おもちゃ「治療」、笑顔励みに35年 札幌の「ピーポー」

01.10 05:00 北海道新聞

 おもちゃを無料か部品の実費で直す、道内の草分け的存在の札幌市のグループ「おもちゃ病院ピーポー」が、発足35年目を迎えた。1~4月はクリスマスやお年玉のプレゼントの修理依頼が増える時期。毎週水曜に「病院」を白石区民センター(南郷通1南8)の料理室に開設し、子供の笑顔を励みに修理している。次の「診療日」は10日。

 「人形から音が出なくなってしまったんです」。昨年12月27日、親子連れ3人がおもちゃを抱え、区民センターを訪ねてきた。「診断しますね」。代表の高山路子さん(68)が手際よく電池ボックスや人形の内部を調べた。

 ピーポーは「おもちゃを通じて子供と交流し、物を大切にする心を育てたい」と、1984年に発足した。現在は主婦や元電力会社員など女性2人、男性5人が医者役を務め、毎週水曜の午前10時~午後4時に活動している。

 札幌市をはじめ、江別、石狩など近郊からの依頼が多く、34年間で「治療」した玩具は約2万1千個に上る。修理は無料で、モーターやスピーカーなど部品を交換した場合は部品の実費が必要となる。

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「諦めず、妥協せず、ただ一歩一歩」荻田さん南極点到達

01.08 11:25 北海道新聞

 日本人初の単独徒歩、無補給での南極点到達に挑んでいた上川管内鷹栖町の冒険家、荻田泰永(やすなが)さん(40)が日本時間の6日午前1時45分ごろ(現地時間5日午後1時45分ごろ)、南極点に到着し、衛星電話を通じて東京都内の事務所で待つ支援者らに報告した。50日間かけて1126キロを歩き抜いた遠征を振り返り「諦めず、妥協せず、ただ一歩一歩、踏み出し続けてきた。今は一安心しています」と声を弾ませた。

 事務所によると、無補給単独徒歩での南極点到達は日本人初で、世界でも20人余りしかいないという。

 6日午前、支援者や報道陣が待機する事務所に成功を報告した荻田さんは「明日から歩かなくていいな、という安堵(あんど)感もある」と笑いを誘った。午後にはラジオにも電話出演した。

 荻田さんはチリを経て、昨年11月18日(同17日)に南極大陸沿岸部を出発。厚い氷に覆われた標高約200メートルのスタート地点から約2800メートルの南極点まで、食料やテントなど約100キロの荷物を載せたそりを1人で引いて登った。強い向かい風や吹雪に見舞われながらも、ほぼ予定通りの日数で目標に到達した。

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「ホタテバーガー」全国優秀賞 道大谷室蘭高生が考案

01.08 11:15 北海道新聞

 高校生の自由な起業アイデアを競う第5回ビジネスプラン・グランプリ(日本政策金融公庫主催)が7日、東京都内で開かれ、全国の385校3247件から選ばれた上位10組が企画を披露し、北海道大谷室蘭高が2年連続で優秀賞(6~10位相当)に輝いた。

 同校3年の岩村航輝さん、梅津妃菜さん、小笠原穂美さん、菊池諒さん、小島大貴さん、菅田弥玲さん、福嶋駿人さんの7人が出場。室蘭産の食材を全国にアピールしようと、だし巻き卵で包んだホタテをタラコとワサビのソースで味付けした「ホタテバーガー」を考案し、道の駅での販売や、ふるさと納税の返礼品にすることなどを提案した。

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日ハム栗山監督が絵本読み聞かせ 岩見沢の児童養護施設

01.08 10:57 北海道新聞

 【岩見沢】プロ野球北海道日本ハムの栗山英樹監督が7日、市内の児童養護施設光が丘学園を訪れ、子どもたち約30人と交流した。

 栗山監督は日本ハムの選手会が著者の絵本「もりのやきゅうちーむふぁいたーず ほしのせかいへ」の読み聞かせを披露。絵本をスクリーンに映しながら語り、子どもたちを喜ばせた。

 質問コーナーでは「夢をかなえるには何が必要か」との問いに対し「諦めたら終わってしまう。難しいことがあっても諦めず頑張って」と激励した。

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雪像作りいよいよ 雪まつりの雪輸送始まる

01.08 10:33 北海道新聞

 2月1日に開幕する「第69回さっぽろ雪まつり」の雪像作りに使う雪の搬入が7日、札幌市中央区の大通公園などで始まった。大通公園西8丁目会場で雪輸送開始式が行われ、陸上自衛隊員ら約350人が、作業の安全を誓った。

 大通、すすきの会場(2月5~12日)と、東区のつどーむ会場(同1~12日)で雪像計201基を作り、必要な雪は5トントラック約5500台分。南区の滝野霊園や石狩管内当別町太美などから搬入する。

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「キハ183系」安平で保存を 鉄道愛好家ら寄付呼び掛け

01.08 09:56 北海道新聞

 道内初の特急用ディーゼル車として旧国鉄が開発した「キハ183系」の初期型の先頭車両を保存しようと、道内の鉄道愛好家らでつくる「北海道鉄道観光資源研究会」(永山茂代表)が資金集めを始めた。必要額が集まれば、ベージュ地に赤を配した旧国鉄の「特急色」に塗り直し、2019年4月にもオープンする胆振管内安平町内の道の駅に展示する。

 キハ183系の初期型は1981年から道内で特急列車の花形として、札幌と釧路を結ぶ「おおぞら」などに使用された。現在、定期運行はなく、石北線を走る「オホーツク」の代替車両などに使われている。キハ183系の後期型車両を使う「北斗」(札幌―函館間)が今年3月のダイヤ改正で違う型式の「スーパー北斗」にすべて切り替われば、後期型が「オホーツク」の代替車両などに回され、現存する5両の初期型は順次解体される見通しだ。

 これに危機感を持つ同研究会のメンバーは、JR北海道から有償譲渡の承諾を得た上で、1日からインターネットで車両保存に必要な小口の資金を募る「クラウドファンディング」(CF)を始めた。目標額の610万円を塗装費や運搬費などに充てる。期限とする3月30日までに目標に届いた場合は2両目の取得も目指し、最終的に計1100万円を集める方向だ。

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今季初の流氷観測 オホーツクの日の出岬沖

01.08 05:00 北海道新聞

 【紋別】紋別海保は7日、オホーツク海をパトロール航海中の巡視船そらち(325トン)が同日午前7時45分ごろ、雄武町日の出岬の北北東約85キロ沖合で今季初めて流氷を観測したと発表した。流氷を確認したのは去年より5日遅いが、ほぼ例年通りという。

 同海保によると流氷帯は北方面に続き、サハリン付近から南下する流氷帯の一部とみられる。さまざまな形状の流氷が混在し、比較的平坦で直径20メートル以下の「板氷」が7割で、ほかは厚さ10センチ以下の薄氷など。流氷帯では船が破損したり、身動きできなくなる恐れがあるとして、周辺を航行する船舶に注意を呼びかけている。

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柔らか温か光の彫刻 札幌でイサム・ノグチ「あかり展」

01.07 05:00 北海道新聞

 世界的彫刻家イサム・ノグチ(1904~88年)が日本のちょうちんを基にデザインした照明器具の企画展「イサム・ノグチ あかり展」が6日、モエレ沼公園(札幌市東区)にある「ガラスのピラミッド」で始まった。「光の彫刻」とも呼ばれる36点が、和紙と竹ひごが織りなす柔らかな明かりで会場を包んでいる。

 ノグチは51年、岐阜県を訪れた際、和紙越しに温かな光を放つちょうちんに引かれ、「あかり」のデザインを始めた。生涯で約200点を手がけ、今も広く販売され、親しまれている。本人は晩年、「あかりは、生涯で1番の作品」と周囲に語っていたという。

 入場無料で、3月4日まで。午前9時~午後5時。月曜休館(祝日の場合は次の平日)。問い合わせはモエレ沼公園(電)011・790・1231へ。

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あったか首巻き、シシャモ柄 鵡川高生考案、町をPR

01.06 11:17 北海道新聞

 【むかわ】町特産のシシャモをモチーフにしたネックウオーマーを鵡川高(唐川智幸校長)の生徒がむかわ町観光協会と共同開発した。昨年12月中旬に50点を製造、その半分ほどの販売分がほどなく売り切れる人気だ。観光協会は「さらに40点を販売し、反応をみながら生産量を増やしていきたい」と話し、今月下旬にも追加販売したい考えだ。

 鵡川高が独自の学校設定科目として2017年度に新設した「むかわ学」で、観光について学ぶ生徒23人が考案。黒のフリース生地にシシャモの図柄の刺しゅうをあしらった。1点2200円。生徒に23点を配布し、他は観光協会のホームページで販売した。

 昨年11月に行われた、観光協会の荒舘康治事務局長(43)によるむかわ学の講義で、生徒たちが観光客向け商品のアイデアを出し合った。「寒い冬にぴったりで実用性があり、シシャモの町もPRできる」と観光協会が商品化させた。

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旭岳で不明の男性を遺体で発見 足跡を頼りに追跡

01.05 05:00 北海道新聞

 【旭岳温泉】東川町の大雪山系旭岳(2291メートル)で4日、行方不明となっていた道外の20代とみられる男性が死亡した事故。男性は携帯電話を所持していなかったが、入山した2日以降は目立った積雪がなかったため、道警山岳救助隊の発見につながった。

 旭川東署などによると、男性が発見されたのは、旭岳ロープウェイ姿見駅(1600メートル)から北北西約1・5キロの標高1450メートル地点で、登山道から外れた沢の中。あおむけの状態で薄手の黒いウインドブレーカーの上下にスニーカー姿だった。食料はほとんど持ってなく、首などに獣にかまれたような痕があった。

 救助隊は、2日に男性と一緒に入山し、3日に単独で下山した岩手県の10代女性の証言を頼りに、3日から姿見駅周辺を中心に捜索。4日はさらに捜索範囲を広げて発見した。救助隊で捜索の指揮を執った道警本部地域企画課課長補佐の松本孝志警部は「風が強かったものの大きな積雪がなかったため、登山道から沢に至る足跡を頼りに男性を発見できた」と振り返った。

 同署などによると、2人は自殺目的で旭岳に入山したとみられる。(吉川幹弘)

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