◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 初日(27日)◇鳴沢ゴルフ倶楽部(山梨県)◇6,587yd(パー72)
力強いショットでギャラリーを魅了した。2週間ぶりに国内復帰したアン・シネ(韓国)が4バーディ、2ボギーの2アンダー「70」でプレー。首位と6打差の22位スタートを切った。
「もったいないところも残りましたが、初日と考えればまあまあの出来だと思います」。イーブンで折り返した後半10番(パー5)の3打目では、残り186ydから6mにつけてバーディ。最終18番(パー5)でも6mのパットを沈めてバーディ締めとしたが、「芝のコンディションが東南アジアのような感じでラインが読みづらかった。苦しかった」と振り返った。
一時帰国した前週は韓国ツアーに参戦。25日に再来日して調整したものの、移動の疲れが残っていたという。疲労した体が欲していたのか、前日26日にはうなぎ弁当をホテルで完食。韓国のうなぎは冷凍のものが多いと言い、「日本のうなぎは柔らかくて、フワフワですごくおいしかった。昨日は本当に疲れていたが、うなぎパワーで元気に打てた」と笑った。
相棒にも変化を求めた。今週から1Wのヘッドの色を白から赤に変更。「赤いほうが小さく見えるし、今のところとてもいい」と好感触。会場の鳴沢ゴルフ倶楽部は標高が1000mほどあり、飛距離の計算は難しくなるが「韓国でも似たような環境で優勝したことがあります」と自信をのぞかせた。
ホールアウト後は、クラブハウス前で待ち受けるファン50人以上に笑顔でサイン。暑さの中、4日間大会を戦い抜くスタミナ面にも不安はないようだ。(山梨県鳴沢村/玉木充)