金正恩は国際社会に明るいプロ、訪朝した米国務長官が語る
・「Fox News Sunday」に出演したアメリカのポンペオ国務長官は、北朝鮮の金正恩氏について、「国際社会の動向に注意を払っている」「プロフェッショナル」だと述べた。
・ポンペオ長官は、CBSの「Face the Nation」でも金正恩氏との会談について語っていて、正恩氏は複雑な議論になっても一切メモを必要としないと述べた。
・ポンペオ長官が今回の北朝鮮訪問について語るのは今回が初めてで、正恩氏とは「かなりの時間を」ともに過ごしたと言う。
アメリカのポンペオ国務長官は13日(現地時間)、今回の北朝鮮訪問について初めて語り、金正恩氏との会談の様子を明かした。
「Fox News Sunday」に出演したポンペオ長官は、正恩氏と「かなりの時間を」ともに過ごしたと言い、同氏は「複雑な問題にも対応できる」「プロフェッショナル」だと述べた。
CBSの「Face the Nation」では、正恩氏について印象に残ったことを明かした。
「情報をきちんと押さえている、非常に聡明な人物だ。複雑な議論にも強い。わたしが少し変わった質問をしても、彼は答えた。メモはなかった。委員長である正恩氏とわたしは直接話し合った。両国の交渉を成功させるための道筋について、しっかりとした議論ができた」
ポンペオ長官は正恩氏が「国際社会の動向に注意を払って」いて、西側諸国の報道を追っていると言う。「この番組もどこかの時点で見ているだろう」と長官はFox News Sundayの司会者に語った。
6月12日に予定されている金正恩氏とトランプ大統領の歴史的な会談について、ポンペオ長官は「我々の2人のリーダーが歴史的な成功をもたらす可能性がある」と述べた。
一方でFox News Sundayの司会者が、金正恩氏とトランプ大統領が繰り広げた過去の攻撃的な発言の応酬について改めて話し合ったのかと尋ねると、ポンペオ長官は「いや、それは話題にならなかった」と答えた。
[原文:Pompeo describes what it was like meeting Kim Jong Un: He watches American TV, doesn't need 'notecards' to discuss complex topics]
(翻訳、編集:山口佳美)