「お腹のむくみ」に悩んでいる人は少なからずいるはず。ガスがたまる、お腹がゴロゴロする、便秘気味などその症状はいろいろだけど、むくみによる不快感はツライもの。Instagramでフィットネス・モデルとして注目を集めるミシェル・ミドルトンさん(30歳)も、お腹のむくみに悩む1人だったのだとか。
そんな彼女が「お腹ポッコリ」な症状の前後の写真を公開したところ、大きな反響が! コスモポリタン イギリス版によると、彼女は自分のお腹のむくみの原因を突き止めたのだそう。
「お腹がむくんでいるときの私(左と中央)! こんなにポッコリするなんて、驚きでしょ!?」
アメリカ・ワシントン州バンクーバー在住のミシェルさんは、10万人以上のフォロワーを持つ人気インスタグラマー。トレーナーの資格を持っているわけではないけれど、エクササイズやボディビルディングに情熱を傾ける日常を投稿し、フィットネスに関心が高い人たちを励ます存在。
健康に気遣い、フィットネスを欠かさないという彼女。でも上記の投稿では、実は「ポッコリお腹に悩んでいた」ことを告白。
「家で自分1人で過ごすときや、仲の良い友人たちに囲まれているだけならお腹がむくんでも気になりません。でも(ボディビルの大会に出場するなど)公の場でビキニ姿になる場合、お腹が膨らんでしまうことは恐怖でした」とミシェルさん。
しかし彼女の場合、お腹がポッコリしても、数時間で症状は消えるのだそう。夜寝る前にむくんだとしても、朝にはペッタンコに。
この症状について、食事療法士であるクリスティン・クロザースさんは、「お腹のむくみは、大腸でガスが過剰発生することが原因の可能性も」と解説。
「多くの人がお腹のむくみを経験済みです。しかし(それが一過性のものではなく)継続的に起こる場合、過敏性腸症候群やセリアック病(グルテンに対する免疫反応によって発症する自己免疫疾患)、特定の食物に対する不耐症など、消化器系の問題が原因かもしれません」
特定の食物が、腹部膨満感や過敏性腸症候群を誘発する場合もあるそう。「高FODMAP食とは、単糖、二糖、オリゴ糖、ポリオールの一部が多く含まれている食品を差します。腸内細菌によって大腸で分解される炭水化物のグループですが、腸内で発酵するため過剰なガス発生を引き起こしてしまうこともあるのです」とクロザースさん。
この高FODMAP食と言われる食品には、健康的な印象のものも。例えば、意外なことにマンゴー、ハチミツ、タマネギ、ニンニク、リンゴなどの食品も、腹部膨満感を誘発する可能性があるのだとか。
ミシェルさんのお腹のむくみも、原因は高FODMAP食だったとのこと。「ヨーグルト、ブロッコリー、カリフラワー、アスパラガス、リンゴ、ナシ、スイカなどを食べると、お腹が膨らむことが分かりました」。
お腹ポッコリの私。ある特定の食品を摂取すると、いつもお腹がむくんでしまうの。でもFODMAPについて知ったことで救われたわ! (私の場合)腹部膨満の症状がでても、それは数時間のこと。たくさん水分を取り、高FODMAP食品を避け、ジムでたくさん汗をかくことを心がけているわ。
ミシェルさんは原因が分かった今、お腹のむくみの引き金になる食品は避けているそう。
「ポッコリお腹を見せたくない日には、こうした食品を避けています。この症状を抱えていることは正直ストレスではあります。食物不耐症や腹部膨満感のツラさについて知らない人も多く、(私のように)食事にも気をつけ、運動もしているのに、なぜお腹がポッコリ出てしまうのか理解してもらえないからです。私自身も以前は原因が分かりませんでしたが、今はコントロールできています。(原因が分かったことで)ホッとしています」
ミシェルさんがInstagramで告白したところ、同じ悩みを抱えるフォロワーから数多くのメッセージが寄せられたそう。「自分だけがひどいむくみに苦しんでいたわけではない、と共感できたことが嬉しかった」というコメントが多かったんだとか。
「お腹のむくみを写した写真を投稿するたびに、大きな反響があります。皆、自分のネガティブな側面は見せたがらないものです。でもお腹がペッタンコの写真や、6パックの"完璧な体"の写真を見せるよりも、ポッコリお腹を見せたことで多くの人とつながることができました」
ミシェルさんの体験談を受け、クロザースさんは「痛みを伴う腹部膨満が定期的に起こる場合、消化器系の問題や特定の食品への不耐を疑ってみましょう。まずは医師の診察を受けてください」と提案しています。
※この翻訳は、抄訳です。
Translation: 宮田華子
COSMOPOLITAN UK