッカーに関しても私たち以上に詳しい知識をお持ちでした。

■8年のブランクを経て、73歳で復帰

菊地さんは65歳を迎えたとき、「TAKEO KIKUCHI」を若い世代に引き継ぐために第一線を退きます。しかし、73歳でクリエイティブ・ディレクターに復帰。身を引いている8年の中で、会社やブランドに対する成熟、そして成熟に起因する閉塞を感じ、今一度ブランドにエネルギーを注ぐために現場復帰を決めました。
リタイヤして悠々と余生を過ごすという生き方もあったはずです。あれだけの成功を収めたのですから、「もうハングリー精神は残っていないのでは」と考える向きもあるでしょう。しかし、菊地さんの話を聞いていると、人を突き動かす原動力はハングリー精神だけではないと感じます。
もともと由緒ある家柄に生まれた菊地さんは、逆境を跳ね返す形でアクションを起こしてきたわけではありません。私はこれまで、欲深い人は自分の境遇にコンプレックスを持っているというイメージをなんとなく持っていました。W杯に絡めて言うと、貧しい家庭に生まれた少年が自分の未来を変えたいと強く願い、飢えたようにサッカーに打ち込む。こういった反骨心が成功につながるケースもありますが、人の欲は必ずしもハングリー精神だけから生まれるわけではないようです。

■好奇心が感性を育てる

菊地さんの原動力となっているものーー。それは好奇心です。ファッションに限ることなく、色々な方面にアンテナを張っていらっしゃることが会話の端々から伺えます。サッカーの情報に関しても、アンテナが敏感にキャッチしているのでしょう。
フィルターをかけずに様々な情報を取り入れようと、自宅から会社までは歩いて通勤されているそう。まだ見ぬ景色と出会うために、片道15kmのルートは毎回変えているとのことです。
「自分をワクワクさせるものと出会いたい」という好奇心を持ち、能動的にアンテナを張り、心が揺さぶられることを楽しむ。こうして感性を育て続けているからこそ、今も現役のデザイナーとして多くの人たちに刺さる洋服を生み出せるのです。
年齢とともに感性は衰えていくという声も耳にしますが、それはきっと自分の過去やスタイルに捉われているから。人間であることの不確実性や余白を大切にし、いいと思ったものを柔軟に取り込んでいけば、いくつになっても感性は育てられるのだと感じました。

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