・スタートアップは有望だがリスキー。スモールビジネスの20%はわずか1年で失敗に終わる。
・だがベンチャー投資家でリンクトイン共同創業者のリード・ホフマン氏は、そうした古い常識を打ち破る手法を知っている。
・ホフマン氏は新著でその手法を「ブリッツスケーリング(Blitzscaling)」と呼んだ。不確実な状況の中で、効率よりもスピードを優先させるという意味。
・この手法は「生きるか死ぬか」の状況の中でリスクを取る必要がある。だが、競争優位を手にすることができる。
スタートアップには避けられないリスクがある ── スモールビジネスの20%は最初の年に失敗し、5年後まで生き残るのは50%のみ。
シリコンバレーのスタートアップの古き良きストーリーは、ガレージで数人の従業員で起業し、着実に成長して数百人の従業員を抱える企業になるというもの。だがこれは例外、お手本にはならない。
多くの企業がそれぞれ違った経緯をたどる。確固とした基盤を持ったスタートアップが常に競争を勝ち抜いて、一大勢力を築くとは限らない。
浮き沈みを経験する企業もあれば、長い時間をかけてゆっくり、少しずつ成長する企業もある。
ベンチャーキャピタルGreylock Partnersのパートナーでリンクトイン共同創業者のリード・ホフマン氏は、急成長を遂げる方法を知っている。急成長は、アマゾンやグーグルのような企業が存在する世界で生き残るために欠かせない。
同氏の新著「Blitzscaling: The Lightning-Fast Path to Building Massively Valuable Companies」は、企業が急速に成長し、業界で先頭に立つための戦略とテクニックをに焦点をあてた。
ホフマン氏は、彼が「ブリッツスケーリング」と呼ぶものをスタートアップが使う方法を解説したプレゼンテーション資料をBusiness Insiderに送ってくれた。
「ブリッツスケーリング」は効率よりもスピードを優先し、不確実な状況でも急速に成長し、市場で競合を打ち破るためのものだ。
見てみよう。
Blitzscaling: Book Trailer from Reid Hoffman
(翻訳、編集:増田隆幸)