こんにちは。ママライターの青海真理子です。私は現在3人目を妊娠しています。前回の出産は、正期産を迎える前に子宮口が開いてしまい、早産となってしまいました。そのような経緯もあって、今回の妊娠は初期のころから子宮頸管長を調べてもらっていました。そんな私が今回の妊娠で体験した話をお伝えします。
子宮頸管長が短い……「子宮頸管無力症」の診断
妊娠14週のころです。妊婦健診で子宮頸管の長さを測ってもらっていました。医師は「短いなあ」と呟き、渋い顔をしながら話し始めました。
「子宮頸管長が短く、また子宮口もとてもやわらかいです。今すぐ危険があるわけではありませんが、この先、長期入院になる可能性があります。これから20週を迎える前に、シロッカー手術をするかを考えていきたいと思います」
自覚症状もないのに、子宮頸管長が短くなっている……。私は「子宮頸管無力症」と診断されたのです。
そして妊娠19週で危険な状態に
その後、2週間に1回、子宮頸管長を調べるために私は産科に通っていました。そして19週を迎えたとき、頸管長が3cmの長さまで短くなっていたのです。
「これは危険ですね。来週、シロッカー手術を行いたいと考えています。手術が成功すれば、8割以上の確率で正期産まで迎えることができますが、術後に破水や陣痛がくるリスクがあります。どうしますか?」と、医師から説明がありました。
前回の経緯があったので、私は手術を受けることを承諾しました。
手術は成功!そして現在32週を迎えた
シロッカー手術は、シロッカー糸というもので子宮頸管を縛り、早産の予防のために行う手術です。私の場合、手術時間は15分~30分くらいでした。しかし、術後に強い張りが起こる危険性があるため、張り止めの点滴をしながら様子を見なくてはならないのですが私の入院期間は4泊5日で済みました。
幸いなことに、私の手術は成功し、現在32週まで迎えることができました。臨月までもう少しありますが、ここまで切迫早産で入院することなく、やってこれたのは間違いなくシロッカー手術をしたからです。
「子宮頸管無力症」は早期発見が難しいのだそうです。それでも、少しでも情報があると安心するものです。私の体験が、妊娠中の方の参考になれば幸いです。(TEXT:ママライター青海真理子)
クックパッドベビー編集部