こんにちは。ママライターのシュストルです。今回は、息子が3歳半健診で、発達障害の疑いがあると診断されたときの話をお伝えします。結果として、一年後の健診で発達障害ではないと診断されましたが、息子が幼過ぎる行動をとるたびに、発達障害と親のしつけについて考えさせられます。
3歳半健診で色が答えられない
私の夫は外国人で、私たち家族は、長い期間を国外で過ごします。息子の周りで日本語を話すのは私だけです。そんななか、日本で3歳半健診を受けたときのこと。「この色は何？」という質問に、息子は答えられませんでした。
私は相談室に入り、医師に「息子は日本語が苦手なだけだ」と話をしました。その後も、さまざまなテストを受け、できることもあればできないこともありましたが、最終的には「発達障害の疑いがある。様子を見ましょう」と医師に言われてしまいました。
発達障害なのか、親のしつけのせいなのか
レゴブロックを組み立てたり、本の内容を覚えたりする点では、息子はほかの子よりも優れているところもありました。そのため、息子が店で走り出したり、大声で怒り出して止まらなくても、手のかかる子だと思う程度でした。
ところが、周りからは、私が息子に対して甘過ぎる、しつけが悪いと言われることも。そう指摘されるたびに、息子に厳しくすることもありました。
そのため、3歳半健診で発達障害の疑いがあると言われたとき、「本当にそうかも知れない」という思いと、「いや違う、私のしつけが悪いだけだ」という思いで毎日悩みました。
彼の個性と親のしつけを考える
一年後の健診で、息子は発達障害ではないとの診断を受けました。テスト結果は、同年代より優れている部分と劣っている部分の両方がありましたが、ふだんの生活でも、ほかの子より優れている部分と劣っている部分の差が大きい息子。
以前は、劣っている部分を直そうと、厳しくしつけをしていました。周りからのプレッシャーもありましたが、今では彼の個性を大事にして、優れている部分を伸ばそうと、視点を変えました。
息子は、いまだに幼い子のように自分の感情を強く出します。それは、のちに発達障害と診断されることになるかもしれません。でも、私には彼の優れた部分もきちんと見えています。今はその個性を大切にしたいと思っています。（TEXT：ママライターシュストル）
クックパッドベビー編集部